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今からあなたを脅迫します#02[解][字][デ] 2017.10.29

(金坂澪)何ですかこれ!
(千川完二)金坂澪今からあなたを脅迫します。
えっ?俺の仕事を手伝え。
さもないとこの写真を学校中にばらまく。
《どうしてこんなことになってしまったのでしょう?》《私はごく普通の女子大生だったはずなのですが…》・ありがとうございます・
(店員)ありがとうございました。
お待たせしました次の方ご注文どうぞ。
コーヒー2つそれと…。
あなたの依頼を引き受けた者です。
笠谷沙和子さん。
(沙和子)あなたは…。
はじめまして脅迫屋です。
ERuさんの親友?君もしかしてあのミュージシャンで歌姫で女子に絶大な人気を誇るERu知らないの?有名な方なんですか?『ごめんね片想い』『KISSLOVEHUG』『泣きたいときほど涙はでない』あの名曲の数々も?存じ上げません。
はぁ…20代女子とは思えない絶滅危惧種だな。
私はイリオモテヤマネコではありません。
そのERuさんがどうされたんです?ERu…立花絵瑠は1年前に亡くなりました。
えっ?始まりはあるラジオ番組でした。
(絵瑠)今日は新曲の『爆弾みたいな恋したい』みんなに聴いてもらいたかったんだなのにホテルであんな爆弾事件があったせいで自粛しろって言われちゃってねぇ誰が私の歌で傷つくわけ?何でも自粛しろなんてばかみたい
(沙和子の声)そのことをきっかけに絵瑠が生意気だっていうバッシングの記事が出始めました。
どれもささいなことを大げさに面白く書きたてられて。
それが過熱して致命的だったのがこの記事です。
あ〜…。
ゴーストライター?確か証拠として何者かの手によって彼女の筆跡とは違う譜面が出されたこれ。
ニセモノと呼ばれることに耐え切れなくなった絵瑠は…。
ゴーストライターの件は誰かに仕組まれたんです。
そんなのいなかったってことずっとそばにいたから私には分かるんです。
で脅迫したい相手っていうのはその雑誌の編集長?あの僭越ですが脅してお金を巻き上げるなどという犯罪行為はやめられたほうが…。
お金なんかいりません。
絵瑠のバッシング記事を書き続けた人に絵瑠の名誉を取り戻す記事を書かせたいんです。
今度の命日までに。
茂木琢磨。
記事のおかげで雑誌が売れて編集長にもなった人です。
(目黒)はいよ〜。
(栃乙女)はい〜。
あのこれは何かのお祝いでしょうか?歓迎パーティーといえばカレーでしょ。
歓迎パーティー?
(栃乙女)澪っちが仲間になった記念カレパっしょ?目黒のカレー超おいしそうに見えてびっくりするぐらい味は普通だけど。
さぁさぁ遠慮せずに食べて座って。
いえ私は皆さんのお仲間になったつもりは…。
栃乙女あいつの自宅は?
(栃乙女)あ〜…。
あっダメですダメです。
茂木編集長のお宅に絵瑠さんの記事を書け…って脅しに行くんですよね?確かにデタラメな批判はひどいです。
だからといって脅迫は…。
この男が喉から手が出るほど欲しいスクープをつかんでそのネタと取引するだったらどう?あっそれならいいと思います。
いいのか?はい脅すのでなければ。
私が調べたのは柿ピーの自宅だよ。
柿ピー…柿の種?いちいち反応するのか?うん。
(栃乙女)柿宮優人役者やったり歌も出したりして最近すごく人気じゃん?結構好き〜。
もし君が週刊誌の編集長だったらどんなスクープが欲しい?今一番ホットで勢いのある人気急上昇中の若手俳優。
真面目で誠実そうな彼の女性スキャンダル。
うん。
千川砲だよ。
千川砲って…。
そう簡単にスクープ撮れるものでしょうか?だから君を呼んだんだ。
金坂澪。
さぁさぁ食べなよほら。
あ〜おいしそういい匂い。
サグほうれん草いい匂いだ。
着いたぞ。
嫌ですできません。
え〜?でもこれ仕事だし業務命令だし。
これが業務なら正真正銘のブラック企業です。
うちってブラックか?目黒。
グレー。
この期に及んで断れると思うのか?金坂澪。
あっ!はぁ…。
来たぞ。
金坂澪ゴー!ナウ!《こうして犯罪の片棒を担ぐことになってしまったわけだけど…》やるしかありません。
あ〜!あ〜…。
(柿宮)大丈夫ですか?だ…大丈夫です。
《こんな優しい方を罠にはめるのは大変心苦しいのですが…》あの柿宮優人さんですね?えっ?あのお体に触れさせていただきたくて…。
何?失礼します!お〜!お〜!
