全国1億3千万人のクラシカロイダーの皆様、こんにちは。
今回はクラシカロイド第2シリーズ(2期)4話の感想、5話~7話予想を書きました。予想部分がすごく長いです。
[表示]
♪04 フィーバー!レッツぷーぎー!
ショパンとドボちゃんの台詞が放映時間の9割程を占めるショパン回。ショパンの内面や主体的な行動が詳細に描かれたのは実は1期10話以来ではないでしょうか。そしてドボちゃんの心の声を聞いたのはもちろん初めて。快挙です。クラシカロイドの中ではあまり自己主張の激しくない2人なので、ぜひ積極的にクローズアップしていってほしいです。
さて今回のお話は、ショパンとドボちゃんの友情物語かと思いきやすれ違いの物語でした。
みんながドボちゃんの言動を都合のいいように解釈する中、自分だけは間違いなくドボちゃんの本当の気持ちを分かっている! と信じて疑わないショパンは、ドボちゃんを救い出すために孤軍奮闘する。だがそんな彼も結局、ドボちゃんの気持ちを勝手に決めつけて同情し暴走する、同じ穴の狢であった。その上ドボちゃんが思ってたのと違うと分かると逆切れするって余計始末が悪いと思うんですがw
個人的にはちょっと心の痛む話でもありました。私ショパンみたいな経験が結構あるので。相手の気持ちを勝手に推測して代弁者を気取るのはやめよう、という当たり前だけど難しい教訓を突きつけていただき、大変勉強になりました。
以下、印象に残った点を書いていきます。
ドボ神様神話の成立と伝播
- 世界で一人だけの神楽奏助
分かるわ~。平凡だし特に何も努力してないけど、みんなからちやほやされたいというその気持ち。最高に面倒臭いよ、奏助! うっとおしいわよ、ポンコツ!
リストさんと歌苗ちゃんの対奏助の吐き捨てるような口調がとても好きです。普段は透明感のある声色なのでギャップが良い。- 奏助の名前を必ず間違えるワーグナー
もう絶対わざとやってるでしょ。腹黒ショタは健在。 - ドボちゃんの一鳴きをそれぞれ勝手に解釈
ドボちゃんが喋れないからってみんないい気なものだ。
歌苗ちゃんはまだあの謎のメシマズ料理出してるんですか。もしかしてドボちゃん、我慢して食べてあげてるのでは? いや~、はっきりNOという意思を示した方がいいよ。食材がかわいそうだよ。 - ドボちゃん、床に文字を彫る
日本語分かるんだ!? いやそんなことより床に傷をつけるなw 見知らぬ人に取り囲まれて写真を撮られまくる想像以上の地獄
ドローンを使うとはまた若干タイムリーなネタを投げてきますね。
「地獄」の絞り出すような言い方が真に迫っていてよいと思います。アルケー社でアイドル?をやっていた時のことを思い出しているのでしょうか。- 奏助の歌
なんてひどい歌だww 聴き続けたら頭痛になりそう。 - 荒らしたら却って炎上して大人気に
よ、よくあるやつー! さっき言及したドローンもそうですが、ショパンの関わる話は時事ネタやネットあるあるネタが多くて楽しいです。 - ついに生き神様扱いされるドボちゃん
1期7話の再来だ。ハママツ市民、ますますノリ良くなってません? ワーグナーの言う現世利益にしがみつくパワー
が我々の100倍くらいある気がする。
レコーディングする場面をおそ松さん2期1話でも見た気がするんですけど、人気が出るととりあえず歌うのがアニメ界の定石なのですか?(笑) - 一方、ショパンはひたすら祈る
キミ、意外と信心深いよね。(1期17話を思い出しながら)
怒濤の諏訪部タイム(見た目はカバ)
- キェェアァァァシャァベッタァァァ!!!
ドボちゃんの中身は、非常に遺憾なことではあるが、やはり人間だった。そして超喋る、間断なく喋る! ……喋りすぎじゃないでしょうか!? なるほど、こういうキャラなのですね。 ぷーぎー!
