先日書きました変態バイクの記事、
これが思いのほか好評を頂いたものですから調子に乗って第二弾です。
今回は「変態カスタムバイク」を中心にご紹介していきます。ではどうぞ。
もくじ
未来っぽいやつ
画像はいわゆる【金田のバイク】です。大友克洋さんの「AKIRA」という漫画に登場した有名なバイクですね。まさに未来のバイクといった感じのフォルムです。
さてこの金田のバイクが世にもたらした衝撃はかなりのものでした。というかそれ以降の「近未来的なバイクカスタム」は全部この金田が元となり発展していると言っても過言ではないでしょう。
たとえば↑このバイクですね。まあこれはCGの合成写真なんですけど金田とイメージ似てますよね。とりあえずタイヤ太くして全長を長くしておけばOKといった感じです。なぜかライダーがSUZUKI(※変態メーカー)のツナギを来ているのもポイントですね。
そして世界のHONDAは、
これも実在しないコンセプトカーなんでしょうけどHONDAさんはこんなのを考え付いたみたいです。全体から醸し出されるホワイトベース感。フロントフェンダーら辺からコアファイターとかが飛び出してきそうです。というかまともに走れるのでしょうか。さすがは見境無く「楕円ピストン(※前回記事参照)」とかいう変態機構を考えたメーカーですね。(失礼)
続いてはこちらです。
『GANTZ(ガンツ)』ですね。頑張って意識の外からぬらりひょんを殺して下さい。
それともう一つ、一輪のバイクです。
なんでしょうね、一輪の二輪(謎)が流行っているんですかね。どう考えてもバランスの取りようがなさそうです。ジャイロかなんかでバランス取ってるんでしょうか。
で、実はこのバイクは市販されているのだそうです。お値段は34万円ですって、あらまぁ意外とお安いのね。欲しい方はこちら(RYNO Motors)からどうぞ。
その他にも四輪のバイクとか空飛ぶバイク(もはやバイクではない)とかいうネタもあるんですがね、画像貼ると無駄にギガを食うのでこの辺で止めておきます。
大きくしてみた
大は小を兼ねる、ということで「とりあえず大きくすれば強いんだろ?」的な発想のバイクです。
乗ってる女性が虫みたいに見えますそれぐらい大きいです。どうしてメリケンはこういう変態バイクを作るんでしょうか?本当に意味が分かりません。
続いてこちら。もっと大きくしてみました。
うしろに補助輪が付いているのが最大のポイントです。(もはや二輪ではない)
では大きいシリーズの最後をどうぞ。
大きいのもそうなんですがよく見るとエンジン付いてないんですよ。ええ、自転車ですコレ。つーか絶対重くて動かないだろ。
長くしてみた
長は短を兼ねる、ということで「取りあえず長くすれば偉いんだろ?」的な発想のバイクです。
ロンスイ(※スイングアームをロングにするカスタム)です。ハヤブサでやってる人多いみたいです。あと昔流行ったホンダFTRとかでもこのカスタムは多かったです。FTRの場合はさらにバッテリーを外してスカチューン(※スカスカにするだけ)仕様も多く見かけた気がします。長くすると何が良くなるのかは分かりませんがとりあえず偉そうな感じになれるのは確かです。
長くするシリーズ、続いては定番の、
ロングフォークですね。古くはピーター・フォンダのキャプテン・アメリカ号(映画『イージーライダー』)からの系譜となるハーレーの定番チョッパースタイルです。これは本当に「長ければ長いほど偉い」の価値観が素でまかり通る世界です。「君の、なかなか長いね。まあ俺のはもっと長いけどさ」『・・・くっ!』みたいな。写真のやつは長さを求めすぎてフレームが意味分かんないぐらい上に突き出してますね。ライダーはフレームの隙間から前方を見てます。ピラミッドパワーが溢れ出てきそうなフレームです。適度な長さならカッコイイんですけどここまで行くと流石に意味が分かりませんね。
なお、自転車でもロングフォークは可能です。ご参考までに。
増やしてみた
多は少を兼ね(略)です。
では早速参りましょう。
前回紹介したド変態バイク【ボスホス】のエンジンは「シボレー製V8エンジン(8200cc)」でしたが、いや待てと。お前んとこはたかがV8だろ?オレなんか9か10気筒ぐらいのお星様だぜ?というもう自分でも何がなんだかよく分からくなってるのがこちらの【ラジアルエンジン(星形エンジン)】です。プロペラ機なんかに搭載されるエンジンです。いや、それは分かったんですけど、でもなんでこのエンジンをバイクに乗せようとしたの?バカなの?
でも見慣れてくると結構カッコよく思えてくるのです。なんか悔しいです。
続いてはこちら。
ハンバーガー・・いや違う・・なんだ・・・あ、あれだ!ハーモニカ?
いいえ違いますエンジンです。それにしてもマジでガイジンの考えることは意味不明ですね。面倒なので気筒数だけ書いてこのコーナー終わります。
48気筒
ゴミ
みなさんバイクの洗車はしてますか?私はしていません。だって面倒ですからね。
と、そんなことを言い続けて数十年経った結果がこちらです。
げっ!汚ねぇ!
だがしかし!実はコレも立派なカスタムなのです。かなり特殊なカスタムの部類に入りますが、RAT(ラット)というスタイルの名称まで存在します。この世界の価値観は勿論「汚せば汚すほど偉い」です。相変わらずの意味の分からなさですね。でもなんとなくカッコイイ気がしてしまうのが憎めないところです。
RATにも種類があるんですかね、こういった錆系のカスタムも存在します。
最後に申し添えておきますが、RATカスタムにおいて最も重要な要素は「バイクが実動すること」なのです。ですのでこれらは見た目クッソ汚ねぇゴミバイクですがちゃんと走ります。なぜなら、走らなければ本当にただのゴミになってしまうから・・・。
番外編&ギャラリー
前回と同様に、最後に写真だけ掲載していきます。ご堪能下さい。それではまた。
ゴム系
海産物系
脳漿飛び散りそう系
ニコラスケイジ系
※注:ニコラス・ケイジは米国では、日本における照英や川越シェフ的な扱い
変態ギャラリー