(シャッター音)いやちょっと!あっ!君俺のファン?あっいいえ先程存じ上げたばっかりで…。
こんなこと人として最低だよ。
はい最低です。
ですが普段はこんな失礼なことをする者ではないんです。
ハァ…。
本当に申し訳ありませんでした!グッジョブ。
その役私じゃなくてもよかったのでは?なかなかいい芝居だったよご苦労さん。
いいですか?あくまでも取引ですからね。
分かってるって。
(店員)いらっしゃいませ〜。
あっ。
(店員)こちらどうぞ〜。
行くぞ。
はい。
ちょっと2人にして。
(店員)オッケーセンカワ。
はじめましてメールを送った者です。
(茂木)あぁあなたですか。
うちにスクープを売りたいという方は。
ええ脅迫屋です。
脅迫屋?どういうことでしょう?あんたと取引がしたいんだ。
その前にまずポケットの中のものを出してもらえませんか?ケータイも。
それでは早速本題に。
茂木琢磨さん今からあんたを脅迫します。
あんたにERuの記事を書いてもらいたい。
彼女の名誉を回復させる記事をね。
ERu…あぁあの自殺した歌手ですか。
あんたが書いたデタラメのゴシップの数々がそうさせた。
私は取材をもとにした記事しか書きません。
でも彼女にゴーストライターがいたっていうのは完全にデタラメでしょう?そのネタは確かな筋から提供された情報です。
人気歌手の化けの皮が剥がれて読者はそれを信じた。
今更亡くなった人間のネタを扱ってもね〜売れないよ。
本来なら高値で売りたいこんな特ダネがある。
今回は特別におたくに譲るよ。
こんな大スクープを逃しても記事を書かないって言えるかな〜?では…これは?
(茂木)昨夜はねうちの連中も柿宮優人を張ってたんですよ。
いけませんねこういうヤラセは。
(茂木)ねぇそこのお嬢さん。
(茂木)ご苦労さまでした。
では。
千川砲あえなく撃墜されちゃったか。
自信に満ちて放った分へこみは大きい。
ニセモノの写真をスクープだと偽ったからいけないんですよ。
編集長なのでさすが見る目がありますね。
うかつに目撃されたうっかり八兵衛君のせいだ。
うっかり八兵衛?元は町人で風車の弥七の弟子だったんです。
人懐っこくてお調子者食いしん坊でお団子が好きなんです。
『水戸黄門』が好きなのか。
私がうっかり八兵衛のようなうっかり者であることは否定しません。
ですが浅はかな手段で人を騙そうとした千川さんは悪代官です。
フン!お主も悪よのう?越後屋。
いえいえお代官様ほどではございません。
失敗をひとのせいにするよりご自分も反省をするべきではないでしょうか?失敗?こんなことは想定内。
もう次の作戦を考えてるんですか?まぁ…おいおいと?えっおいおいって?次の指示出せ。
あっでは私はこれで帰らせていただきます。
ちょっと待て君の仕事はまだ終わってない。
依頼人に中間報告。
えっ私が?よろしく。
(沙和子)そうですか茂木琢磨は自分の過ちを認めようとはしないんですね。
沙和子さんも音楽がお好きなんですか?絵瑠と私は同じ高校でした。
(沙和子の声)私今でいうスクールカーストの下のほうで。
地味で目立たないただの音楽オタクって扱われ方で。
あのコは明るくて楽しくていつもクラスの人気者でした。
(絵瑠)♪〜私はどこにもいけない♪〜WowWow…
(沙和子の声)絵瑠が私の好きなアーティストの曲を歌ってたんです。
