台風で線路ゆがんだ南海本線、11月1日に単線で運転再開 復旧まではさらに1カ月

産経ニュース / 2017年10月31日 11時12分

 南海電鉄は31日、台風21号の影響で鉄橋の線路がゆがみ、運休が続いていた南海本線樽井(大阪府泉南市)〜尾崎(同府阪南市)駅間について、11月1日から運転を再開すると発表した。被害がなかった上り線で上下を運行させる単線運転で対応する。

■大阪-和歌山、JR阪和線は先に復旧

 輸送力を補うため、平日午前5時半〜午前9時ごろの間に、樽井駅と箱作駅(同府阪南市)から泉佐野駅(同府泉佐野市)へバスによる輸送を実施。JR西日本による振り替え輸送も引き続き行うとしている。

 線路のゆがみは、台風21号に伴う川の増水で橋脚の土台部分が削られ、橋脚が傾いた影響とみられる。上下線での運転再開は1カ月を要する見込みだという。

 一方、運休が続いている南海高野線高野下(和歌山県九度山町)〜極楽橋(同県高野町)間の再開のめどはたっていない。

 
今あなたにオススメ

トピックスRSS

ランキング