予備校生の女性殺害 元少年に懲役20年の判決 福岡
去年2月、福岡市の路上で19歳の予備校生の女性を殺害した罪に問われた、同じ予備校に通っていた元少年に対し、福岡地方裁判所は責任能力はあったとしたうえで「残忍な犯行で被害者の無念さは察するにあまりある」として懲役20年の判決を言い渡しました。
去年2月、福岡市西区の路上で、予備校生だった北川ひかるさん(当時19)が刃物で刺されるなどして殺害され、同じ予備校に通っていた当時19歳で現在21歳の元少年が殺人などの罪に問われました。
裁判で検察は懲役22年を求刑し、弁護士は「犯行は病気の影響だった」として、無罪か、刑を軽くするよう求めていました。
判決で福岡地方裁判所の平塚浩司裁判長は「被告は被害者に好意を抱いたが断られ、不眠やいらだちと精神的な障害の症状が合わさって被害者への憎しみが強まったと見られる。犯行のわずか10分後に交番に自首していることなどから、善悪の判断ができ責任能力はあった」と指摘しました。
そのうえで「ナイフやおので多数の傷を負わせた残忍な犯行で、将来ある若さで命を奪われた被害者の無念さは察するにあまりある」として懲役20年を言い渡しました。被害者の女性は事件の直前に受験した第1志望の大阪大学に合格していたことが、事件のあとになってわかっています。
裁判で検察は懲役22年を求刑し、弁護士は「犯行は病気の影響だった」として、無罪か、刑を軽くするよう求めていました。
判決で福岡地方裁判所の平塚浩司裁判長は「被告は被害者に好意を抱いたが断られ、不眠やいらだちと精神的な障害の症状が合わさって被害者への憎しみが強まったと見られる。犯行のわずか10分後に交番に自首していることなどから、善悪の判断ができ責任能力はあった」と指摘しました。
そのうえで「ナイフやおので多数の傷を負わせた残忍な犯行で、将来ある若さで命を奪われた被害者の無念さは察するにあまりある」として懲役20年を言い渡しました。被害者の女性は事件の直前に受験した第1志望の大阪大学に合格していたことが、事件のあとになってわかっています。
遺族「悲しみぬぐえない」
判決について、殺害された北川さんの両親は「娘に非がなかったことを裁判所に認めていただき、名誉を守ることはできましたが、娘が帰ってこないことにかわりはなく、私たち遺族の悲しみはぬぐえません」というコメントを代理人の弁護士を通じて出しました。
予備校生の女性殺害 元少年に懲役20年の判決 福岡
去年2月、福岡市の路上で19歳の予備校生の女性を殺害した罪に問われた、同じ予備校に通っていた元少年に対し、福岡地方裁判所は責任能力はあったとしたうえで「残忍な犯行で被害者の無念さは察するにあまりある」として懲役20年の判決を言い渡しました。
去年2月、福岡市西区の路上で、予備校生だった北川ひかるさん(当時19)が刃物で刺されるなどして殺害され、同じ予備校に通っていた当時19歳で現在21歳の元少年が殺人などの罪に問われました。
裁判で検察は懲役22年を求刑し、弁護士は「犯行は病気の影響だった」として、無罪か、刑を軽くするよう求めていました。
判決で福岡地方裁判所の平塚浩司裁判長は「被告は被害者に好意を抱いたが断られ、不眠やいらだちと精神的な障害の症状が合わさって被害者への憎しみが強まったと見られる。犯行のわずか10分後に交番に自首していることなどから、善悪の判断ができ責任能力はあった」と指摘しました。
そのうえで「ナイフやおので多数の傷を負わせた残忍な犯行で、将来ある若さで命を奪われた被害者の無念さは察するにあまりある」として懲役20年を言い渡しました。被害者の女性は事件の直前に受験した第1志望の大阪大学に合格していたことが、事件のあとになってわかっています。
遺族「悲しみぬぐえない」
判決について、殺害された北川さんの両親は「娘に非がなかったことを裁判所に認めていただき、名誉を守ることはできましたが、娘が帰ってこないことにかわりはなく、私たち遺族の悲しみはぬぐえません」というコメントを代理人の弁護士を通じて出しました。