その声に一瞬で心をわしづかみにされて…。
♪〜WowWow…yourneed
(沙和子の声)私は絵瑠に歌ってほしくて一生懸命楽器も練習して。
2人とも音楽漬けの毎日でした。
(沙和子)授業中にこっそり回す手紙も全部音符で書いたりとか。
音符で?はい文字を音符に置き換えて。
絵瑠は絶対にスターになるって思ってました。
私みたいにあの歌声に救われる人達がいるはずだって。
実際救われたファンもいっぱいいたのに…。
つらいですよねそんなお友達を亡くしたら…。
絵瑠はここに座って空を眺めるのが好きでした。
《友達を助けられなかったことに苦しんで…》《この人を放ってはおけません》沙和子さん。
私も絵瑠さんのぬれぎぬ晴らしたいです。
え〜?お金?茂木を脅すために必要な金だよ。
まっ300万ぐらいあればいいかな?うちに300万なんてあるわけないっしょ。
誰かさんが選ぶ仕事ほぼほぼ赤字なんだけど?毎月やりくりに苦労している。
はぁ…。
(ドアが開く音)あのお邪魔します。
え〜っと中間報告に行ったついでにお話を伺いました。
沙和子さんとERuさんは高校生で出会ってERuさんの歌声にひと目ぼれした沙和子さんは一緒に音楽活動をしてたんです。
時には音符で手紙のやりとりも。
音符ってどういうこと?音符の早見表です。
例えば澪なら「M」「I」「O」。
五線譜には八分音符四分音符八分音符を書きます。
あ〜音符をアルファベットに置き換えて。
そんなことより君笠谷沙和子に会ってどう思った?どうって?優しくて思いやりのある君のことだから何か感じたんじゃないかなと思って。
あ〜ERuさんのぬれぎぬを晴らしたいと思いました。
ただし脅迫ではない正しい方法で。
ん〜例えばこういうのどう?ERuのことをもう一度取材して間違った記事をあらためてほしいと茂木に頼む。
うん。
うん。
あ〜名案ですね!すごくいいと思います。
だが茂木は海千山千の編集長。
再取材させるのは難しい…。
でもでももしかしたらお金で解決できるかもよ?そうだな300万ほど払えばな。
うん。
うんうん。
お金で記事を書いていただくのは不正じゃないですか?全然。
必要経費だよ〜。
よくあることだよ。
軍資金だ。
君のお金は自分のために使うんじゃなくてひとのために使いたいって言ってたよね?これは人助けだ。
助けたいのは正しい方法でです。
ずるい方法では嫌なんです。
赤の他人のために3000万払うのは正しくて亡くなった人の名誉回復のために300万払うのはずるいのか?そういう問題ではなくて。
じゃあどういう問題だよ。
お金で何でも解決する人にはなりたくありません。
解決できりゃいいんじゃないの?俺達の仕事は依頼を成功させることだなぁ?俺達の仲間入りしたつもりはありません。
君金以外に何の長所があんの?くそ真面目ばか正直異常なお人よし。
この三拍子以外に何があるんですか?他に何かあるはずです。
ないね。
あります!ないったらない!お金は使いません!ERuさんの汚名は別の方法で晴らします。
失礼します。
一昨日来やがれ!一昨日は来れません。
あ〜あ澪っちもう二度と来ないかも。
よいしょ作戦って言ったじゃないかよ。
ったくあいつムカつくわ〜。
《お金を使わずにERuさんの名誉を回復できる方法ってあるのかな?》ううんきっと何かあるはず。
(カンちゃん)あれ?澪今頃ERuなんか聴いてんだ?
