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1537話
以前行った酒場だけに、ウンチュウの隠れている地下室に続く酒場までは特に迷うこともなく、到着する。
この酒場にやって来たのは、レイ、エレーナ、マリーナの三人のみ。
ヴィヘラとビューネは宿に残り、イエロは厩舎にいるセトの下へ遊びに行っていた。
酒場の中に入ると、まだ朝方だからということもあってか、客の姿は……
(いたよ。しかも、見るからに昨夜からの客が)
見るからに酔っ払い、テーブルを囲んで未だに飲み続けている五人の男達。
テーブルの上には、幾つもの料理の皿やコップが乱雑に置かれている。
そんな男達を見て、エレーナは微かに不愉快そうな表情を浮かべ、マリーナは仕方がないなといった呆れの表情を浮かべる。
レイもまた、日本にいる時にTVか何かで見た『酒は飲んでも飲まれるな』という言葉を思い出す。
(まぁ、酒場も客商売なんだし、閑古鳥が鳴くよりはこうやって客がいた方がいいんだろうけどな。俺達に絡んでこないのなら、好きにすればいいと思うし)
飲み続けている客達からあっさりと興味を外し、レイはカウンターに向かう。
幸いだったのは、酔っ払い達はもうかなり酔っており、周囲の様子を見るような余裕がなかったということか。
酔い潰れる寸前で、レイ達が酒場に入ってきたのを見ても、特に何か行動を起こすようなことはない。
この点で、レイは運が良かったのだろう。
ともあれ、カウンターに近づくと以前にも会った店主がレイ達を見て驚いた顔をする。
「どうしたんだ、こんな朝早くに」
そういうそっちこそ、朝早くから酒場の仕事が大変そうだな。
そんな思いを抱きつつも、レイは特に表情に出さず口を開く。
「至急、ウンチュウと会いたい。ちょっとこっちものんびりしていることが出来なくなった」
「……分かった」
フードを被っていても、レイの様子から真面目な話だというのは分かったのだろう。
また、ここに来ているのが前回来た面々だということもあり、店主はそのままレイ達を店の奥に連れていく。
酔っぱらい達はあのままでいいのか? と一瞬思ったレイだったが、あれだけ酔っ払っているのであれば大丈夫なのだろうと判断する。
店主が特に気にしている様子を見せないというのも、大きかったが。
そうして以前と同じく地下に降りていき、こちらもまた以前と同じように一定のリズムで扉がノックされる。
そのまま、数十秒程が経ち……
「何だ、こんなに朝早くから」
そういいながら、ウンチュウが扉を少しだけ開けて顔をだす。
口の周りパン屑がついているのは、丁度食事中だったからか。
そのウンチュウは、扉の前にいたのが酒場の店主だけではなく、レイとエレーナ、マリーナの三人であるのを見ると少しだけ驚きの表情を浮かべた。
レイ達が再び自分のところにやってくるのが早すぎたという思いがあるのだろう。
「悪いな、ウンチュウ。実はちょっと話をしておきたいことがあってきたんだ。いいか?」
「まだ食事中だったんだがな。……まぁ、いい。入れ」
そう告げ、レイ達を部屋の中に入るように言う。
「じゃあ、あの酔っ払い共をそのままにして置く訳にもいかないだろうから、俺は上に戻る。用事が終わったら声を掛けてくれ」
店主は部屋の中には入らず、酒場に戻っていく。
少しの時間であればまだしも、長時間酔っぱらい達を放っておく訳にはいかないという判断からなのあdろう。
(まぁ、酔っ払いは全くこっちの予想から外れた動きをするから、そう考えればおかしな話ではないか)
気持ち早足で去っていく店主の後ろ姿を一瞥すると、レイ達は部屋の中に入る。
するとレイが予想したとおり、部屋の中にあるテーブルの上にはパンが数個とチーズが置かれていた。
シチューの一杯でもあってもいいと思ったレイだったが、それがウンチュウの好みだとすれば自分が口を出す必要はないと考え、口にするのを止める。
「それで、用件は何だ? ああ、まぁ、適当に座ってくれ」
今回は前回来た時と違って人数が少ないこともあり、そのまま全員が椅子に座る。
ウンチュウは残っていたパンとチーズを口に運ぶと、そのままコップの水で飲み込む。
