2.線画
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[1]線画の準備
[2]キャラクターの線画
[3]背景部分の線画
[1]線画の準備
ラフで使用したレイヤーフォルダー名を、「ラフA」→「イラスト」に、「線」→「下書き線」に変更しました。
①「下書き線」フォルダー以外のレイヤーを、レイヤーの左側にある目のマークをクリックして非表示にしておきます。
②「下書き線」フォルダーを選択し、不透明度を27%くらいに下げます。
③「下書き線」フォルダーを選択し、[レイヤープロパティ]パレット→[効果]→[レイヤーカラー]をクリックして、レイヤーに描画されている線の色を青色に変えました。
POINT
[レイヤーカラー]はレイヤーに描画されている部分の表示色を変更する機能です。
設定したいレイヤーを選択した状態で[レイヤープロパティ]パレットから設定します。
[レイヤーカラー]の設定を解除すれば、元の描画色に戻るため、下描きなどの作業中に一時的に色を変更したいときに使用すると便利です。
※画面上に[レイヤープロパティ]パレットが表示されていない場合は、[ウィンドウ]メニュー→[レイヤープロパティ]を選択すると表示されます。
[2]キャラクターの線画
1.キャラクターの体
「下書き線」レイヤーフォルダーの上に、「線画」レイヤーフォルダーを作成します。
そのフォルダー内に新規レイヤーを作成し、あとから修正しやすいようにパーツ別にレイヤーを分けて線画を描いていきます。
まずキャラクターの体部分から。[鉛筆]ツール→[薄い鉛筆]を使い、ブラシサイズを7.0pxに調整して描いていきます。
▼使用サブツール[薄い鉛筆]
さらさらと軽いタッチで描ける鉛筆ブラシです。少し薄い色のやわらかい線を表現できます。
体が描き終わったら、[1]線画の準備の時と同様に[レイヤーカラー]機能で「体」レイヤーの線の色を青色に変更し、次に描くパーツの線が見えやすくなるようにしておきます。
2.キャラクターの髪
新規レイヤーを作成して髪の毛を描きます。髪の毛は勢いを優先し、はみ出た部分は後から[消しゴム]ツールで修正します。
この時点で、髪の毛が重なる部分の体の線は消しておきます。
キャラクターの線画が描き終わりました。
[3]背景部分の線画
窓枠と教室はそれぞれ別の新規レイヤーを作成し、背景を描いていきます。
窓枠や机などの直線部分を描くときには、線の始点をクリックしたあとにキーボードの「Shift」キーを押しながら終点をクリックすると、定規などを使わなくても直線が引けます。ブラシサイズはキャラクターより少し細い5pxくらいにしています。
背景、キャラの位置を少し修正しまして、線画はこれで終わりです。
なお、講座では線画の色を見やすくするために工程によって[レイヤーカラー]で青色に表示していますが、実際は黒色のままです。下描きの「下書き線」「色」レイヤーフォルダーは非表示にしています。
次回は下塗りの工程に入ります。
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