スペインのカタルーニャ州のプチデモン首相がカタルーニャ州独立宣言をしたことで、ついにカタルーニャ州がスペインから独立する現実見を帯びてきた。本当に、スペインからカタルーニャ州が独立するなんて事態になれば、ユーロ高が一瞬で崩れ去り、凄まじいほどのユーロ安が訪れるのは時間の問題だ。当然、ユーロ安が訪れれば、南アフリカランド円やポンド円も釣られて下落する可能性もあるので、安易にロングで攻めるのが危険な為替相場が到来している。
自分もまさかプチデモン首相がスペインから独立するなんて宣言をするとは思っていなかったし、自分以外の多くの人もプチデモンの独立宣言をサプライズアクションと思ったのではだいだろうか。今回はスペインのカタルーニャ州独立をテーマに記事を書いていきたい。
スペインVSカタルーニャ州。
カタルーニャ州の人からしたら、自分達はスペイン人ではなく、カタルーニャ人だという誇りがあるので、スペインの景気とかどうでもいいから早くスペインから独立したい。それに対して、スペインからしたら、カタルーニャという税金の稼ぎ頭がいなくなったら、財政が厳しくなるからどうしてもカタルーニャ州独立だけは防ぎたい。
スペインからカタルーニャ州が独立したらどうなるか。
スペインからカタルーニャ州が独立したら、カタルーニャから多くの企業が出ていってしまい、カタルーニャの経済状況は史上最悪となり、カタルーニャは財政破綻する。当然、スペインもカタルーニャ州が離脱すれば、スペイン国全体の経済活動が停滞化することで、スペインの税収が減り、スペインの財政破綻が現実見を帯びてくる。
カタルーニャがスペインから独立してしまうと、バルセロナがリーガ・エスパニョーラから追放されるという問題が発生する。これに関しては、バルサがプレミアリーグに所属する可能性が生まれることなので、サッカーファンからしたらそこまで残念なニュースではなかったりするが、バルサVSレアルのクラシコを見ることができなくなるので、カタルーニャがスペインから独立してほしくないという気持ちもある。
多分、スペインからカタルーニャ州は独立しない。
１．スペイン政府がプチデモン首相を逮捕するから。
スペインからカタルーニャ州が独立するという事態にはならないと自分は思っている。その理由は、プチデモン首相がスペイン政府によって、強制的に逮捕されてしまい、カタルーニャ州独立という事案自体がすべて無くなってしまうからだ。
２．スペイン政府がカタルーニャ独立を認める可能性は０%。
スペインの財政状態が最悪なときに、カタルーニャ州がスペインから離脱なんてしたら、スペインの財政が更に悪化してしまい、スペインの財政破綻というおぞましい事態が起こる。この最悪の事態を防ぎたいという思いが強いスペイン政府がカタルーニャ州独立を認めることは１００%ない。
なんだかんだプチデモン首相は漢。
プチデモン首相は、スペイン政府に逮捕されることを恐れてカタルーニャ州独立宣言は絶対しないと思っていたら、誰もがまさかと思うタイミングでプチデモン首相は逮捕されることを恐れず、カタルーニャ州独立宣言に踏み切った。こういう信念がある政治家はかっこいいなと思う反面、スペインを混乱させて何がしたいんだと思ってしまいますね。
スポンサーリンク
最後に、
カタルーニャ州独立はないと踏んでいるけど、どうなることやら。