東京オリンピック・パラリンピックを翌年に控えた再来年に放送されるＮＨＫの大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺～」の新たな出演者が発表され、主役の１人となるマラソン選手、金栗四三の妻の役を綾瀬はるかさんが演じることになりました。

「いだてん～東京オリムピック噺～」は、日本選手の初めての参加から、昭和３９年の東京オリンピックまでの半世紀にわたる日本とオリンピックとの関わりを描くドラマです。

主役は、日本が初参加した１９１２年のストックホルム大会に出場したマラソン選手の金栗四三と、東京オリンピックの開催に力を尽くした田畑政治の２人で、金栗役を中村勘九郎さん、田畑役を阿部サダヲさんが演じます。

１日は東京・渋谷のＮＨＫ放送センターで、主役を演じる２人も出席して記者会見が開かれ、金栗とゆかりのある人々を演じる新たな出演者１３人が発表されました。

このうち、金栗の妻、春野スヤの役を綾瀬はるかさん、養母、池部幾江の役を大竹しのぶさん、そして兄、金栗実次の役を中村獅童さんが、それぞれ演じることになりました。

綾瀬さんは「非常にわくわくしています。初めましての俳優の方々や、慣れ親しんだスタッフもいて、今から撮影が楽しみでなりません」と意気込みを語っていました。

このほか、金栗とともに日本で最初のオリンピック選手に選ばれた三島弥彦の役を生田斗真さん、ストックホルム大会の日本選手団の監督、大森兵蔵の役を竹野内豊さん、金栗が進学した東京高等師範学校の校長で、講道館柔道の創始者、嘉納治五郎の役を役所広司さんが演じます。

役所さんは「痛快で展開がごつごつしていて、こういう台本はあまり見たことがないのですごく楽しみです。皆さんも楽しみにしていてください」と話していました。

大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺～」は、再来年の１月から１年間、放送されます。