と叫ぶ人々
そろそろ狂気じみてきました。ここはさながら変顔パラダイス。シューベルトがいなくてよかったような、少し残念なような。- 独自に編み出した呼吸法
ちょっと何言ってるかよく分からないですね。 - 恍惚とするカバ(CV諏訪部)
そんな際どいシーンを17時半のEテレで放映しないで! そう思ってしまった私はきっと心が汚れきっているのです。
「小犬のカーニバル ~小犬のワルツより~」
ムジーク
サンバ調のボカロ曲となった「小犬のワルツ」。いぬいぬいぬいぬわんわんわんわんが耳に残って離れない。ぜひ、かわいい犬の動画などを観ながらエンドレスリピートしたいです。ていうかエンディングでキラキラしてるのもよく見たら犬の顔とかですね。かわいい。
その効果は、自分以外の人間を犬の姿に変えて言葉を奪い、意のままに操るというもの。逆に動物は人間の言葉で喋れるようになるのでしょう。
わんちゃんの中で一番かわいかったのは不本意ながらモーツァルト。リストさんもわりと好き。犬種は詳しくないので分かりません、すみません。
シュ担としてコメントしておきますと、もしシューベルトがいたらオレンジ色のゴールデンレトリバーあたりではないかと思います。
しかしワーグナーだけ犬にならなかったのが謎です。さては逃げたな、あいつ。
ドボちゃんのお説教28箇条
ムジークにより念願の「心の友」と会話することが叶ったショパンは、きっとドボちゃんから「私を救ってくれてありがとう」とか「本当に困っているんだ」とかいう台詞を聞きたかったはず。しかしドボちゃんはショパンが考えていたほど気にしていなかった。それどころか、日頃の人間観察の賜物であるマシンガントークを始めてしまいました。喋り続けるドボちゃんにたじたじになるショパン。BGMになったムジークがショパンと視聴者の予想外の焦燥感を煽っていて面白かったです。
5話~7話予想
1ミリも的中しないと評判の、次回以降の展開を好き勝手に予想するコーナーです。無駄に張り切ってすっごく長くなってしまいました。興味のない方は後書きまで飛んでください。「♪05 偉大なる男」
ずっと待ちわびていた、我らがシューベルトのメイン回です!!!公式の告知
- 公式サイトのあらすじ
私の名前はフランツ・シューベルト。私は心に誓った…これからは世界中の人々を、この音楽でハッピーでピースフルにするのだと。ワーグナーにヒップホップを全否定され傷心のシューベルトが、地球の裏側で出会った音楽とは…?そのころ音羽館では、相変わらず勝手気まますぎる住人たちに、歌苗の我慢も限界を迎えていた。そんなとき、奏助に薦められ、世界中で大人気だというアーティスト“ザ・グレート”の音楽を耳にすると…。
―公式サイトあらすじ紹介:♪05 偉大なる男 - 予告映像
- ムジーク
プロデューサーは変更になるんですね……。アボさんと丸省さん、すごく丁寧な曲作りをされる方々だったので残念です。
新しいPのA-beeさんはエレクトロニック・ミュージックを得意とされている方みたいです。少し曲を聴いてみましたが、結構好みでした。
展開予想
シューベルトは「グレートネイチャー」から得たひらめきを形にしようと旅に出た。というか凧にさらわれた。行きついた先は南米のとある軍事国家。その場末の路地裏でレゲエと、貧しいながらも心豊かに暮らす人々に出会い、シューベルトは誓った。自分自身のアイデンティティなどという卑小な問題で悩むのはやめ、自分のこの能力で世界中の全ての人を笑顔に変えようと。
そんな矢先、凧のせいで国家の重要機密を知ってしまい、彼は追われる身となる。迷い込んだジャングルの中で、誤解を受けた悲しみと、それでも溢れ出す万人への愛から、シューベルトの新たなムジーク「ザ・グレート」が生まれる。
その頃、歌苗は音羽館の住人たちの世話に疲れ切っていた。そういえば以前は誰かが少しだけ家事を手伝ってくれていたような気もするがさっぱり思い出せない。
