テレ朝news

逮捕の背景に“兄の執念” 過去に接触の女性が協力(2017/11/01 17:53)

 神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件は、衝撃的な事実が次々と明らかになっている。警察が容疑者にたどり着いた経緯には、行方不明になった妹を捜す「兄の執念」があった。

 「約2カ月間の間に9人を殺害した」と供述している白石隆浩容疑者(27)。その9人のなかには、17歳を含む10代後半の女性が4人いるという。夏ごろに白石容疑者とみられる男と会ったという女性はこう話す。
 飲食店の従業員(20代前半):「お酒も手をつけないし、女の子と話を楽しむような感じではなく、『病んでない?』とか『自殺したいと思ったことない?』とか『もしそういうことがあれば手伝うよ』とか。怖かったです」
 自殺願望を持つ女性を探して犯行に及んだとみられる白石容疑者。金を奪うことや乱暴することが目的だったと供述している。今回の事件、白石容疑者逮捕に重要な役割を果たした2人の協力者がいることが分かった。1人は行方不明になっている東京・八王子市に住む23歳女性の兄だ。自殺願望があった妹を心配した兄は妹と接触したとみられる男がいることをつきとめ、ツイッターで情報提供を呼び掛けると、それに応じたのが男と接触したことがある別の女性だった。兄から相談を受けた高尾警察署は女性に捜査協力を依頼し、男を誘い出してもらったところ、白石容疑者が現れて捜査員が尾行。自宅に戻ったところを踏み込んでいた。

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