働きながら不妊治療 5人に1人“両立難しく退職”

働きながら不妊治療 5人に1人“両立難しく退職”
k10011203581_201710300509_201710300516.mp4
働きながら不妊治療をした5人に1人が、両立が難しく退職したという調査結果を、不妊に悩む人たちを支援するNPO法人がまとめました。NPOは「働きながら安心して治療できる環境作りが必要だ」と訴えています。
この調査は、不妊に悩む夫婦などを支援するNPO法人「Fine」が、ことし3月から8月にかけてインターネットを通じて行い、働きながら不妊治療をしたことがあるという5127人が回答しました。

このうち、仕事と治療の両立が難しく「働き方を変えざるを得なかった」と答えたのは40%で、具体的には、複数回答で、5人に1人が退職を、10人に1人が転職を経験したと答えました。

働き方を変えた理由については、通院の回数が多いことや、職場で不妊治療に対する理解やサポートを得づらいことなどを挙げた人が目立ちました。

また、自由記述には、「周りに迷惑をかける心苦しさがあった」「不妊治療か仕事かどちらかを選びなさいと言われた」などという声がありました。

Fineの松本亜樹子理事長は「働き盛りでキャリアを諦めざるをえない状況は残念。働きながら安心して治療ができる環境作りを国や企業が支援する必要がある」と話しています。

働きながら不妊治療 5人に1人“両立難しく退職”

働きながら不妊治療をした5人に1人が、両立が難しく退職したという調査結果を、不妊に悩む人たちを支援するNPO法人がまとめました。NPOは「働きながら安心して治療できる環境作りが必要だ」と訴えています。

この調査は、不妊に悩む夫婦などを支援するNPO法人「Fine」が、ことし3月から8月にかけてインターネットを通じて行い、働きながら不妊治療をしたことがあるという5127人が回答しました。

このうち、仕事と治療の両立が難しく「働き方を変えざるを得なかった」と答えたのは40%で、具体的には、複数回答で、5人に1人が退職を、10人に1人が転職を経験したと答えました。

働き方を変えた理由については、通院の回数が多いことや、職場で不妊治療に対する理解やサポートを得づらいことなどを挙げた人が目立ちました。

また、自由記述には、「周りに迷惑をかける心苦しさがあった」「不妊治療か仕事かどちらかを選びなさいと言われた」などという声がありました。

Fineの松本亜樹子理事長は「働き盛りでキャリアを諦めざるをえない状況は残念。働きながら安心して治療ができる環境作りを国や企業が支援する必要がある」と話しています。