(ぱるこ)やっぱり澪ちゃん恋してるんだね?あくまで参考資料ですステキな曲ばかりですね。
うん詞もあるあるでキュンキュンできてメロディーもいいんだよね〜。
でもそれがゴーストライターだって雑誌に暴かれてさ。
そりゃ死んじゃったのはショックだったけど何か本当はうちら騙されてたんだ〜って感じ。
(ぱるこ)あ〜あ私のキュンキュン返してほしかったな。
(カンちゃん)だってうちらがERuに共感できたのはこの歌があったからだもんね。
ねぇ。
じゃあね。
バイバイ。
《世間の皆さんもERuさんのことをこんなふうに思ってるのでしょうか?》《私には何ができるのでしょう?》またやっちゃった。
(チャイム)これよろしければ…。
(京田)うれしいなちょうど甘いものが欲しかったんです。
そう言っていただけるとほっとします。
よかったら家で一緒に食べませんか?えっ?2人で食べるとよりおいしくなる気がするんで。
あぁ…。
《ご厚意に甘えて男性の部屋にノコノコと上がり込んで…》しまいました。
何か?あっいえ別に…。
今度はどんな考え事だったんですか?えっ?考え事をする時おはぎを作りたくなる癖があるって。
僕じゃ頼りないかもですけどよかったら。
誤解されて亡くなったある方の名誉を回復したいんです。
ですが私にできることは人様に自慢できるようなことではないので。
素晴らしいです何かできることがあるだけでも。
あっ。
(京田)僕にできることはゲーセンでこれを取ることぐらいなので。
それ昔気に入ってた縫いぐるみに似てます。
よかったらもらってくれませんか?えっいいんですか?おはぎのお礼に。
ありがとうございます。
怖がらないで金坂さんにしかできないことをすればいいと思います。
人を助けるためなら。
《何だか心が軽くなりました》えっ!?茂木に金を払う?えっ!?えぇ〜!?はい千川さんに言われた私の長所をここで生かすべきだと思いまして。
そうだ君なら最大限生かせるはずだ。
意地を張っても私に払えるお金があるのは変わらない事実ですから。
さすが君の長所は単純…いや素直なところだ。
明日取材費を持って茂木さんに会いに行きます。
千川さん自分を見つめ直すきっかけをくださってありがとうございました。
こちらこそ!
(通話を切る音)っしゃ〜300万ゲット〜!
(3人)イェ〜イ!あっでも澪っちどうしてお金を払う気になったんだろ?乙女心と何とやらだ。
ん?千川砲第2弾行くぞ。
ありがとう。
私に面会希望とは脅迫屋のお仲間のお嬢さんか。
お時間を頂きすみません。
厳密に言うと私は脅迫屋のお仲間ではないのですが…。
できれば手短にどんな要件かな?ERuさんの記事を書いていただきたいんです。
その件なら断ったはずだ。
ERuがゴーストライターを使っていたのは真実。
ちゃんと証拠だってある。
それはERuさんをおとしめるために捏造されたものです。
だからもう一度ちゃんと取材していただきたくて。
再取材しろと?
(茂木)あいにくだが亡くなった人間のネタなんか誰も興味を持ってくれないよ。
ウソの情報でも報道されたら本当だと思われてしまいます。
ERuさんの真実ちゃんと伝えてください。
再取材にかかる費用です。
どうかもう一度ERuさんの取材をお願いします。
(茂木)困るな私は金で転ぶようなそんな安い人間じゃないんだ。
ですから再取材にかかる費用として…。
お金はいらない。
(カメラのシャッター音)私が欲しいのはスクープだけだ。
(カメラのシャッター音)
(カメラのシャッター音)それは分かってますけど…。
おい!証拠は押さえたぞ。
えっ?あれほどネコババするなって言ったのに。
しょうがない奴だ。
ネコババ?こんな大金手に入ったんだからもうERuの名誉回復は中止するって話し合っただろ?どういうことです?私にも何が何だか…。
あんたが書いたERuの記事のネタ元俺達がその人物を突き止めて強請ったらあっさりとこの金くれてさ。
ERuには悪いことしたってかなり反省してたしね〜。
だから俺達もうあんたを脅して記事を書かせることはやめることにしたの。
なのにこいつだけ偽善者ぶって抜け駆けしやがって。
泥棒め!はぁ?
