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英国民保健サービス(NHS)が「WannaCry」ランサムウェア攻撃に対して無防備な状態で放置されたのは、NHS Trust病院に対して、システムへのパッチ適用を求める警告が発せられていたにもかかわらず、多くの病院がそれを実行しなかったことが原因だった。
英会計検査院(NAO)が5月に発生した世界規模のWannaCryランサムウェア攻撃を調査したところ(この攻撃で、多くのNHS組織の情報システムがダウンした)、セキュリティに関する基本的なベストプラクティスが適用されていれば、WannaCryの被害を食い止められていた可能性があることが分かった。
NAOのレポートによれば、NHSのデータおよびIT部門であるNHS DigitalはWannaCryのような攻撃を予防するため、3月~4月を通してさまざまな組織に緊急アラートを発し、システムにパッチを適用するよう警告したという。
Microsoftは4月、「EternalBlue」から身を守るための緊急パッチをリリースした。EternalBlueは米国家安全保障局(NSA)から流出したハッキングツールで、「Windows」の特定のバージョンの「Server Message Block」(SMB)ネットワーキングプロトコルを利用し、ワームのような機能を使って、感染したネットワークに自らを拡散させる。
このエクスプロイトはWannaCryで利用され、NHSを含む世界中のネットワークに急速に拡散した。NHSの広報担当者が米ZDNetに述べたところによると、Microsoftがこのエクスプロイトを阻止するソフトウェアアップデートをリリースしたことを受けて、システムへのパッチ適用を求める緊急アラートが発せられたという。
英保健省と英内閣府は2014年、病院とGP診療所に勧告を発して、2015年4月までに「Windows XP」などの旧ソフトウェアからの移行を完了する「確固たる計画」の策定が必須であると警告した。この勧告にもかかわらず、NHS内部では、Windows XPが広範に使われ続けた。
2017年5月に発生したWannaCryランサムウェア攻撃では、英国のNHS Trust病院の3分の1が被害を受けた。具体的には、英国に236あるNHS Trust病院の81が被害に遭ったほか、595のGP診療所も攻撃を受けた。どの病院も、WannaCryの首謀者たちの身代金支払い要求には応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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