【目次】
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今回は関西地方のauショップ(要は近所)です
さて,定点観測シリーズになりつつあるauでのケータイ乞食体験記です。2017年7月は,初めてガラホのGRATINA 4Gに手を出しました。ちなみに,このGRATINA 4GはSIMロック解除すると,ドコモもワイモバイルも幅広く使えるそうです。手元に置いておこうと思います。
過去の定点観測履歴
2016年3月は下記の記事で,auのiPhone6をMNPで3台を契約した話を書きました。
2016年9月は下記の記事で,同じくauのiPhone6をMNPで3台契約した話を書きました。
2017年12月は,auのiPhone6Sの64GBを2台です。
2017年3月はiPhone6sの16GBを3台でした。
2016年3月と2016年9月がiPhone6,2016年12月と2017年3月がiPhone6Sですね。前回はiPhone6Sは絶滅しており,GRATINA 4Gになりました。
そして,いよいよ今回はiPhone7です。発売からちょうど1年ですね。iPhone8はもっと早く投げ売りになりそうな予感(もうなってる?)ので期待大です。
なぜauばかりなのか?
さて,なぜauばかりなのかといいますと,私にはドコモもソフトバンクもいわゆる特価BL(契約はできるけども,各種割引が適用されない制限)がかかっているのです。ドコモは機種変更ならできるんですけどね。
ゼロからのMNP指南
そして今回は,b-mobile S スマホ電話SIMからのMNPとなりました。つまり,ゼロからのMNPです。今回も,完全にゼロから解約までを1セットで計算したいと思います。
何も手元にないところから2回線契約・維持・解約したら,どのような収支になるのかをさらしたいと思います。自己回線を一切使わず,ゼロからのケータイ乞食活動は,一般の方々にも可能なモデルとして参考になるのではないかと思います。
ただし,案件については「すごい良条件なので自慢したい!」とかは一切ありません。近所優先というケータイ乞食にあるまじきチョイスなので,すごく良い条件とかでは全くありません。
私はケータイ乞食のプロの方々には遠く及ばないので,プロの方は記事を読まずにご勘弁ください。あくまで「MNPっておトクなの?」という初心者向けの記事となっております。
支出を計算:転出元はb-mobile S スマホ電話SIM3回線です
支出は大きく分けて2通りあります。支出1がMNP弾の補充,支出2がGRATINA 4Gの維持費や解除料です。
支出1:b-mobile S スマホ電話SIMの3台分経費
まず,転出元のMNP弾の計算から始めたいと思います。下記の記事で取り上げたb-mobile S スマホ電話SIMで,2017年10月21日に仕込みました。2017年10月29日の契約に間に合ってますので,準備期間は約1週間ですね。
今回はMNP弾として使うので,音声通話可能なスマホ電話SIMを選択しました。データSIMはMNPできませんのでご注意ください。
b-mobile S スマホ電話SIM |
b-mobile S スマホ電話SIM |
b-mobile S スマホ電話SIM |
|
---|---|---|---|
初期手数料 | ¥3,240 | ¥3,240 | ¥3,240 |
月額基本料1ヶ月分 | ¥2,646 | ¥2,646 | ¥2,646 |
MNP転出手数料 | ¥3,240 | ¥3,240 | ¥3,240 |
計 | ¥9,126 | ¥9,126 | ¥9,126 |
3回線で27,378円ですね。今回はソフトバンク系のb-mobile S スマホ電話SIMを使いましたが,auにMNPするならドコモ系のイオンモバイルもオススメです。通常はMNP弾にすると約13,000円のコストがかかりますが,1円キャンペーン時には1万円を切り,b-mobile S スマホ電話SIMに匹敵します。
支出2:iPhone7 128GBの維持費や解除料
さて,次にiPhone7 128GBの維持費や解除料などの計算に移りたいと思います。
iPhone7 128GB |
iPhone7 128GB |
iPhone7 128GB |
|
---|---|---|---|
契約事務手数料 | ¥3,240 | ¥3,240 | ¥3,240 |
1ヶ月目auピタットプラン(シンプル) | ¥207 | ¥207 | ¥207 |
1ヶ月目LTEネット(日割り) | ¥31 | ¥31 | ¥31 |
2~4ヶ月目auピタットプラン(シンプル) | ¥6,414 | ¥6,414 | ¥6,414 |
契約解除料 | ¥10,260 | ¥10,260 | ¥10,260 |
下取り端末 | ¥1,000 | ¥1,000 | ¥1,000 |
支出計2 | ¥21,152 | ¥21,152 | ¥21,152 |
さて,上記の表の計算内容についてです。これらの回線を解約するときの契約解除料も計算済みです。
