ソレノイドに電気を流すことで内部の弁を動かし、エアの流れを切り替える機器です。
ソレノイドに電気を流している間はエアが給気ポートからAポートに出力されます。電気が遮断されると給気ポートからBポートへの出力に切り替わります。動画のようにシリンダの動作中に電気を遮断すると元の位置に戻ります。
販売中のシングルソレノイドバルブはこちら
シングルソレノイドバルブとは異なり、ソレノイドが2個あります。A側のソレノイドに電気を流すと、給気ポートからAポートにエアが出力されます。B側のソレノイドに電気を流すと、給気ポートからBポートにエアが出力されます。シングルソレノイドバルブと異なり、一瞬でも電気が流れればポートが切り替わったままになります。動画のようにシリンダの動作中に電気を遮断してもポートは切り替わったままなので、元の位置には戻りません。
販売中のダブルソレノイドバルブはこちら
A側のソレノイドに電気を流すと、給気ポートからAポートにエアが出力されます。B側のソレノイドに電気を流すと、給気ポートからBポートにエアが出力されます。電気を遮断するとA、Bポートが閉鎖され、その位置でシリンダが固定されます。電気が遮断した時にその場で停止させたい用途に向いています。
販売中のクローズドセンタバルブはこちら
A側のソレノイドに電気を流すと、給気ポートからAポートにエアが出力されます。B側のソレノイドに電気を流すと、給気ポートからBポートにエアが出力されます。電気を遮断するとA、Bポートのエアが排気されその位置でシリンダが停止します。A、Bポートに圧力が残っていないのでシリンダを手で動かすことができます。電気が遮断されている時に自由に手で動かしたいときに便利です。
A側のソレノイドに電気を流すと、給気ポートからAポートにエアが出力されます。B側のソレノイドに電気を流すと、給気ポートからBポートにエアが出力されます。電気を遮断すると給気ポートからA、Bポートの両方にエアが出力され、その位置でシリンダが固定されます。動画のようにクローズドセンタバルブと同様の動きになりますが、ロッド付きシリンダなどは圧力の加わる面積にロッド分の差があるため、ロッド側に徐々に動作します。
給気ポートにエアを接続した状態で供給弁に電気を流すと、真空ポートから真空が発生します。破壊弁に電気を流すと、逆に真空ポートからエアが出力されます。吸着パッドを使用すれば動画のように供給弁ONで物を持ち上げ移動させて、破壊弁ONで離すといった搬送にも活用することができます。重量のある物の搬送では自重で離れるため、破壊弁は軽い物などの搬送の際に活用します。
こちらの動画は、縦横に交差させたシリンダを2個のシングルソレノイドバルブで駆動させています。シングルソレノイドバルブは電気を流している間のみポートが切り替わります。停電すると強制的にポートが切り替わるため、シリンダは元の位置へ戻ります。例えば縦方向のシリンダにドリルを取付けていた場合、加工中に停電すると両方のシリンダが同時に戻ってしまうためドリルが折れてしまいます。その場合には次の説明を参考に横方向のシリンダをダブルソレノイドバルブにすることによって解決します。
こちらの動画は、横方向のシリンダをダブルソレノイドバルブ、縦方向のシリンダをシングルソレノイドバルブで駆動させています。縦方向のシリンダはシングルソレノイドバルブで動かしているため、停電することで自動的に元の位置に戻ります。横方向のシリンダはダブルソレノイドバルブを使用しているため、停電しても元の位置には戻りません。