2017年8月に僕はマリオットのプラチナチャレンジをすることを決意した。SPGアメックスでホテルのゴールド会員になってからずっと考えていた事だった。
家族でプラチナ会員の特典を活かせることやブログのネタになるSPGやマリオットリワードのプラチナ会員はとても魅力的だった。
そんな理由で始めたプラチナチャレンジだったが、短期間で次々とホテルに泊まる過程で僕はホテル修行を楽しめていない自分に気づいた。
無事にチャレンジを終了することができたけど、プラチナ会員になった今だからこそ話せることがある。ホテル修行の後悔やメリットとデメリットについて、僕が感じた上級会員の憂鬱を語ろう。
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ホテルの上級会員になるメリット
SPGアメックスでホテルの上級会員になってから、僕のホテルへの考え方は大きく変化した。以前は人に任せていたホテルの手配を自ら行うようになったし、時には旅程をホテルの空き状況で変更したこともあった。
「ホテルなんて寝たらどこも一緒じゃない?」と友人には言われたし、僕もそう思っていたことがある。
けれどもSPGやマリオットのゴールド会員としての宿泊を経験し、質の高いホテルに宿泊することが価格以上に快適だという事に気づいた今ならこう言える。
「ホテルはどこでも一緒ではない、寝ても覚めても。」
海外旅行や出張で快適に過ごして次のミッションに備えるためにはホテルは厳選する必要がある。もちろん予算との兼ね合いは常に存在するのが悩ましいところではあるが…。
僕がそう思えるようになったのはSPGアメックスというクレジットカードのお陰だろう。この心境の変化こそが僕にとってSPGアメックスの一番のメリットだったのかもしれない。
SPGアメックスの詳細や特典、入会キャンペーンについてはSPGアメックス(AMEX)の友達紹介キャンペーンで審査を通過、特典で高級ホテルの上級会員になる裏技 を読んでほしい。
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マリオットのゴールド会員として地域格差を実感
僕はSPGアメックスを発行してからゴールド会員として十数か所のSPGやマリオットのホテルに泊まった。プライベートの時もあれば仕事で宿泊したこともあった。
そこで分かったのは同じブランドのホテルでも国や地域によって、施設の充実度合いやサービスのレベルは様々だということだ。例えばマリオット系列のコートヤードというブランドのホテルはヨーロッパではまあまあのホテルになる。ゴールド会員の扱いも通常客と大差はないと感じられた。
しかし、アジア圏のコートヤードでのゴールド会員の扱いは全く違った。見た目が豪華でサービスがイマイチなホテルが多い中国では、コートヤードのスタッフの対応や朝食はひと際輝いて見えた。
中国には仕事で何度も行っているがホテルを快適だと思ったことがなかった。けれども初めて中国で宿泊したコートヤードの朝食やスタッフの対応は、それまで僕が知っていた中国のホテルのそれとは雲泥の差だったのだ。
中国でコートヤードに宿泊した時のことについては【SPGアメックス】スイートルームへアップグレードのホテル宿泊記「コートヤード バイ マリオット杭州武林」でゴールド会員の威力を実感を読んでほしい。
同じくアジア圏の日本でも同じことが言える。まだ日本にはマリオット系列のホテルは多くはないが、他のブロガーさんの宿泊記を拝見するとやはり快適な部類のホテルと言えるようだ。
もにもにたさん (id:monimonita333)の泊まった琵琶湖マリオットなんてコスパが良すぎるのではないかと思う。
コートヤードに関しては僕の拙い宿泊経験や情報だけで物を申すのはどうかとも思うが、敢えてこう言おう。
「コートヤードに泊まるならアジア圏で」
こんな風に同じホテルブランドでも明らかな地域格差が存在することを学んだ。その中でゴールド会員として様々な特典(アップグレードやラウンジなど)を経験することで僕は多くの知見を得ることができたと思う。
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プラチナチャレンジのメリット
そして僕はゴールド会員よりも上のプラチナ会員という存在があることを知った。プラチナ会員はゴールド会員よりも上の特典(メリット)を享受することができる。
例えばSPGのプラチナ会員になるとお部屋のアップグレード特典が下記のように変更になる。
