Chop Suey｜Fried Pork with Shihochiku, Makomotake, Chinese cabbage, Chinese chives and Mushrooms
旬の食材、秋の細タケノコ｜
四方竹とマコモタケ、白菜と豚肉の中華炒め
１０月に入ると、腹ぺこさんと私は四方竹探しに向かう。
数件のお店を回り、入荷が無いかチェック。
そして何とか手に入れたのが水煮パック６袋。
鍋や炒め物、スープに使ってあっという間に消費。
あっけないねえ。
１０月中旬、とあるスーパーの野菜売り場の一角で売ってたので
手に取って選んでいるとデモンストレーターのお姉さんが
「高知県の筍、今だけの販売です。煮物やお味噌汁にぴったりです。
お味見いかがですか？」
と差し出す。味は知ってるので結構ですと断りながら
毎年楽しみにしてるの、美味しいよね。と会話してると
私が客寄せになって数人集まってきた。
「それネマガリダケでしょ、知ってるわ」
とデモンストレーターのお姉さんにぐいぐい話しかけるおばちゃん。
でもこのお姉さん、実はよく知らないみたいで
「高知県の筍、今だけの販売です。煮物やお味噌汁にぴったりです」
としか言わない。
水煮の入ったパッケージにも高知県産タケノコとしか書いてない。
せめて四方竹シホウチクって言ってー。
すると見かねた品出し中のベテラン風の貫禄のある店員さんが
「高知のシホウチクは秋だけ採れる珍しい筍です。いかがですかー」
と、助け舟を出す。声も大きいしよく通る、力強い援護射撃だ。
なのに、デモンストレーターのお姉さんはやっぱり
「高知県の筍、今だけの販売です。煮物やお味噌汁にぴったりです」
…頑張れ、デモンストレーターのお姉さん！
そのままだと、山のように在庫残っちゃうぞ。
おばちゃんがネマガリダケと言ってるのは姫筍ヒメタケノコとも呼ばれる
チシマザサの筍。旬は５月、６月頃で春。
四方竹の旬は１０月で出回る期間もとても短い。
根元の切り口が四角いちょっと珍しい細タケノコ。
暖かい土地を好む様で、有名な高知県以外に
福岡県などでも栽培されてるみたい。
今年の分は楽しんだから、また来年食べられるといいね。
材料｜
四方竹
マコモタケ
白菜
ニラ
戻し椎茸
キクラゲ
豚バラ肉薄切り
調味料：
卵白+酒+醤油+コショウ（豚肉の下味つけ用）
薄力粉
米粉
炒め油
干し椎茸の戻し汁
粉末ホタテエキス
オイスターソース
醤油
塩
水溶き片栗粉
作り方｜
卵白+酒+醤油+コショウで下味を付けた薄切り豚肉に
薄力粉+米粉を付けて軽く揚げる
▼
さっと油通しした野菜類と豚肉を北京鍋に戻し、
干し椎茸の戻し汁+粉末ホタテエキス+オイスターソース+醤油+塩で
味付けし、水溶き片栗粉でとろみを付けて仕上げる
