どうもせせりです:)
「どうやってユーザーを獲得したのか」、「作っても人が来ない」というコメントを結構もらったのでそれについて書いてみようかと思います
しっかり書こうと思うとそれこそ本一冊くらいになってしまうので今回は極端にしぼります
普段ぼんやり考えている事を文章化するのがすっごく難しかったのでわけがわからなかったら優しく突っ込んで下さい:)
メディアやHPの集客についてはSEOなどの話になってくると思うので素人の僕には難しいです!そっちは専門家まで!
その前に
この記事ではデザインや見せ方の話ではなく「こういう風にサービスを設計すると個人でもなんとか戦える」という話をします
ふわっとした話や逆に細かすぎる話ではなく本当に夢も希望もない「現実的に人を集められるサービスの設計」です
イメージは「ツイッターでフォロワーが100人くらい、頑張れば30人くらいは初期ユーザーとして使ってくれる」くらいの個人webサービス運営者が自作サービスで5万PVくらいを獲得する
すっごく普通ですね!100人に使ってほしいのか10万人に使ってほしいのかで考えることは全然違いますし、そういった大手(資金力や知名度がある人)向けなら参考になる記事が沢山見つかると思うので逆にこういう内容にしてみました、あんまりこういう記事は見ないのでたまには良いかなと:)
デザインやUXについては上げだしたらきりがないので最低限(Twitter bootstrap等)あれば良いとの前提で考えています
1.「1人 or 数人」の小さい輪で完結するように設計する
http://maker.usoko.net/nounai/
「脳内メーカー」などがサンプルとしてわかりやすいのですが、このサービスに「他人」は出てきません
サイトに行って名前を入れて結果が表示されるというとてもシンプルな仕組みです
ユーザー投稿型サイトの場合「コンテンツが無いと廃れて見えるので人が集まらない」という非常に大きな問題があり、最初の方のユーザーはスカスカのサイトを見ると「はやってないな」と判断して帰ってしまうのでいつまでたっても人が集まりません
しかし、この類のサービスはコンテンツをこちらで用意する or ピンポイントにそれ1つを使うためにユーザーが訪れるため
サイトが出来てから5番目にアクセスした人も100万人目にアクセスした人も全く同じような気持ちで使うことが出来ます
心理テストや占いなどもこの系統で他人が介在しない分サービスの質が良ければ使ってもらえるのでユーザー投稿型に比べてかなり集客ハードルが低くなります
もうちょいユーザー投稿型寄りのサービスで言うなら「ツイプロ」や「about.me」などが挙げられます
☆気をつけること
「真似したい」「やりたい」と思えるものが良いです、心理テストなどは他人がやっているのを見ると「やってみたい」とやってくれますし結果をシェアできるようにすればまたそこから広まります
◆見てほしいサイト
「ユーザーにお題を出せる」それだけのめちゃくちゃシンプルな仕組みであり、言い方は悪いですがデザインも機能も難易度は高くないものです
システム的には個人向けメールボックスを作れるサービスとなるのですがそれを「お題」と絞ったことでユーザーの意識を誘導し使いやすくしています
陳腐化するものでもありませんし「個人レベルで初心者でも作れて宣伝も必要ない」サービスとしては最高峰のサービスだと思います
この発想が出るのがとても羨ましいですし尊敬します
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2.「SNSなどに投稿して完結する」サービスを目指す
pixivなどのように「ついでに投稿」ではなく、最初から「SNSに投稿するために使う」といった方です
昔のTwitterを思い出してください。知らない人は2chでも良いです
「画像をアップロードしたい」と思った時に外部のアップローダーサービスを探して画像をアップロードし生成されたURLをツイートする
そんな一連の流れがあり、それを見たユーザーが「imgur」ってのを使えばアップロードできるのか、と真似をしてどんどん利用者が増えていきます
投稿した人は「できるだけ多くの人に見てもらいたい」のでTwitterなどで周りやすく口コミで広がりやすくなります
また、イラストを投稿する人はイラストを投稿する人とフォロワー関係にあることが多いので特定のクラスタ向けのサービスでも効率よく広がります
☆気をつけること
単純にただのアップローダーだと愛着がわかないですし覚えてもらえないのでキャラクターを作るなりして印象を強く残せるものにするといいと思います
◆見てほしいサイト
これは長いURLを短くできる短縮URLサービスなのですが、短縮URLサービスは沢山ありますしgoogleなどの超大手も参入してる分野で「便利さ」という点で差別化もできないので後追いに目は無いと思っていました
だからこのサービスを見た時に衝撃を受けました、キャラクターがかわいい!
機能で差別化出来ないということは逆に言うと「どこを使っても同じ」なのでそうなれば「どれだけ気持ちよく使えるか」が選ぶ基準になります
もし多少デザインがダサかろうが、多少使い勝手が悪かろうが、このキャラクターが好きな人はこのサービスを使うだろうな、と非常に感銘を受けました
100万人に使われるサービスではありませんが、確実に100人の心を掴むと言う事の大切さをこのサービスで覚えました
3.めちゃくちゃニッチなサービスを作る
逆にニッチすぎて100人くらいしか人口がいなそうなサービスと言うのもユーザーを獲得しやすいです
人の少ないジャンルは特に結束力が高く情報交換も活発なので本当にターゲットを絞れているならその100人が一斉にやってきますし、感謝してもらえる度合いも高く個人的にはすごく作っていて楽しいのがこの種のサービスです
需要に対し供給がなく大手の企業では採算が取れないので進出しないという隙間産業のようなもので、限界集落に野菜を売りに行くおじさんみたいなイメージを持っています
大きなジャンルや機能に対して絞りをかけると言うのも良い手段で
(ニッチかはともかく)例えば「犬のSNS」ではなく「ミニピンを飼っている人のSNS」など対象を絞るほど総ユーザー数は減りますが使ってもらえる可能性が上がります
上に挙げたお題箱などはその最もたる例で
機能は完全に「レンタルメールボックス」ですがそれを「お題箱」と名付けて機能を(精神的に)制限することでニッチジャンルにリーチしています
これは「なんでもできる自由帳よりも原稿用紙の方が小説を書きやすい」というのに似ていて確かに幅は狭まっているけれどその分だけその分野の人が使ってくれるようになります
まとめ
昔の自分を思い出しRails歴2ヶ月で毎月20人くらいは自分で送客できて(フォロワーさんとか)きちんと半年間運営した場合3割くらいの確率で5万PVくらいは狙えるかな?
くらいの超現実的な条件で考えたらすごく狭い記事になってしまいました
普通の人でも参考になる記事を書こう!と意気込んだもののやっぱり難しいですね
もうちょい条件を緩くすれば(広告に100万くらい使えるとか)やれることも格段に増えるので色々説明できるのですがまずは第一歩という事で
最低限上の条件を満たしていれば後はデザインのブラッシュアップや運営でどうにかカバーしていけると思いますし全く知識のないところから「さあ作ろう」よりは指標となるのではないかと思います
しかしこうして考えると診断メーカーが初心者の作れる最高のサービスということがよくわかると思います
コンテンツは1vs1であり、拡散されやすく、ニッチジャンル(数万人使われるものからマイナーな地名の診断などまで)も網羅し、陳腐化することもないのでtwitterが生き残る限り続きます
システムとしても難しいものでは無いので個人でも作れます、自分で作れなかったのが悔しくて今でも夢に出ます
さてさて、うまく説明できた自信がありませんがこんな感じです!
実践的な話は一般化できないのでサンプルサービスを作って説明してみようかなーと考えていて、また今度書くので良かったらまた読んでください