「俺達に今回の一件を依頼してきた人物から、昨日連絡があってな。出来るだけ早くこの件を片付けろと催促された」
「……随分と急だな。何があった?」
「ウンチュウに見せたマジックアイテムがあっただろ?」
「ああ。あの……」
レイが持っていた、奴隷の首輪のことを思い出したのだろう。
頷くウンチュウに、レイは自分が予想した内容を話す。
ウンチュウに教えるかどうかは少し迷ったのだが、どのみちウンチュウから紹介されてきたノーコルに予想を喋ったのだから、問題はないだろうと判断したのだ。
そして実際、その言葉だけでウンチュウはレイが何故急いで今回の一件を片付けようとしているのかを理解した。
昨日知った事実をどうやって上の人間に知らせたのか、その方法は全く分からなかったが。
「そうなる。そんな訳で、今日……遅くても明日にでもメジョウゴに襲撃を仕掛けたい」
「……お前の話は分かる。分かるが……それはちょっと、いや、かなり難しい。レジスタンスもすぐに動ける訳じゃないだろうし、こっちもこっちで色々と準備をする必要がある。それに……巨人の一件は、あくまでもお前の予想でしかなないんだろう?」
「そうだな。けど……かなり可能性が高い予想だと思う。それに、元々俺達はジャーヤに対する報復をする為にこの国にやって来たんだ。である以上、もし昨日俺が予想した件が外れていても、地下施設がジャーヤにとって大事な場所なら、襲うには十分な理由がある」
レイの言葉に、ウンチュウは何も言えなくなる。
そう、実際レイ達がこの国に来たのはあくまでも自分達の都合でジャーヤに復讐をする為なのだ。
そんなレイ達と協力すれば、ジャーヤに抵抗するための大きな戦力になるという予想はしていたが……それだけに、レイ達だけで動かれるというのは、出来るだけ避けて欲しかった。
「レジスタンスの方は何て言ってるんだ?」
「今、連絡を取っているところだ。ただ、レジスタンスの方でも戦力を容易にするには相応の時間が掛かる。出来れば数日……可能なら十日程の時間が欲しいと思う」
「無理だな」
ウンチュウの言葉を、レイはあっさりと却下する。
元々、今日これからでも襲撃しようと考えていたのだ。
どんなに譲っても、明日……というのが、レイの正直な思いだった。
「だが、それではレジスタンスの方で戦力を用意出来ないぞ」
「それはそれで構わない。俺がレジスタンスにやって欲しいのは、あくまでもメジョウゴにいるジャーヤに連れてこられた女達が余計な被害に遭わないようにしてもらうことだからな」
「……レジスタンスが納得するとは、到底思えないが?」
「だろうな」
今まで必死に自分達でジャーヤに対抗する為の活動をしてきたのだ。
にも関わらず、国外からやって来たレイ達がレジスタンスを無視し、自分達だけであっさりとジャーヤに攻撃をする。
そして自分達は、周囲に被害が及ばないように活動するだけ。
レジスタンスにしてみれば、今まで自分達がやって来たことは何だったのかといおうことになるだろう。
到底納得出来ることではないというのは、レイにも理解出来る。出来るのだが……わざわざレジスタンスに自分達が合わせる必要があるのかと言われれば、即座に否と答えるだろう。
自分達の行動についてくることが出来ないのであれば、自分達が出来る行動だけをしてくれればいい。
それが、レイの正直な思いだった。
それこそが、レイのレジスタンスに望んでいることなのだから。
「だが、レジスタンスが納得しないのなら、それは別に構わない」
「……下手をすると、ジャーヤだけではなく、レジスタンスまで敵にすることになる可能性があるぞ? それでも構わないと?」
「構わないかどうかといえば、あまりよくはない。けど、それでこっちの行動が遅れれば、その分だけ巨人が増えていくし、無理矢理娼婦をさせられている女は死んでしまうんだぞ?」
「それは……」
レイの言葉に、ウンチュウは言葉を濁す。
実際、ウンチュウの立場では、ジャーヤが壊滅的な被害を受けるのは早ければ早い程いいのだから。
「そんな訳で、こっちはなるべく早く……それこそ、明日の午前中にでもメジョウゴに攻撃する可能性がある」
「……分かった。なるべく早くレジスタンスに動けるように言っておく。だから、出来るだけレジスタンスのことも考えておいてくれ。別にレイだって、好き好んでレジスタンスと関係を悪くしたいとは思わないんだろう?」