・ゴールド会員:より良いお部屋
・プラチナ会員:空き室の中でもっとも良いお部屋
※SPGとマリオットの会員はリンク可能、一方のプラチナ会員になれば同じレベルの会員になることができる。
SPGはワイキキにロイヤルハワイアンやシェラトンワイキキなどの有名ホテルを持っている。家族旅行の時に「もっとも良いお部屋」にアップグレードされたらなんて思いつつ、僕はマリオットのプラチナチャレンジをする決心を固めた。
プラチナチャレンジの詳細についてはSPGアメックスのゴールド会員からプラチナ会員を目指して~マリオットのプラチナチャレンジと家族の幸せ~を読んでほしい。
マリオットではプラチナ会員になるためには通常75泊の宿泊が必要だが1年間でそんなにホテルに泊まることはできない。
しかしプラチナチャレンジなら、はるかに少ない宿泊数でワンランク上の会員になることができる。マリオットの場合は期間内に9滞在(9泊ではない)でプラチナ会員になれるのだ。
家族旅行のためにホテル修行でプラチナ会員になろうと決意した僕の心はとても晴れやかだった。そのお陰で、
「久しぶりにワクワクしながらホテルを予約した」
あんなに楽しく旅程を計画したのはいつ以来だろうか?おそらく家族でビジネスクラスでハワイ旅行を計画していた時以来だと思う。
プラチナチャレンジの最大のメリットはそんな風に僕に刺激をくれたことだった。もちろんプラチナ会員になった今は次の宿泊で特典を経験して再びメリット感じるのだろう。
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プラチナチャレンジにはデメリットも存在する
ここまで僕が感じたメリットばかりを強調してきた。けれども光あるところには必ず影があるように、プラチナチャレンジにはデメリットが存在する。
例えばマリオットやSPGは決して価格の安いホテルではない。短期間で規定の宿泊に達するためにはそれなりの費用がかかるというのもホテル修行のデメリットの一つといえるだろう。
ホテル修行の後悔、薄れていく感動に気づく
そしてもう一つ、個人的にはこちらの方がデメリットとして大きいと感じていることがある。それはSPGやマリオットのホテルに対して「感動が薄れていく」ということだ。
僕は短期間に集中してマリオット系列のホテルに宿泊を繰り返して、自分の中のある変化に気づいた。それはこういうことだ。
「アップグレードに感動しない自分がいた」
最初の内は部屋がアップグレードされるだろうか?とドキドキしていた。マリオットのゴールド会員にとってアップグレードは確約ではない。けれどもいつの間にか「アップグレードされて当然」と思い始めている自分がいた。
こんな風に物事に慣れて感動しなくなる経験は何かに似ているな…と考えていたら陸マイラーになった時の経験と同じだと気づいた。
人生なんてマイルで変わる ~ANA・JALマイルを貯める陸マイラーの提言~は僕が陸マイラーになったばかりの頃に感動を書き綴った記事だ。けれども今はこの時の気持ちや感動はかなり薄れてしまっている。
サクララウンジやビジネスクラスは当初、僕にとっては新鮮でそこで経験するもの全てに感動した。けれども何度も経験するうちに感動は薄れていったのだった。
そして同じようにプラチナチャレンジを経て、僕のホテルに対する感動も薄れていくのだろうか…?残念ながら答えはYESの可能性が高いだろう。
これが僕が感じたホテル修行の最大のデメリットであり、直面せざるを得ないホテル修行の後悔である。
まとめ:そもそも僕が感動する必要はなかった
誤解のないように断っておくと、僕はマリオット(SPGも)のプラチナ会員になったことを後悔している訳ではない。ただ、自分の心境の変化に戸惑っているというのが本音になる。
初めてSPGアメックスを発行してSPGホテルに宿泊したハワイ旅行、マリオットで子供が熱を出して大変だったことやスイートルームへのアップグレード。これらは全て僕のホテルに対する良き思い出となっている。
ホテルへの感動が薄れていくことについては遅かれ早かれ時間の問題だったのかもしれない。プラチナチャレンジはただそれに拍車をかけただけだろう。
冷静に考えれば僕は既に何度もホテルで感動を味わった。だから自分の感動が薄れていくのは許容すべきなのだろう。
そもそも僕がプラチナチャレンジを始めた理由は家族旅行の為だった。僕が感動したのと同じように…
家族が感動してくれる日を楽しみにしようと思う。
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