そして,今回はauピタットプランでの契約となりました。使用したデータ容量に応じて,料金が上がっていくプランです。ビッグニュースキャンペーンが適用できるため,契約翌月から12ヶ月間1,080円の割引があるのも大きいです。auピタットプランについては下記をどうぞ。
そして,iPhone7やiPhone8では,iPhone6SやXperia XZsにかかるMNPau購入サポートがないのが大きいです(2017年10月29日現在)。
「MNPau購入サポート」契約解除料 | iPhone | au
https://onlineshop.au.com/disp/auOLSMNPauSupport.pdf
MNPau購入サポートは,12ヶ月以内の解約に
au購入サポート解除料をかける施策で,即解約の場合は端末定価の半額が解除料として請求されます。これがないのが,今回はありがたかったです。
au下取りプログラム
次に,下取り端末ですが,今回はヤフオクで購入したジャンクスマホの中から出しました。実際にはヤフオクで大量にまとめて買ったので,一つ一つの端末の価格は不明なのですが,仮に1,000円/台でコストを計算しています。
おおざっぱにこんな感じです。P-01Dとか,ケータイ乞食をしていた人であればめっちゃ懐かしい端末が混ざっています。こうしたジャンクスマホを仕入れると,「お!このスマホ懐かしい!ちょっと使ってみよう!」ってのが手に入るのも楽しみの一つです。
私にとっての今回の掘り出しモノは,Xperia SX(SO-05D)でした。質量95グラムのコンパクトスマホです。未だに最軽量スマホではないでしょうか。ちょっと嬉しかったです。しばらく使いたいと思います。
下取りプログラム(乗りかえ) | 下取りプログラム | au
さて,この中古Androidスマホは上記の下取り価格で取ってもらえました。本体価格からの還元と,利用料金からの割引が選べるのですが,2年維持するつもりはないので,当然ながら還元を選びます。
今回は8,640円を現金で還元してくれるとのことでした。結果として,今回は様々な割引後に一括720円を提示されたので,この8,640円から720円を引いて23,760円が現金還元されるはずだったのですが,中途半端だからという理由(小銭がなかった?)で24,000円を現金還元してもらいました。
したがって,今回は一括720円の予定が,一括640円になりました。ちょっとラッキーでした。
その他の条件
今回の条件はそこそこ重めのものがありました。
- au WALLETクレジットカード発行で10,000円引き×3
- auスマートバリュー適用(申し込み or 既存でも可)
- auスマートパスプレミアム(30日間無料)
今回の問題は,au WALLETクレジットカード発行ですね。陸マイラー活動をしていれば,クレジットカード発行はそう易々と容認できません。ただ,au WALLETクレジットカードはポイントサイト案件にもありませんし,今回は10,000円引き×3=30,000円分と考えれば価値があるかと考えました。
auスマートバリューは既契約,auスマートパスプレミアムは30日間無料なので良いでしょう。「三太郎の日」は…劣化が激しくてチャレンジする気がしませんね…。
2ヶ月目以降の維持費
というわけで,10月29日契約なので,10月残りの3日間の日割り分を計算すると,支出は先ほどの表の通りとなります。翌月からは,auピタットプラン(シンプル)の2,138円(税込)で,一般的にBL基準と言われる4ヶ月目まで最低でも維持することになります。
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収入を計算:下取り分のキャッシュバックはその場で現金
今回,購入したiPhone7 128Gです。ジェットブラックが2台とゴールドが1台です。iPhone7の発売当初は,新色として話題になったジェットブラックですが,精算しすぎて余っているのでしょうか?どこもジェットブラックの在庫が多いように思います。
au WALLETへのキャッシュバッククーポン
最後にクーポンです。前回の反省を活かして,今回はシダックスとwowmaでコスト0円のクーポンを用意しました。
最大10,000円キャッシュバック(チャージ)!得するau割引クーポンをプレゼント|シダックス
Wowma!会員限定 お得なauクーポン最大10,000円キャッシュバック!(チャージ)|Wowma!(ワウマ)−通販サイト
ただ,今回試してみて分かったのですが,複数台の場合はクーポン番号が異なるものを台数分用意が必要です(当たり前ですが)。
クーポンコードは必ずしも印刷しなくても,スマホやタブレットからでも読み取ってもらえるようです。とにかく,第数分のクーポンコードを確保してからお店に向かってください。
2017年10月29日現在のiPhone7 128GBのクーポンキャッシュバックは,10,000円/台です。iPhone7 32GBだと500円/台である点にご注意ください。GRATINA 4Gの5,000円/台はスゴく魅力的ですね!クーポンを絶対に用意しましょう。