そんな折、奏助から借りたレゲエのバンドグループ“ザ・グレート”のCDは荒んだ歌苗の心を癒してくれた。奏助は久々に晴れやかな表情になった彼女を見て、ちょうど“ザ・グレート”がハママツにライブに来るから、一緒に聴きに行かないかと提案する。
当日、ライブ会場にはなんだかんだで音羽館の住人全員がやって来た。
ドラマー、ベーシスト、ギターに続きステージ上に登場したヴォーカルはなんとシューベルト! しかし、悲しいことに誰も彼のことを覚えていない。
曲が始まると会場はすぐに盛り上がった。そんな中、2人だけ不機嫌そうな顔で黙り込んでいる聴衆がいた。シューベルトは何事かと思い目を凝らす。そこにはベートーヴェンとワーグナーの姿があった。
先輩が私の歌を聴きに来てくださった!! シューベルトの心は舞い上がった。「先輩、私の本当のムジークを見てください!」彼はタクトを取り、「ザ・グレート」を発動させる。
「ザ・グレート」は、対象者に幸せな幻を見せるムジークである。ムジークにかかった人間は、南国の浜辺で陽気な毎日を送っているかのような錯覚に陥る。
ムジークの効果により、ライブ会場の誰もが無邪気にはしゃぎ回っていた。ただ一人、苦々しそうな表情のワーグナーを除いて。
ムジークの後、一同はシューベルトのことを思い出し楽屋へ詰めかける。ちょっと得意げな面持ちで「サインですか?」と聞くシューベルト。だが歌苗にビンタを食らい、「そんなことより家事を手伝ってください!」と一喝され、勢いでバンドを解散してしまう。
こうしてシューベルトは再び音羽館に舞い戻ったのであった。
所感
つい熱が入ってしまった。長すぎる。そして毎度のことですが、だいぶ無理矢理な展開になっております。予告に入っていたカットをいくつかガン無視してるし、奏助とシューベルトがいいヤツ過ぎる。もう少しクズじゃなきゃダメだ。♪06 ハハはカニ カバはサイ
まだ予告映像などは出ていませんが、早めに書いておこうと思います。公式サイトのあらすじ
ワタルを名乗るワーグナーに、音羽館のクラシカロイドたちはいまだに振り回されてばかり。謎が多いワタルの素顔を探ろうと、まさかのイタズラを計画する。しかし準備を終えてワタルを待ち構えていると、そこに現れたのは、歌苗の母、音羽日芽歌だった。ずっと行方が知れなかった母の、突然の帰宅に驚く歌苗。一方、ワーグナーとドヴォルザークは変装し、正体を隠してバッハがいるアルケー社へ乗り込むが…。
―公式サイトあらすじ紹介:♪06 ハハはカニ カバはサイ
展開予想
腹黒ショタの尻尾を掴んでやろうとモツたちが仕掛けたのはなぜかお化け屋敷。しかし、やって来たのはワーグナーではなく日芽歌だった。肝が据わっているのか全く怖がってくれない。戸惑う歌苗に日芽歌は「あなたとワタルと3人で暮らしたくなった」と嘯く。
一方、ワーグナーは女の子に、ドヴォルザークはサイに変装してアルケー社のオーディションに潜入していた。難関を次々と突破し、ついにバッハの前に立つ。
ワーグナーは「革命」のためにあなたには犠牲になってもらうと言い、ドヴォルザークに「新世界より」でバッハを攻撃するよう命じる。渋々命令に従うドヴォルザーク。
対するバッハは戸惑いながらも、新たなムジークで迎え撃った。
力はほぼ互角。しかし途中で乱入してきたクラクラの加勢によりワーグナーたちは劣勢に立たされ、あえなく撤退する。クラクラは後を追う。
その場に独り残されたバッハは、彼らが何者であるか調べる必要があると考えるのだった。
所感
ぶっちゃけタイトルが一番の謎。パズル・タイムの始まりかな?♪07 歌苗、お婿さん募集中
これも2週先の話ですが、色々な意味で居ても立ってもいられないので書いてみました。公式サイトのあらすじ
音羽館に帰ってきた日芽歌には悩みがあった。まったく男っ気が無い歌苗の将来を心配していたのだ。相談相手のリストとともに、勝手に歌苗のお婿さん探しで盛り上がってしまう。音羽館のクラシカロイドたちと奏助を候補に、その中から選ぼうとするが、なかなか選びきれない日芽歌とリスト。試行錯誤の末、候補者同士で歌苗を奪い合わせることに!果たして歌苗のお婿さんには、誰が選ばれるのか!?
