ニューヨークのマンハッタン南部で３１日午後３時ごろ、日本時間の１日午前４時ごろ、車が自転車用のレーンに突っ込み、自転車に乗っていた人や歩行者を次々とはねました。

警察によりますと、これまでに少なくとも８人が死亡し、１１人がけがをしているということです。ニューヨークにある日本総領事館は、日本人で被害にあった人がいないか確認を進めています。

警察によりますと、車を運転していた２９歳の男は、車から降りるとき、銃のようなものを手に持っていたため、かけつけた警察官が発砲し、その場で取り押さえたということです。

ニューヨークのデブラシオ市長はさきほど記者会見し、「これは卑劣なテロ行為だ」と述べ、警察は男が意図的に歩行者や自転車に突っ込んだとみて捜査していることを明らかにしました。

複数のメディアは、目撃者の情報として男は車から降りたときアラビア語で何かを叫んでいたと伝えています。

現場はマンハッタン南部のオフィスビルなどが建ち並ぶ一角で、３１日夜に予定されている全米最大級のハロウィーンのパレードが行われる通りから１キロ余り離れた場所です。