天気のあれこれ♪

普段何気なく見ている雲や雨などから珍しい現象まであれこれ書いていきます~

南海トラフ地震は過去12回のうち6回も11月~12月に発生!!11月7日までに巨大地震発生の可能性大との噂も!

台風22号は、29日15時現在では東北東に45km/hの速度で進んでいます。現在は潮岬の南約120㎞にあり、中心気圧は975hPa・中心付近の最大風速は30m/sとなっています。今後はこのまま東北東に進み、日本列島の南の海上を通過する見込みです。

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この台風22号の影響で本日開催予定だった天橋立の『ふゆ花火』・横浜マラソンなども中止となってしまいました。楽しみにされていた方は残念でしたね。。

 

さて、本日の天気のあれこれは、11月1日から南海トラフ巨大地震に繋がる予兆を観測したらわずか2時間で臨時情報を出すことが決まったので、南海トラフ地震について取り上げたいと思います~

 

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   目次

 

 

 

1.そもそも南海トラフ巨大地震ってなに?

南海トラフ巨大地震は、フィリピン海プレートとアムールプレートとのプレート境界の沈み込み帯である南海トラフ沿いが震源域と考えられる巨大地のことを言います。

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2.今までには何回くらいあったの?

過去には、記録に残っているだけで12回発生したと言われています。古い順番に並べていくと、、

684年11月29日  白鳳(はくほう)地震

887年8月26日    仁和(じんな)地震

1096年12月17日     永長(えいちょう)地震

1099年2月22日  康和(こうわ)地震

1361年8月3日    正平(しょうへい)地震

1498年9月20日  明応(めいおう)地震

1605年2月3日    慶長(けいちょう)地震

1707年10月28日  宝永(ほうえい)地震

1854年12月23日 安政東海(あんせいとうかい)地震

1854年12月24日 安政南海(あんせいなんかい)地震

1944年12月7日   昭和東南海(しょうわとうなんかい)地震

1946年12月21日 昭和南海(しょうわなんかい)地震

となっています。

3.どのくらいの間隔で起きているの?

684年11月29日  白鳳(はくほう)地震

<203年間>

887年8月26日    仁和(じんな)地震

<212年間>

1096年12月17日     永長(えいちょう)地震

1099年2月22日  康和(こうわ)地震

<262-265年間>

1361年8月3日    正平(しょうへい)地震

<137年間>

1498年9月20日  明応(めいおう)地震

<106年間>

1605年2月3日    慶長(けいちょう)地震

<103年間>

1707年10月28日  宝永(ほうえい)地震

<147年間>

1854年12月23日 安政東海(あんせいとうかい)地震

1854年12月24日 安政南海(あんせいなんかい)地震

<90-92年間>

1944年12月7日   昭和東南海(しょうわとうなんかい)地震

1946年12月21日 昭和南海(しょうわなんかい)地震

 

過去12回の南海地震を振り返ると、中世以前の発生記録では200年以上の間隔で発生し、以降は90年~147年とやや間隔が短くなってきています。 

4.南海トラフ地震が起こる確率は?

最後に起きた昭和南海地震(1946年)から70年経過しましたが、仮に100年間隔としたら後30年しかありません。30年以内に南海トラフ地震が起こる確率はどのくらいなのでしょうか?

想定震源域を南海・東南海・東海と分けて計算した確率・規模が下の図です。

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最も確率の高いのが東海エリアで87%・東南海エリアが70%・南海エリアが60%となっていますね。

 

ちなみに2017年の地震調査委員会による発表によると、10年以内に南海トラフでM8.0以上の巨大地震が発生する確率は『20~30%』・50年以内だと『90%以上かそれ以上』と発表されています。

 

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5.南海トラフ地震は11~12月に起こる事が多い。。

過去12回の発生月を見てみると、11月~12月が6回と一番多いのが分かります。割合にすると実に50%!12月はクリスマスや冬休みと楽しいイベントが多い時期ですが、ちょっと注意しないといけませんね。

6.11月7日までに巨大地震の可能性大って本当?

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この噂の元になっているのは、『リング・オブ・ファイア』と呼ばれる環太平洋火山帯の活動が根拠と思われます。この説によればリング・オブ・ファイア上をぐるりと時計回りに移動するかのように巨大地震が連鎖すると言われており、アリューシャン列島(北太平洋に位置しアメリカ大陸とアジア大陸の間を連絡している)を大きな地震が襲うと、次に中南米・日本と連鎖するというものです。

 

なんだ眉唾の話かと思うかもしれませんが、過去には2回このパターンで発生しています。

例1

1946年4月1日  アリューシャン列島でM7.8

1946年11月10日 ペルーでM7.3

1946年12月21日 昭和南海地震(M8.0)が発生

 

例2

1957年3月9日  アリューシャン列島でM8.2

1957年7月28日  メキシコでM8.0

1958年11月7日  択捉島地震(M8.1)が発生

 

今年

2017年7月18日 アリューシャン列島でM7.8

2017年9月7日   メキシコでチアパス地震(M8.2)

2017年9月19日 メキシコ中部地震(M7.1)

2017年11~12月頃   日本?

 

今年も既にアリューシャン列島・メキシコで起こっていますから、11月~12月に日本で起きるかもしれません。11月7日までが危ないと言われているのは、過去にメキシコで地震が起きていから2か月以内に日本で地震が起きているケースが多いからでしょう。ややこじつけな気がしますが、警戒はしておいた方が良いかもしれませんね。

7.もし南海トラフ地震が起きたらどのくらいの被害が出るの?

 

2012年8月29日に内閣府中央防災会議がM9クラスの巨大地震が起きた場合の被害想定を発表しています。f:id:sho11070714:20171029130147j:plain

死者数は32万人にものぼり、2003年に発表した2万4,700人の13倍です。

 

具体的な内訳は、関東圏内が6,000人・静岡では10万9,000人・三重県で4万3,000人・和歌山県で3万5,000人・高知県で2万5,000人・愛知県で2万3,000人・宮崎で3万4,000人などとなっています。

ただ減災を徹底したら死者6万人までに減らせるとの予想も出ています。予想の約7割にあたる23万人は津波による死者と見込んでいるため、早めの避難によって大幅に犠牲者数を減らせるかもしれません。 

8.11月1日から南海トラフ地震の予兆分析を最短2時間で!

気象庁は2017年10月26日に南海トラフ巨大地震に繋がる恐れのある地震や異常現象を観測した場合に専門家で作る検討会でそれを評価し、南海トラフ地震に関する情報』を発表すると明らかにしました。観測から最短で2時間で臨時情報を出すとのことで、2017年11月1日正午より始まります。

 

これにより最も想定の多い津波による死者を大きく減らせるかもしれませんね。

 

 

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9.まとめ

過去の南海トラフ地震を調べてみると、50%が11月~12月に発生していることが分かりました。やや眉唾ですが、11月7日までに日本で巨大地震が起こるかも?という意見もあるようなので、災害対策はしておいた方が良いかもしれませんね。

 

おススメの災害グッズを取り上げた記事はこちらです☟

 

www.tenkinoarekore.com

  

    

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