ニコンは10月30日、中国の生産子会社Nikon Imaging China(以下、NIC)の操業を停止すると発表した。同日午前に予定している取締役会で決議する。
NICは、資本金の100%をニコンが間接出資している連子会社。2002年6月に中国江蘇省無錫市に設立し、デジタルカメラやデジタルカメラ用ユニットを製造してきた。
しかしスマートフォンの台頭により、コンパクトデジタルカメラの市場が急速に縮小、工場の稼働率が著しく低下しており、操業を継続することが困難と判断した。
今後はNICの解散・清算に向けた手続きを開始する。ニコンでは、「中国は世界で最も重要な市場の1つであるという位置付けは変わらない。上海市にある販売子会社のNikon Imaging China Salesの業務に変更はなく、より一層力を入れていく」としている。
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