NZ、外国人の住宅購入が原則禁止に 来年初頭にも

2017.11.01 Wed posted at 17:29 JST

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香港(CNNMoney) ニュージーランドのアーダーン首相は10月31日、既存の不動産について外国人の購入を禁止する考えを明らかにした。ニュージーランドでは不動産価格が高騰し、多くの人々にとって購入が難しくなっているが、アーダーン首相は、外国人による不動産購入がその原因だとみているようだ。

アーダーン首相が記者団に語ったところによると、来年早々から外国人投資家の多くを不動産市場から締め出す方針だという。

ニュージーランドの不動産価格は、低金利や海外からの投資、建築規制などの影響により、ここ数年、大幅な上昇を見せている。

調査会社デモグラフィアが今年初めに明らかにした調査結果によれば、ニュージーランドの最大都市オークランドは世界で4番目に手が出にくい住宅市場だという。

中央銀行によれば、住宅価格は今年に入り約10%上昇している。自宅保有の割合も低下している。1992年には国民の約75%が自宅を所有していたが、これが約60%の割合にまで減少している。

不動産市場に対する外国からの投資について、はっきりとしたデータを入手することは難しい。しかし、当局のデータによれば、取引全体の3%程度を占めているとみられるという。海外の買い手の中では、中国で登録されている人の割合が最も多い。

新しい規則は、外国人による土地の購入や、まだ建設されていない物件については適用されない見通し。また、ニュージーランドやオーストラリアに居住している外国人については適用されないという。

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