2017年10月30日 更新

社会

半田病院の移転先、愛知県知事「高台へ」
(愛知県)
 愛知県半田市の市立半田病院の移転先を巡って意見の対立が続いている問題で、愛知県の大村秀章知事は30日、半田市長に高台移転を検討するよう提案したことを明らかにした。大村知事はこの日の会見で、半田市の榊原純夫市長に対し、市立半田病院の移転先について高台にある半田運動公園東側など複数の候補地を検討するよう提案したことを明らかにした。半田病院は、知多半島で唯一救命救急センターを設置し中核災害拠点病院に指定されている。老朽化が進み、一部耐震基準を満たしていないことなどから、市は病院北側に隣接する職員駐車場を移転候補地として2022年の開院を目指す方針を示していたが、候補地の周りが浸水することが想定されていることなどから、市民団体が高台への移転を求めている。病院の移転先を巡っては、今年6月の半田市長選で争点になるなど混乱が続いているため、知事が事態の収拾に動いた形になる。
[ 10/30 12:02 中京テレビ]