画像出典:YouTube/http://www.formula1.com
(マクラーレン メキシコGPでは2台共に完走)
実質ホンダから高給を貰いながら散々ホンダをこ蹴落とした、フェルナンド・アロンソ。
2015年参入前にメルセデスやフェラーリなど他ライバルエンジン、またレギュレーションの精査を怠ったホンダ。
2016年シーズン終わりにロン・デニス失脚などの、お家騒動もあったマクラーレン。
この3年間なるべくして落ちぶれた、
名門チームマクラーレン・ホンダ。
まだ残り2戦残っているが、
ハミルトンの4度目のワールドチャンピオンは確定した。
2018年からはホンダとは契約を終了し、マクラーレン・ルノーとなる。
ワークスの地位を捨てカスタマーとなるルノーエンジンを載せる。それでいいのか?マクラーレン。
今シーズンも結局はワークスエンジンを搭載する、メルセデスAMGとフェラーリの一騎討ちであった。
元々マクラーレンの総帥であった、ロン・デニスが「F1のエンジンレギュレーションではワークスエンジンを持たない限り勝てないし、カスタマーエンジンではタイトルすら取れない」との持論だった。
カスタマーになるとは、最新のPU(パワーユニット)の恩恵を受けることが出来ないのである。
そもそも無能なブーリエやザック・ブラウンなどがチーム内にいりゃ、勝てやしない。
ホンダというタイトルスポンサーを失ったマクラーレンは恐らく、来季は財政に困るであろう。
そのスポンサーを獲得するキーワードは、
フェルナンド・アロンソである。
アロンソは2006年以降タイトルを取れていない。
しかし現役ドライバーでは実力最強と言われ続ける。
その理由はあの無敵の皇帝ミハエル・シューマッハを直接的に倒したからである。
シューマッハが一度引退して、ルノーからマクラーレンに移籍してからアロンソの不運は続く。上位チームに移籍し続けるもタイトルを獲得する事が出来なかった。その間何度か、ベッテルやハミルトンとタイトル争いになったが、競り負けた。
不運はマクラーレンから始まり、現在のマクラーレンに至る。アロンソとマクラーレンは相性が悪いのではなかろうか?と思ってしまうほどにおかしい繋がりである。
2017年はホンダエンジンの明らかなパワー不足で、
アロンソの走りにやる気が見られなかった。
逆にバンドーンの方に速さを感じた位だ。
でも、確かにアロンソには同情しかない。
それ位ホンダエンジンはゴミクズなPUだったのだ。
でもマクラーレンがアロンソに約40億(ほぼホンダが払っている)もの金を出すに値するドライバーなのだろうか?
F1ドライバーとしての「旬」は過ぎてしまったのではなかろうか?
ライコネンは一度F1から撤退して、ロータス・ルノーに戻り、現在フェラーリでも速さを見せている。
僕はアロンソが周りから“現役最強”と持て囃され、腕が落ちたのではないか?彼に速さはもう戻って来ないのではないか?
と思っている。
F1ドライバーの「旬」は突然として訪れる。
不運と言っても、結局運がないのも実力のうちである。だから実力がないのである。
アロンソはホンダと決別し、エンジンがルノーに決まってからというもの、それを喜び来季は楽観視している。
「フラストレーションも溜まっているし、来年は確実に我々は速くなる。ハミルトンとも王座を争える」と、言っている。
果たしてそう上手くいくだろうか?
僕は疑問に思っている。
ホンダもホンダで過去の栄光にすがるしかない、現時点でのF1エンジンPUサプライヤーの位置。
セナが亡くなってからというものの、強いホンダがもう消えて無くなっている。
マクラーレン時代からF1復活して、B.A.Rホンダで拓磨がある程度活躍するも、以後フルワークス後バトンの1勝のみでずっと低迷。
2009年向けのシャーシはホンダ製作も、撤退余儀なくされブラウンGPがドライバーズ&コンストラクターズでダブルタイトル獲得。
もし1992年、あのまま撤退せずにセナと組んでいれば、ホンダはまだ勝ち鞍を重ねてたかも知れない。
セナも生きていたかも知れない。
「would have 」「could have」「should have」
Don't talk about “woulda, coulda shoulda”
(たられば話はやめなよ)
来季からトロ・ロッソにワークスエンジンを供給するホンダ。
是非ともマクラーレンとアロンソにギャフンと言わせる、強力でパワーのある壊れないPUを作って欲しい。
「ああ、ホンダと組んでいれば良かった…」と。
It's too late now.