アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するウクライナ出身のフォトアーティスト、アニヤ・アンティさんが発表した作品「Butterflies In My Stomach」。
ちょっぴりグロテスクなんだけどかなりファンタジックな雰囲気、だけどその意味するところはけっこうモダンなんだ。
作品名にもなっている「I have a butterfly in my stomach.(お腹の中に蝶々がいる)」は英語の慣用句で緊張した状態をあらわすらしい。
アニヤさんが青い蝶々に込めた願いは、うつ状態からの開放にあるという。
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お腹をぱっかりんこで蝶々が舞う!?
Butterflies in my stomach - Editing timelapse - Anya Anti
「Butterflies In My Stomach」は、アニヤさんの腹部がぱっくりと裂け、丸見えとなった骨の上に蝶々がヒラヒラと舞うというシュールファンタジーなビジュアルアート。
もちろんリアルに腹部が切開したわけではない。蝶々を配置した骨格模型の写真と自分の写真をフォトショップで合成しているんだ。
その作業の様子を映した4分30秒ほどのタイムプラス動画が公開されている。実際の撮影には約3時間30分かかったらしい。
青色の蝶々は「うつからの解放」を表現
アニヤさんによるとこの作品は、ストレスや不安、悩みからの解放を表現しているのだとか。
ここ数年、アニヤさんはうつ病を患っていたそうで、
どんよりと暗い思考と気分を抱えていたわ。この作品は自分の人生を見直して、新しく生まれ変わるためのチャレンジなの
と語っている。
自分の中で生まれて育った苦しさとか悲しさとかいう名の蝶々を思い切って外に出してみたならば、あら案外綺麗だったのね。
・・・なんてそう簡単にはいかないかもしれないが、体の中にあるものを思い切って開放してみるイメージ。そんな視点で自分を見つめてみるのも悪くないかもしれない。
via:Anya Anti / Boredpanda / YouTube / Instagramなど / translated by usagi / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
一期一会のトゥルットゥー!
2. 匿名処理班
素晴らしい。具体的に病気の名前と治療方法を知りたい。
何という薬を飲んだのか。
カウセリングは受けたのか。
何歳から病気になって何歳で治ったのか
治療期間は何年かかったのか。
他に治療をしたのか
とても重要な部分なのでぜひとも知りたい
3. 匿名処理班
切って治す時代は終わった。
4.
5.
6.