ルイス・ハミルトン 2017年のF1世界選手権
2017年のF1世界選手権 メキシコグランプリの決勝が現地時間29日(日)に行われ、ルイス・ハミルトンが自身4度目となるF1ワールドチャンピオンを獲得した。

今大会、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はランキング2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に66ポイント差をつけており、5位以上でフィニッシュすれば、自力でF1ワールドチャンピオンを獲得できる状況。

自力でのタイトル獲得の可能性がないセバスチャン・ベッテルは、最低でも2位以上でフィニッシュする必要があった。

優勝してスタイリッシュにタイトルを獲得したいと語っていたルイス・ハミルトンだったが、レースはオープニングラップでその二人が接触する波乱の展開。セバスチャン・ベッテルはフロントノーズを交換、ルイス・ハミルトンは右リアタイヤをパンクさせてピットインを余儀なくされ、最後尾から追い上げる展開となった。

最終的にセバスチャン・ベッテルは4位、ルイス・ハミルトンは9位でフィニッシュ。ハミルトンが333ポイント、ベッテルが277ポイントとその差は56ポイントとなり、最終2戦を残してルイス・ハミルトンのワールドチャンピオンが確定した。

レース直後のインタビューでルイス・ハミルトンは「やれることはすべてやった」とコメント。

「良いスタートを切った。ターン3で何が起こったのかはよく分らない。僕は彼に多くのスペースを与えていた」

「出来る限り挽回しようと頑張った。僕のファミリーとチームに心から感謝している。過去5年、メルセデスは素晴らしかったし、その一員であることを本当に誇りに思う」

「まだ実感はない。望んだようなレースではなかったけど、僕は決して諦めなかった。最後まで走り続けた」

4回目のワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテル、アラン・プロストに並んで歴代3位のタイトル獲得するとなった。次の目標は2位のフアン・マヌエル・ファンジオ(5回)、そして、1位のミハエル・シューマッハ(7回)となる。

ルイス・ハミルトンは、今シーズンここまでの18戦で9勝、13回の表彰台、11回のポールポジション、そして、全てのレースでポイントを獲得している。ポールポジションは通算72回の獲得でミハエル・シューマッハを抜いて歴代1位となっている。

ルイス・ハミルトンの所属するメルセデスは、すでに前戦アメリカグランプリでコンストラクターズ選手権4連覇を決めており、4年連続でダブルタイトルを獲得した。

ルイス・ハミルトン 2017年 F1ワールドチャンピオン

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カテゴリー: ルイス・ハミルトン | メルセデス