(茂木)デタラメを言うな。
デタラメじゃありません。
まっ信じるか信じないかはあんたの勝手だけど。
とにかく俺達はこの件から手引くんで。
おたくのスクープまた楽しみにしてるよ。
行くぞ。
えっ…。
ネコババしたとか名誉回復は中止だとかどういうことですか?さっぱり意味が分かりません。
来〜い来〜い…。
それにネタ元が分かったなんてことはハッタリですよね?そうですよね?そっハッタリ半蔵。
ハッタリ半蔵。
あっハッタリと服部をかけてハッタリ半蔵なんですね?千川さんの微妙なダジャレでも時代劇で知ってるものはとっても分かりやすいです。
カモ〜ン!
(着信音)おっ!どうだ?ちょうど今どこかにケータイかけてる。
スマホのアドレス帳取り出して電話相手の特定しとく。
っしゃ〜!では本当にそちらがお金を払ったわけではないんですね?
(女性)だからそう言ってるでしょ。
ねぇたかがチンピラに強請られたぐらいで連絡して来ないで。
(君枝)編集長さん。
土浦君枝?そっERuのいたプロダクションの社長。
えっ?茂木さんはERuさんを批判して死なせた憎い敵ですよね?そんな方とはもう連絡を取りたくないはずですが。
超怪しいっしょ?2人の接点は特にないしやっぱERuの事件でつながってるっぽい。
何か捏造記事を書かせた理由があるな。
早速身辺調査だ。
目黒〜出掛ける準備はいいか?すでに完了。
よし出勤!営業目黒外回り行ってまいります。
よろしくお願いします。

(鍵が開く音)ごめんくださ〜い。

(足音)はい場所は?いつもの所?OK。
(エンジンの始動音)土浦君枝が削除したメール復活できたよ〜。
消したメールが?すごいですね。
1年前茂木に怪しいメール送ってる。
そっちの持ってる自分のネタと自分が持ってるERuのネタを取引しようって提案だね。
この人達も取引ですか…。
茂木は土浦君枝に関する何かのネタをつかんでた。
バラされたらよっぽど困るネタを。
(ノック)ご苦労さまです。
(足音)
(君枝)助かるわ。
あなたのとこのは質がいいって評判なのよ。
(男)何見てんだ。
(不破)向こう行ってろ。
失礼します。
(不破)君枝さん。
そろそろ俺の望みかなえてくれないか?私は不破さんにとって何番目の女?女に順番はつけられない。
ウソ。
1番にしてくれるんだったら考えてもいいわよ。
(不破)後悔させねえよ。
(君枝)そうかしら?
(不破)寿司屋行くぞ。
(栃乙女)プロダクションの社長がクスリの売人ってそれマジでヤバいやつじゃん。
あの不破組も絡んでるしな。
あっそういえば不破の組長が…。
不破組ってあの振り込め詐欺の元締めの?君も危うく殺されそうになったよな〜。
あん時助けてあげたの誰だったっけ〜?その節は危ないところを…。
助けてくださったのは目黒さんです。
うん…。
不破組長の女性関係で特ダネが…。
(栃乙女)土浦社長がERuを売っても引き換えにしたかったネタって多分これだね。
ではERuさんは…。
組長を強請る時に使えそうなネタ…。
土浦君枝の秘密を握って邪魔者扱いされ疑惑の人間に仕立て上げられた?