―公式サイトあらすじ紹介:♪07 歌苗、お婿さん募集中
疑問点
マジレスしてもよいでしょうか?まだ高校1年生だから男っ気が無くても全く問題ないと思うよ!?
もしかしたら自分の経験からそのような考えに至ったのかもしれませんが、その結果が今の状態ですからね。正直どうかと思いますよ。
予想
さて、本編も観てないくせにマジレスするのはここまでにして、楽しい予想の時間に移ります。間違いなく視聴者受けを狙った話なので、その計略に潔くはまらせていただきましょう(笑)。うまくあらすじみたいな文章にできなかったため、ムジーク担当とお婿さん候補についての考察のみダラっと書いています。
- とりあえずムジーク担当はリストさんで。
- 歌苗ちゃんのお婿さんとして個人的に推したいのは
シューベルト
何を隠そう、私はシュ歌ゴリ押し民なのです!!
……はい、調子に乗ってすみませんでした。真面目に解説すると、シューベルトは登場人物の中で唯一歌苗ちゃんの家事を定期的に手伝ってくれるからです。下宿の管理って一人だとすごく大変だと思うので、2人で協力してやってもらえると微笑ましいし、非常に心穏やかになれます、私が。 - 現実的にお婿さんを選ぶなら
- 1位 奏助
もう少し年齢を重ねてあの過剰な自己愛が収まったら、ちゃんと歌苗のことも気遣えるしバランス感覚もあるしで、結構いいヤツになると思うのです。
- 2位 シューベルト
前掲の理由から。
- 1位 奏助
- 公式がお婿さんとして推してきそうなのは
- 1位 ベートーヴェン
ベト→歌は毎度のことなので解説は不要。
- 2位 リスト/ドボちゃん
BLや百合をごく自然にばらまいてくる公式ならこの2人を選びそう。もちろん私は諸手を挙げて歓迎します。リストさんはちゃんと仕事をしている上に結構面倒見がいいし、ドボちゃんはかわいいから。
- 1位 ベートーヴェン
- 逆に一番ありえないと思うのが
ショパン
お互いに共同生活者という以上の興味は抱けなそう。
モーツァルトはよく分からない。ワーグナーはもちろん弟ということになっているので却下。
まあこんな予想を軽々乗り越えてくるのがクラシカロイドというアニメなのですが。クラクラが遊びに来てバダ歌とかになったらどうしよう滾る。
最後までお読みくださりありがとうございました! 5話以降も楽しみにしています。
『マドモアゼル・モーツァルト』紹介記事:
リストとチャイコフスキーの女体化に衝撃を受けた皆様には、こちらの漫画もオススメです。
『おそ松さん』2期感想記事:
藤田監督の超人気アニメ、2期が始まりましたね! 感想を書いてみました。
関連Webページ・商品
公式サイト- アニメ「クラシカロイド」HP
- NHKアニメワールド クラシカロイド
- ClassicaLoid presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC(V.A.) スペシャルサイト|Warner Music Japan
本編
オンライン視聴
第2シリーズ: Amazonビデオ / dアニメストア / バンダイチャンネル / ビデオパス
第1シリーズ: Amazonビデオ / Hulu / dTV / dアニメストア / VideoMarket / バンダイチャンネル / ビデオパス
挿入曲CD(フルバージョンのみ)
挿入曲MP3ダウンロード(TVサイズのみ)
・Amazon
・mora
※この文章は、i14wander(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、i14wanderの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。
<< 5話感想 | 3話感想 >> |