というわけで,今回のキャッシュバックは,下取り分の8,000円/台のみです。iPhone7は先ほど述べたように,3台とも一括640円になりました。
auデビュープログラム
auデビュープログラム | キャンペーン・割引特典 | iPhone | au
もう一つ大きいのが「auデビュープログラム」です。下記の対象機種を購入と同時に,、「auピタットプラン・フラットプラン20/30」に加入すると,au WALLET プリペイドカードへ10,000円キャッシュバック(チャージ)されます。
対象機種
iPhone X / iPhone 8 / iPhone 8 Plus / iPhone 7 / iPhone 7 Plus<全容量>
iPhone7 128GBの端末価値
あと,2017年10月29日時点の携帯買取専門店(通称:コリアン)さんの買取価格を参考に,iPhone7 128GBの端末価値を53,000円で計算します。
ただ,あくまで端末価値の推定をしているだけで,端末の売却を推奨しているわけではありません。
トータルの収入の計算をしてみます
それでは,収入の計算をしてみましょう。キャッシュバックは2017年10月現在のau下取りプログラムのAndroidスマホ下取り分8,640円/台,クーポンキャッシュバックとauデビュープログラム合わせて,au WALLET プリペイドカードへ20,000円キャッシュバックです。
iPhone7 128GB |
iPhone7 128GB |
iPhone7 128GB |
|
---|---|---|---|
端末価値 | ¥53,000 | ¥53,000 | ¥53,000 |
下取り | ¥8,640 | ¥8,640 | ¥8,640 |
クーポンCB | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 |
auデビュープログラム | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 |
収入計 | ¥81,640 | ¥81,640 | ¥81,640 |
収支を計算:ゼロからMNP弾を作った場合の結果
今回はb-mobile S スマホ電話SIMからMNP弾を作って,一から始めました。つまり,読者のみなさんも「自分の契約している現在の回線とは全く関係なく」これと同じ手順を踏めます。
b-mobile S スマホ電話SIM→ iPhone7 128GB |
b-mobile S スマホ電話SIM→ iPhone7 128GB |
計 | |
---|---|---|---|
支出計1 | ¥-9,126 | ¥-9,126 | ¥-9,126 |
支出計2 | ¥-21,152 | ¥-21,152 | ¥-21,152 |
収入計 | ¥81,640 | ¥81,640 | ¥81,640 |
最終収支 | ¥51,362 | ¥51,362 | ¥51,362 |
おおお!なんと,51,362円/台という結果になりました!これはスゴい。もちろん,ケータイ乞食全盛期には及びませんが,当時でも私は「台当たり5万円を超えたら御の字」と思ってましたので,これはかなりの好成績です。
前回は18,250円/台という結果でしたので,今回はかなり良かったです。auのSIMロック解除の受付条件変更で,2017年8月1日かようになったら2017年11月30日までの契約で,機種購入日から101日以降でSIMロック解除ができるので,待ちたいと思います。
SIMロック解除の受付条件を一部変更 | サービス・お手続きに関する情報 | au
auは2017年12月1日以降,一括払いで購入の場合は,一括払いの支払い確認後(すなわち即日に近いタイミング)にSIMロック解除ができるようになるとのことで,この点は本当にありがたいです。
まとめ
いろいろ勉強して,ケータイ乞食分野に新規参入しても,もはや先がない…と前回までは書いていたのですが,今回の結果はそれを覆しますね。
- 51,362円/台=3台で154,896円の利益
とはいえ,衰退気味な分野であるのは間違いないので,過大な期待は禁物です。
ただ,ケータイ乞食=ケータイ料金の仕組みを知ることなので,その意味ではケータイ料金節約術につながる可能性もあります。
個人的には,今回はクレジットカード発行の部分が,陸マイラー=ポイント活動と重なり,「何円以上のメリットがあれば発行しても良いか?」と考えました。これは,ケータイ乞食だけをやっていたときにはなかった視点です。ケータイ乞食と陸マイラー=ポイント活動は親和性があると思います。
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陸マイラー=ポイント活動に興味がある方は上記の記事もどうぞ!
ともあれ,本記事はあくまで私の体験談です。本ブログの読者さまが,本記事をどのように理解して活用するかは,それぞれの価値観であるかと思います。少しでもお役に立てば幸いです。