(栃乙女)ってことはさやっぱゴーストライターがいるって証拠にしたこれも土浦社長が捏造したっしょ?何?土浦社長が茂木に送ってた。
あっ!あれ?もしかして君も気付いた?千川さんも?はぁ〜…。
ゴーストライター発見しちゃった。
隠し事されたら困ります笠谷沙和子さん。
えっ?ERuのゴーストライターはあんただった。
どうしてそれを…。
この楽譜に書かれてる記号。
そこに書かれてるのと一緒だよね?聞きたいことは1つ。
ゴーストライターだったあんたがなぜERuの名誉回復を依頼して来たのか。
あなたがわざとそのことを公表したようには思えません。
お2人の間には何があったんですか?
(沙和子)私には歌の才能がなかった。
でも絵瑠は人を引きつける歌が歌えた。
私が作った楽曲を絵瑠が歌ってお互い無い物を補い合ってた。
だけどあの週刊誌のバッシングの連続で絵瑠は…。
(沙和子)見て絵瑠私達2人で出した曲こんなにたくさんあるんだよ?絵瑠の歌にはみんなを励ます力がある絵瑠がまた歌いさえすればつまんない批判なんか絶対吹き飛ばせるから!だから…こんなのいらない!アーティストのERuなんてニセモノ!もう私歌えない絵瑠…一人にして
(沙和子)絵瑠…もう来ないで!
(沙和子の声)それからすぐあの楽譜が世間に公表されて…。
あの絵瑠は?あのコ誰にも会いたくないって言ってるの私達のことは2人だけの秘密だった。
誰かに知られた時は友達をやめる時だよって。
絵瑠は私のせいでゴーストライターのことがバレたと思ったはず。
だから私を恨んで命を絶ったんです。
それであんたは立花絵瑠への罪滅ぼしがしたかったってわけか。
隠していてすみません。
私の依頼はもう断られるんですよね。
いいえ。
予定通り茂木を脅してERuの記事を書かせる。
えっ?ゴーストライターが誰かなんてどうでもいい。
俺達はどんな手を使ってもあんたの依頼を全うするだけだ。
茂木と土浦君枝がグルだったのは分かったけどさどうやって茂木を脅すわけ?分かった事実を突き付けても絶対とぼけられるっしょ?死者の名誉を回復させる記事は書かないだろう。
決定的に脅せるネタなくない?千川。
あの何度も申し上げますが脅すのは根本的にやめたほうがいいと思います。
脅迫以外の方法を考えましょう。
学級委員かよ。
悪代官並みに悪知恵の働く千川さんの作戦で唯一共感できたのは茂木さんが欲しがるスクープをつかんでそのネタと取引をすることぐらいです。
そりゃどうも。
ここは原点に戻って特ダネを狙うのはいかがでしょうか?うちら捏造は自信あるけどさ〜。
俺が知ってる特ダネは不破組長のものだけだ。
(栃乙女)えっ何それ。
今日はもういい金坂澪君は帰れ。
では私を脅したあの写真を返してください。
返せばいいんだろ返せば。
その写真じゃありません私が返してほしい写真は…。
撃ち込めるよ最終千川砲。
えっ?目黒。
これがこうじゃん?うん。
これと…。
・それでは皆様準備ができましたのでお願いします・さすがですね。
こんな晴れやかな舞台に立てるなんて。
どう?これからする挨拶も完璧?何でしょう?ERuの件は手を引いたはずでは?あ〜いや俺達意外としつこくて。
まっやることやったらさっさと帰りま〜す。
何ですか?茂木琢磨あらためてあんたを脅迫する。
ERuの名誉を回復する記事を書け。
さもないとあんたの秘密を世間にバラす。
私の秘密を?何でしょう?あんたはERuにゴーストライターがいたことを記事に書けた。
なぜなら事務所社長土浦君枝のクスリネタと取引したからだ。
ほう土浦社長がクスリを?そんな特ダネつかんだら離しませんよ。
あそううちの特ダネ見てもそう言えるかな目黒君。
ジャン。
(茂木)だからこれはヤラセだと言ったでしょ?諦めが悪い。
諦めが悪い…あぁそうそうヤラセね…。
目黒君。
ジャジャン。
この写真だけならヤラセに見えるかも。
だが2枚同時に見た時に人は一体どう思うのでしょうか?有能な編集長が自ら女に金を渡し特ダネを捏造しようとした?あっそう思っちゃうよね?ねぇ?だから私は金を受け取っていない!それが真実かどうかは世間は興味ないんじゃないかな。
