カタルーニャ州前首相、反逆罪で訴追へ 本人はベルギー亡命か

2017.10.31 Tue posted at 09:52 JST

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スペイン・バルセロナ(CNN) スペイン北東部カタルーニャ自治州が一方的に独立を宣言した問題で、スペイン検察は同州のプッチダモン前首相など独立運動を主導した人物について、反逆や扇動、公金流用の罪で訴追すると表明した。

首相を解任されたプッチダモン氏は、スペインを出国してベルギーの首都ブリュッセルにいるとスペインのメディアは伝えている。

ベルギーの移民相は先に、もしプッチダモン氏から政治亡命の要請があれば、法に従って検討しなければならないと語っていた。

30日にはカタルーニャ州の州都バルセロナでプッチダモン氏率いるカタルーニャ欧州民主党の会合が開かれたが、同氏は出席せず、カタルーニャ州政府の本部にも姿を見せなかった。

スペイン検察は、プッチダモン前首相のほか、同州の閣僚だった全員を訴追する方針。もしも有罪になった場合、反逆罪では最大で30年、扇動罪は同15年、公金流用罪は同6年の禁錮を定めている。

検察はプッチダモン氏ら同州指導部の行動について、「一方的な独立宣言を頂点とする制度的な危機を生じさせ、我が国の憲法を完全に無視した」と非難。10月1日に実施した独立の是非を問う住民投票は違法だったと位置付け、公金流用に当たるとした。

スペイン政府は一方的な独立宣言を受けて同州の自治権を停止。30日には州の職員がスペイン政府の直接統治の下で職場に復帰した。

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