葉酸は造血作用や細胞分裂の促進など、体に必要な働きを持つ大切な栄養素で、特に妊婦の場合は胎児の健康のためにも必要量を摂取することが奨励されています。
ただ、葉酸の場合は食べ物だけでは十分な量を摂ることが難しいので、そんなときは葉酸を含む青汁を飲むようにすると良いでしょう。
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葉酸は緑黄色野菜に多く含まれる
葉酸は緑黄色野菜にたくさん含まれている栄養素です。しかし葉酸の場合は水に溶けやすく熱にも弱いので、調理する際には十分に注意する必要があります。
効率よく葉酸を摂取するには?
葉酸を摂るために野菜を食べる場合は、水にさらす時間を短くして生で食べたり、スープやみそ汁などに入れて煮込んだ上で汁も飲んだりすることをお勧めします。
- ほうれん草
- ブロッコリー
- かぼちゃ
葉酸を効率よく手間をかけずに摂りたいということであれば、葉酸が入った青汁やサプリメントを飲むようにすると良いでしょう。
ただこの場合には葉酸が入っていると言ってもそれぞれ量が異なるので、必要な量が含まれていることを確認してから購入することが大切です。
葉酸はビタミンの1種
葉酸は水溶性のビタミンB群の一種で、ビタミンB12と共に赤血球を増やす働きを持ち、DNAの合成や細胞分裂などを促進する大切な栄養素です。
また、葉酸の場合には抗酸化作用もあるので、アンチエイジング効果も高く、体の健康は勿論ですが、肌や髪の若々しさや美しさを保つことが可能で、美容面での嬉しいプラス効果にも期待することができます。
葉酸を摂取することで得られる効能・効果
葉酸を積極的に摂ることで様々な効能があります。それでは一般的な葉酸の効果をまとめてみましたので参考にしてください。
摂取することで体の発育を促してくれる
葉酸が妊婦に必要だと言われている理由として、血液を作りDNAの合成や細胞分裂をサポートする働きを持つなど、体の発育にとって欠かせない栄養素だからです。
出産後の母親にとっても、母乳の量を増やしたり産後の体調を回復するのに役立つなど、大切な働きが期待できるので葉酸を十分に摂ることが重要になってきます。
なお、子供の場合は成長期になると特に葉酸が必要ということで、12歳頃には1日の推奨量が成人と同じ240ugとなっています。
妊娠中に摂れば赤ちゃんの発育を正常に保ってくれる
葉酸は妊婦にとって必要な栄養素と言われており、これが不足すると胎児の正常な発達が損なわれる可能性もあります。特に妊娠中に葉酸を摂れば、胎児の神経管閉鎖障害が起こるリスクを下げることができ、胎児の健康的な体作りをサポートすることになります。
胎児の体の健康のためには特に妊娠初期における葉酸の十分な摂取が必要になってくるので、妊娠を希望している人や妊娠の可能性のある人などは妊娠の前から葉酸をしっかりと摂るようにしておくことが望ましいと言えます。
また、妊娠を希望している人の場合、葉酸には子宮内膜を強化し、受精卵の着床をしやすくする働きもあるので、その点でも十分に葉酸を摂るようにすることをお勧めします。
摂りすぎても目立った副作用はみられない
体に良い栄養素でも摂り過ぎるとさまざまな副作用が出ることがあり、サプリメントなどでは使用量をしっかりと守ることが必要です。
しかし葉酸に関しては水溶性のビタミンなので、摂り過ぎたとしても尿として排出されてしまい、体内には残りにくいため副作用はほとんどみられないと言えます。
ただ、葉酸に副作用はほとんど考えられないとは言っても、葉酸をあまりにも大量に摂取した場合にはじんましんや呼吸障害などの症状が出る場合があるので、上限の1日1000ugは守るようにした方が良いでしょう。
近年ではコレステロールが下がるとの報告も
葉酸には血行を改善したり便秘を解消するなど、さまざまな健康に良い作用がありますが、最近ではコレステロールを下げる効果が注目されています。
このようにコレステロール値を下げる効果があることが証明された葉酸は、生活習慣病の予防や改善を希望するような中高年の人達にも有益な栄養素であると言えるでしょう。