それでもあんたがERuの記事を書かないっていうなら今からここで発表しちゃってもいいんだよ。
あんたがその写真の女とグルになって一緒にあんなことやこんなことやってたって。
あ〜いるな〜おたくのライバル社の連中も。
ってことは残念編集長生命終わっちゃうよね。
あ〜記者生命もね。
ERuは命を絶った。
命があるだけあんたはマシだ。
さて2択です。
「A」ERuの記事を書く。
「B」記事を書かずにあんたが特ダネになって世間を賑わす。
(スタッフ)茂木さんのご登壇間もなくです。
記事を書く。
土浦君枝は不破組とつながったクスリの売人だった。
あんたがそのネタをつかんだってことも?あの時土浦社長にネタをぶつけたらERuのネタと取引したいと言われた。
彼女にはゴーストライターがいるということだった。
(君枝)ERuたかがバッシングぐらいで何なの?早く新しい曲の一つでも書きなさい私の曲なんてただのお金儲けの手段でしょ社長は音楽ばかにしてるばかになんかしてないわよだったら何でまだクスリ売ってんの?あんだけやめてって頼んだよね?
(君枝)絵瑠…
(千川の声)あんたに暴かれた自分の秘密を守るために…。
土浦君枝は邪魔になったERuのスキャンダルを売った。
それが真実だと分かっても私を強請るのか?はい仕事熱心なんで。
売れる記事書いてくださいね。
どうぞ。
見聞書房週刊見聞編集長茂木琢磨さん。
(拍手)
(カンちゃん)ERuってやっぱり正しい人だったんだ。
(ぱるこ)ゴーストライター説あったけどあれもきっとウソだよね?だって麻薬見逃さなかったERuが絶対そんなことするはずないもんね?だからまたERuの曲聴いてる。
マジ来てるキュンキュンツボ入る〜。
聴く?聴く。
ありがとう。
今日って1年前にERuが亡くなった日なんだって。
何かさ神様がERuのこと思い出させたみたいだね。
神様ではなくて…。
《あの人達が脅迫したことで名誉は回復できました》《でも…》報酬の他にこの車までもらってくれとはな。
いや俺もさすがに断ったんだけどそばにあると立花絵瑠のこと思い出してつらくなるって言うし。
命日を機に身辺整理か。
命日?うん今日で1年だ。
親友の名誉を回復させたついでに店まで畳むか…。
あ…。
どうした?千川さん沙和子さんから報酬以外にこの車も?君の力を貸してほしい。
えっ?もとい貸してほしいのは秘密の書いてある君の手帳だ。
私の手帳?笠谷沙和子に追加報告がある彼女の行きそうな場所は?いやそう言われても…。
今日は親友の命日だろ?何か嫌な胸騒ぎがするんだよ。
どこだ?立花絵瑠との思い出に浸りそうな場所は。

(ドアが開く音)沙和子さん!ちょっと!ダメです!下りてください!あなたはERuさんのために罪滅ぼしをしました。
なのに命を絶つつもりですか?どうやったって絵瑠には許してもらえないから。
ERuさんは沙和子さんのこと恨んでませんでしたよ?どうして分かるんですか?あなた宛てのメッセージがあったからです。
(車のクラクション)あれ。
あの音符の意味沙和子さんなら分かりますよね?「A」…。
「R」「I」「G」…。
「A」「T」「O」「U」「S」「A」「W」「A」。
「ありがとうさわ」。
亡くなる前にERuさんはすでに伝えていたんです。
親友のあなたに言えなかった本当の気持ちを。
ごめんね沙和…ありがとうあなたが死んでしまったらERuさんのことを伝えてくれる人がいなくなってしまいます。
これからも生きる意味はちゃんとあります。
絵瑠…。

(レイチェル)どうぞ。
(栃乙女)ん〜!澪っち食べる?ううん結構です。
(レイチェル)へぇ〜このコが例の3000万ちゃん?もっと悪女って感じのヤバいコかと思ったらへぇ〜…。
ちょっと私のことどんなふうにうわさしてたんですか。
記憶にございません。
あっあの写真約束だ返してやれば?あぁ…あれか。
はい。
あっ返していただける…?あ…。
それは大変お見苦しい写真で…。
あの時撮った写真これに使ったんだ?結構リアルっしょ?
