2017年10月28日(土)公開の「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリっと!想い出のミルフィーユ!」の初動2日間の数字が出ました。
絶好調の滑り出しだった様です。
『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』 観客動員数 第1位!!絶好調スタートのご報告! | 東映[映画]
10月28日、29日の土日の興行収入は
217館での公開で、
観客動員数 17万659名
興行収入 1億9310万1900円
という結果となりました。
昨年「映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」が
動員13万9,830人、興収1億6,226万200円だったので、
昨年対比で
動員数で、122.3%(30,829人増)
興行収入で、119.4%(3084万1700円増)
となりました。
また「週末興行成績動員数ランキング」では第1位を取っています。
これは2012年公開『映画スマイルプリキュア!絵本の中はみんなチグハグ!』以来、2度目ですね。
初動2日間の数値をまとめると、こうなります。
年々、興行収入は回復傾向にありますね。
TVアニメ自体も好調な様ですし、
視聴率も一時期に比べたら回復傾向、
東映アニメの版権売り上げも回復中、
バンダイのトイホビー売り上げも好調、
おもちゃも売れている様です。
キラキラ☆プリキュアアラモードに関する全ての数字が上向いてきています。
「映画の興行収入」は、子供人気をダイレクトに反映しているものと思われます。
この映画興行収入が回復している、という事はプリキュアの子供人気は確実に復活してきている、という事なのでしょう。
(復活といいますが、すでにスイート、スマイルレベルに戻っていますよね)
2014年のアイカツ!、妖怪ウォッチ、アナと雪の女王などの席巻で、一時期は落ち込んだプリキュアの数字ですが、ここ数年、確かな品質のものを作り続けることにより、回復してきているのだと思います。
回復したのは子供の数
昨年と比較して、
動員数が30,829人増加、
興行収入が3084万円の増加となっています。
単純計算ですが、この「増加した分」の客単価(興行収入/動員数)は
1000.4円となります。
約1000円というのは子供の基本料金とほぼ同額です。
(もしくは親子券2100円=1050円/1人)
動員増に「大きなお友達」が貢献した様であれば、もっと客単価が上がるハズです。
今年増加した分の客単価が1000円というのはつまり、
今回の映画で動員数が増えたのは
「子供がたくさん劇場に来た」という事になります。
初動からの最終興行収入予測
あと、毎年言っていますが、プリキュア映画の初動の数値と最終興行収入には強い相関関係があります。
初動の数値がわかれば、ある程度「最終の興行収入」の予測が可能なのです。
下記は、プリキュア映画の「初動の興行収入」と「最終興行収入」の相関図です。
「初動2日の興行収入」と「最終の興行収入」には強い正の相関が認められ、相関係数は0.982(決定係数0.965)となります。
散布図より回帰式
y=4.1572x+0.7746 が得られ、
(最終興行収入)=4.1572*(初動2日間興行収入)+0.7746
=4.1572*1.93+0.7746
=8.8億
キラキラ☆プリキュアアラモードの映画の「最終の興行収入」は計算予測上8.8億となります。
ただし、最近は初動の数値は良いものの後半少し落ちる傾向にあるため、
予測数値としては、
8.0~9.0億円の間、位に落ち着くものと思われます。
それでも、昨年の興行収入が6.7憶だったので大幅な回復が見込めるものと思います。
少なくとも、今、この時点で昨年を大きく上回るのは確実だと思います。
プリキュアの数値は2014年「ハピネスチャージプリキュア!」の時に大きく落ち込みました。これはプリキュアの内容だけではなく、アイカツ!、アナ雪、妖怪ウォッチの大旋風が吹き荒れたから、というのが業界紙などでも言われています。
一度数値が落ち込むと、簡単に数値は回復していきません。
少しづつ、少しづつ、子供たちの信頼を失わない様に、確実なものを作り続けていく。
ここ数年、それを実行してきたからこそ、今回の絶好調につながっているのだと思います。
何はともあれ、プリキュアの数字は、回復傾向にあります。
(おわり)
(おまけデータ)