「ああ。けど、レジスタンスの方が動かない……動けないのであれば、こっちは動きを躊躇うつもりはないぞ」
半ば言い聞かせるように告げるレイの言葉に、ウンチュウは頷く。
「そっちの用事はもう終わりだな? なら、俺もレジスタンスに連絡を取る必要があるから、悪いがもう帰って貰ってもいいか?」
「ああ。俺達は銀の果実亭にいるから、何か用事があったら連絡してくれ。もっとも、俺達がいつまでもいるとは限らないけどな」
レイの言葉に、ウンチュウは一応といった感じで頷く。
既にウンチュウの頭の中では、これからどうやってレジスタンスと連絡を取り、出来るだけ早く戦力を揃えるのかを考えているのだろう。
そんなウンチュウを一瞥すると、レイ達は席を立つのだった。
ウンチュウの部屋に通じている酒場から出ると、既に時間は朝よりは昼に近いといった時間になっていた。
(何だかんだと、ウンチュウの部屋にいたしな。十時すぎか)
ミスティリングから取り出した懐中時計で時間を確認すると、今日これからどうするべきかを考える。
(今夜もメジョウゴに顔を出しておきたいところだな。シャリアにも会って、少しでも情報を得ておきたいし。食料とかも、情報料代わりに……いや、そうか。娼婦の服装には見えない服を持っていった方がいいか)
食料は前回ある程度置いてきたので、まだ数日は保つ筈だった。
勿論好き放題に食べるような真似をすれば、食料がなくなってしまうかもしれないが……シャリアが現在の状況でそのような真似をするとは思えなかった。……いや、思いたくなかったというのが正直なところか。
持っていくのであれば、いつ何が起きてもすぐに行動出来るように、普通の服装を持っていくのがいいだろうというのが、レイの考えだ。
レイが明日にでも行うメジョウゴの襲撃。
それに乗じて脱出するのであれば、娼婦の如き姿をしているのを見られると間違いなく面倒なことになるのは確実だった。
そもそも、レイ達が行うのはあくまでもメジョウゴにある地下施設の破壊だ。
別に実質的にメジョウゴを支配しているジャーヤを壊滅させるというのが目的ではない。あくまでもレイ達がダスカーから依頼されたのは、報復なのだから。
(そう考えると、実はヴィヘラが色々と怪しくなりそうな気がするけど)
向こう側が透けて見えるような薄衣を身に纏っているヴィヘラは、それこそ娼婦と言われても納得してしまうような格好をしている。
もっともその美貌を考えると、普通の娼婦だとはとうてい思えないが。
「あら」
道を歩いていると、ふとマリーナのそんな声が聞こえてくる。
どうした? とマリーナに視線を向けたレイは、その視線の先を見て……フードを被ったままだったが、その上から顔を押さえる。
何故なら、そこでは見覚えがありすぎる人物が、数人の男を相手に大立ち回りをしていたからだ。
その人物は、ちょうどつい数秒前まで考えていた、踊り子や娼婦を思わせる薄衣を身に纏った人物……ヴィヘラ。
見るからに大袈裟な一撃を放ち、冒険者風の男を吹き飛ばすその様子は、明らかに遊んでいると分かる行動だった
ヴィヘラが本気で殴れば、戦っている男達程度であれば一撃で意識を失う……どころか、命すら失うだろう。
また、本気で倒すのであれば、それこそヴィヘラには触れただけで相手を内部から破壊する浸魔掌というスキルがある。
そこまでいかなくても、最小限の動きで相手を気絶させるくらいは簡単な筈だった。
それがこうもあからさまに戦っているのは、明らかに遊んでいるからだろう。
「あー……何でこんな真似をしてるのやら。そもそも、目立ったら……いや、それは今更か」
レイ達は特に名前を隠すようなこともなく、本名でロッシに入っている。
そうである以上、ここで目立つような真似をしても、もしくはしなくても、大きな違いはないだろう。
「レイ、取りあえずヴィヘラを止めた方がよくはないか?」
「……そうだな」
エレーナの言葉に頷き、レイは遊んでいるヴィヘラを止めるべく一歩を踏み出すのだった。
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