(せき払い)あ…。
(ロビン)怖かったな〜レイチェルに本気で刺されそうで。
エヘヘそう?でもよく見るとちょっと不自然じゃない?え〜?うちの傑作合成写真。
栃乙女?ちょっと待ってください。
今何ておっしゃいました?私の耳には「合成」と聞こえたんですが。
えぇ〜!?無実の一般市民を捏造した写真で脅したんですか?ウソをつくなんて信じられません。
でも君がこうしたことは事実だろ?そうですが…。
(ロビン)どんなウソやニセモノもみんなが信じたことがもう本当のことになってしまうからね。
その通り。
テレビ見ていい?あぁどうぞ。
新戸部文夫だ。
私割とこの人好き〜。
ふ〜ん将来の首相候補か…。
(新戸部)皆さんどうですか?元気ですか?・旦那様新戸部さんがおみえです・
(轟)座んなさい。
轟先生お呼びでしょうか?君の話はよく聞きますよ。
国政のために身を粉にしておるんだろうな。
お褒めいただきありがとうございます。
あの若造は目立ち過ぎる…という雑音もあるぞ。
ハハいやぁ実にくだらん。
はっ。
(轟)ただ万が一君の振る舞いが雑音以上に私を煩わせるようなことになったら…。
先生のお名前に傷が付かないよう気を付けます。
澪さんへまたお便りですか?どうしておるのやら。
誰に似たのやら。
頑固な子だ。
《脅迫屋さんをお手伝いすることはもうないはずですだけど…》がっかりしてる?《少しだけ楽しかったと感じているのは不謹慎でしょうか?》
(チャイム)は〜い。
久しぶりですね。
・アカンよこれ・
これまで『ガキの使い』では…
2017/10/29(日) 22:30〜23:25
読売テレビ1
今からあなたを脅迫します#02[解][字][デ]

脅迫屋・千川が今回対決するのは「スクープ命の悪徳編集長」!人気の歌姫をガセネタで自殺に追い込んだ編集長を脅して、彼女の名誉を回復できるのか!?

詳細情報
出演者
ディーン・フジオカ
武井咲
鈴木伸之
島崎遥香
山賀琴子
佐藤玲
内藤理沙
蛭子能収
三宅弘城
近藤正臣ほか

【ゲスト】
大後寿々花
高月彩良
片岡礼子
小木茂光
袴田吉彦
小沢仁志ほか
番組内容
脅迫屋の千川(ディーン・フジオカ)に弱みを握られた澪(武井咲)は仕事を手伝うことに。1年前に自殺した人気の歌姫・ERu(高月彩良)の親友・沙和子(大後寿々花)から「ゴーストライターがいるというガセネタでERuを自殺に追いやった週刊誌の編集長・茂木(小木茂光)に彼女の名誉回復のための記事を書かせて欲しい」という依頼を受けるが大苦戦。そんな中、ERuの記事をかかせた本当の黒幕が判明し・・・
監督・演出
【演出】
中島悟
原作・脚本
【原作】
藤石波矢
【脚本】
関えり香
音楽
【主題歌】
「Let it snow!」DEAN FUJIOKA(A−Sketch)
【音楽】
林ゆうき
制作
【プロデューサー】
松本京子
難波利昭
【製作著作】
日本テレビ
【制作協力】
AXON

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
主音声ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
解説ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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