コンドームの正しいつけ方 | ||
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【コンドームの準備について】 | ||
1 コンドームは自分で買いましょう。 ラブホテルにおいてあるものや友人にもらったものは安心できない場合があります。自分で買うようにしましょう。 2 自分にあったものを選びましょう。 コンドームにはいろいろなサイズや形があります。自分にあった形のものを選びましょう。 3 保存方法、携帯方法に気をつけましょう。 コンドームのそばに防虫剤があると変質する可能性があります。防虫剤のない場所に、直射日光を避けて保存しましょう。温度が高くならない場所にすることも大切です。 コンドームを持ち運ぶ時に、財布にそのまま入れたりすると痛んでしまいます。ハードケースに入れるとよいでしょう。 4 爪は短く切っておきましょう。 爪が伸びているとコンドームを傷つけてしまうことがあります。注意しましょう。 |
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【コンドームをつけるタイミング】 | ||
1 挿入する前につけましょう。 射精する時だけ使用していても、妊娠も性感染症も防ぐことは出来ません。カウパー氏腺液にも精子や病原体が含まれています。 オーラルセックスの場合も同様に、はじめから最後までコンドームを使用しましょう。以前は、性感染症といえば性器に感染していましたが、最近では、ノドに感染してしまう人も増えています。 2 安全日でも使用しましょう。 エイズなど性感染症を予防するためには、いつも使用する必要があります。妊娠を希望する時以外は、使用しましょう。 |
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【コンドームのつけ方】 | ||
1 袋を開けるときは、コンドームを端に寄せてから。開けた部分は完全に切り離しましょう。 コンドームに傷をつけないために、コンドームを開けるときは中身を片方に寄せてからにしましょう。また、切り開いた部分でコンドームを傷つけないように、開けた部分は完全に切り離しましょう。 |
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2 爪を立てずに精液だめの空気を抜く。 コンドームの先端の細くなった部分のことを精液だめといいます。ここに空気が残っていると、射精時にコンドームが破裂することがあります。爪を立てないようにしながら精液だめをつまみます。 3 勃起したペニスの皮を根元までたぐり寄せる。 包皮に余裕がある場合は、ペニスの皮を根元までたぐり寄せておきます。 |
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4 コンドームをペニスの先端にあて、毛を巻き込まないようにして根元まで巻き下ろす。 コンドームに毛を巻き込むと、コンドームが破損することがあります。それに痛いです。毛を巻き込まないようにしながら、コンドームを指の腹でゆっくりと巻き下ろしていきます。 |
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5 根元にあるコンドームを包皮ごと先端方向に動かす。 コンドームの根元を持ち、ペニスの包皮ごとペニスの先端方向に動かします。こうすると、ペニスの根元にたぐりよせておいた包皮が現れます。包皮の根元がピンと張るまで動かします。 |
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6 コンドームを再び巻き下ろす。 現れた包皮をコンドームで覆います。これで装着は完了です。 |
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【コンドームのはずし方、捨て方】 | ||
1 射精したらすぐに抜く ペニスは射精後すぐに勃起状態がゆるみます。そのため、射精後直ちにペニスの根元でコンドームを押さえながら、膣や肛門からペニスを抜きます。 2 コンドームは生ごみで 精液が入ったコンドームは、精液が漏れないように縛って生ごみに出します。トイレに流さないように。 3 2回目は体を洗ってから 続けて性行為を行う場合は、体を洗ってからにしましょう。体のどこかに精液が付着している可能性があります。 |
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動画です。 |
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<<このページは岩室紳也先生の「エイズ・いま、何を、どう伝えるか」(大修館書店)を参考にして作成しました。>> | ||