さらにこの栄養素は自律神経の乱れを整えたり、うつ病の改善効果もあるとされているので、ストレスの多い社会人や精神面での症状が出やすい更年期の人達にもお勧めすることができます。
貧血不足改善にも葉酸が活躍
葉酸には赤血球を作る働きがあり、血行を良くする効果もあるので、血液を増やしその健康を維持するには欠かせない成分と言うことができます。そして、葉酸が不足した場合は悪性貧血になる可能性があるので、その点でも葉酸を摂ることは必要です。
また、特に貧血の予防を考える必要がある妊娠中の女性や、食生活の偏りなどのために貧血の症状が出ているような人には、葉酸をしっかり摂ることが貧血の予防や改善につながると考えられます。
さらに子供の場合も、貧血気味の子供には葉酸を摂らせるようにすると貧血の改善に役立つ可能性が高くなるでしょう。
青汁と葉酸を一緒に摂るメリット
健康食品として人気がある青汁には、葉酸が含まれているものもあります。具体的に青汁と葉酸を一緒に摂取することでどのような効果が得られるのかをご紹介します。
青汁は葉酸の他に豊富な栄養素をバランスよく摂れる
青汁はケールや明日葉、大麦若葉など、他の健康食品と比較しても豊富な栄養素を含んだいろいろな緑黄色野菜を使っているので、葉酸以外にもたくさんの栄養素を摂ることができます。
例えば「やわたのおいしい青汁」では50種類もの栄養素を摂ることが可能なので、効率よく野菜の栄養素を摂りたい場合、青汁は非常に役に立つと言えるでしょう。
さらに栄養のバランスということでは、青汁の場合はバランス面を十分に考慮した上で、体に良い栄養成分を持つ素材を使用しているのでこの点でもお勧めの健康食品です。
そして子供が野菜自体好きではない場合でも、飲みやすい味の青汁はたくさんありますし、さらに青汁を牛乳で割って飲ませるようにすると飲みやすくなるはずです。
青汁に含まれている葉酸の量
青汁には葉酸が含まれているものもたくさんありますが、他の栄養素であるビタミン類や食物繊維、カルシウムなども多く含まれています。しかし葉酸の含有量は多くても1包で65ug~75ug程度なので、青汁だけでは十分な量が摂りにくいと言えます。
ですから、青汁を飲む場合は食事のメニューもよく考えて、その両方でバランスが良く十分な量の栄養分を摂るように心掛けることをお勧めします。
妊娠中は葉酸サプリがオススメ
葉酸はどの世代にとっても大切な栄養素ですが、特に妊娠中の場合には必要不可欠な成分であり、1日に必要とされる量をしっかりと摂ることが大切です。そして、そんな場合にオススメなのが葉酸を使ったサプリメントです。
有名人も飲んでいる葉酸サプリ
昨今ではタレントや女優さんがブログで悩みや日々の出来事を綴っていますが、妊娠を目指している有名人が葉酸サプリメントを薦めている記事を読んだことがある方も多いのではないでしょうか。
とくに有名人のブログは普段からチェックすることをおススメします。具体的な飲み方や効果、どのような効き目があったのかということを詳しく書いてくれているので、妊活中の方だけでなく、美容に気を使う女性にとっても貴重な情報の宝庫となっています。
葉酸サプリメントは妊婦必須の健康食品
葉酸サプリメントは主成分が葉酸であり、サプリを摂ることで必要な葉酸が摂れるように作られているので、十分に葉酸を摂ることが目的になっている場合は特にお勧めできる健康食品です。
妊娠前や妊娠中、つわりが辛いときや授乳期間中などにママの体を守ってくれる働きが葉酸には期待できます。よく妊活中に葉酸を勧められることがありますが、もちろん産後も摂取することが推奨されています。
赤ちゃんを出産後は体力も気力も極度に落ちます。これは出産という大事業を成し遂げた女性の体に起こる、ホルモンバランスの影響が大きく関わっています。ホルモンが崩れることで体質の変化や体調不良、精神的な問題を抱えることになります。
さらに葉酸サプリは妊婦に人気があるので、この種のサプリを実際に飲んでみた人達の体験談や感想、評価をチェックして参考にできる可能性が高いというメリットもあります。