タオルをフワフワに洗い仕上げる方法
こんにちは!ハナです。
また週末雨ですね・・・
また大物洗いは諦めて、タオルについて書いてみます。
はじめはフワフワだったタオルが、使っている内にゴワゴワになってしまった・・・
柔軟剤をいくら入れてもフワッとしない・・・
それ、逆効果かもしれません。
本日はタオルをフワフワに快適に使うための洗濯術です。よろしければ最後までお付き合いください。
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タオルの種類
パイル地
タオルの生地としてはもっとも一般的な織り方。繊維がループ状になっているのが特徴。
吸水性に優れており、フェイスタオルやバスタオルなど幅広い製品に使われます。
シャーリング地
パイル地の表面をカットしたもの。フープになっておらず、引っ掛かりがなく、ベルベットのようななめらかな肌ざわりが特徴。
吸水性は若干落ちる。バスローブやナイトウエアなどに向いている素材です。
ワッフル地
お菓子のワッフルのように凸凹した立体的な形状。吸水性に優れていて乾きやすいのが特徴。汚れが付きやすく、落としにくいのがデメリット。
食器拭きなどに利用されることが多い。
ガーゼ地
細い綿糸を縦横に粗い平織にして、柔らかく織り上げたもの。吸水性に優れており、非常に乾きやすい。洗うたびに柔らかく肌に馴染んでいくのが特徴。非常に細い糸を使っているため、破損しやすいのがデメリット。
タオルや肌着、寝具など用途は非常に幅広いです。
無撚糸地
「むねんし」と読みます。パイル地などは細かい糸を撚り合わせて強度を出しますが、無撚糸は撚った後に特殊な技法により撚りを取りのぞいた繊維です。吸水性にもすぐれており非常に柔らかく滑らかで、肌への負担が少ないのが特徴。アトピーなど、敏感肌の方に特におすすめですが、価格が普通のタオルよりも少々高価になるのがデメリットでしょうか・・
ベビー用品やブランドタオルなどに使用されています。
無撚糸 | パイル |
ゴワゴワや毛羽脱落は柔軟剤が原因?
ゴワゴワの原因
使っていくうちに硬くなってゴワゴワしてきたタオルをフワフワにするために、大量の柔軟剤を使ったり、柔軟剤を替える人も多いかもしれませんが、効果は期待できません。
柔軟剤の主成分は陽イオン系の界面活性剤です。
「界面」とは相いれない物質の境界面のことを言い、界面活性剤とはその境界面を変質させて混じり合うようにするもののことを言います。
水と油は混じり合いませんが、そのに石鹸水を一滴入れると混じり合います。その場合、石鹸水が界面活性剤という訳です。
なので柔軟剤の中には油と水が仲良く同居しているんです。
そして陽(+)の性質を持つ柔軟剤は陰(-)の性質を持つ水に濡れた繊維と惹かれ合い結合します。
その状態で衣類を乾燥させると、水分は蒸発し、油分だけが繊維をコーティングするように残ります。
すいません・・わかりにくいですよね。
イラストで描くと↓こんな感じです。
これが柔軟剤の仕組みです。柔軟剤は決して繊維を柔らかくするものではありません。油膜で繊維の滑りをよくしているだけです。
柔軟剤を使い続けていると、洗濯で落としきれなかった油分が蓄積して、衣類の吸水性能(水をはじくので)が落ちていく場合が多々あります。ゴワゴワになると感じるのも蓄積した古い油分のせいです。
その場合、吸水性の落ちてしまった衣類を柔軟剤を使用せずに何度か洗うと、余計な油分が綺麗に洗い落とされて吸水性が復活することがありますので、ぜひお試しください。
買ったばかりの新しいタオルにはワックスや糊などが使われている場合があります。まずは綺麗に落としてから使った方が吸水性もUPしますし、肌に優しく使いやすいタオルになります。まずは数回柔軟剤を使わずに洗うことをオススメします。
毛羽脱落の原因
ジャーリング地のタオルの場合、洗っても洗っても毛羽が抜け落ちて顔や身体に細かい毛羽がついて不快という場合があります。
タオルの手触りがよい物ほど、繊維の密度が高いため、毛羽は脱落します。
本来、毛羽同志の摩擦によって毛羽が抜け落ち、次第に落ち着いてくるものなのですが、柔軟剤を使用すると、滑りがよくなり摩擦が減る為、いつまでも毛羽が脱離することになります。
使い始めに柔軟剤を使わずに余計な毛羽を落としてしまうことで、数回の洗濯で毛羽の離脱が完了して、使いやすいタオルになります。是非お試しください。
ドラム式洗濯機ではタオルはフワフワにならない
ドラム式洗濯機をお使い方で、いくら柔軟剤を入れてもタオルがフワフワに仕上がらないと感じておられる方も多いのではないでしょうか?
私もその1人です。
原因はドラム式洗濯機の洗浄方式によります。
ドラム式の洗濯方式は叩き洗いです。そのため、特にパイル地のタオルは叩きつけられてプレスされた状態になり、パイルが寝てしまってフンワリ感が失われます。
対策としては、乾燥機を使うことです。ドラム式の乾燥機は衣類をかき混ぜならがら空気を含ませて乾燥します。このとき、パイルが起き上がるので、完全に乾燥させなくても、20分ほど乾燥機にかけてから干すことで柔軟剤を使わなくてもフンワリ仕上がります。
もしくは干し上がってから10分ほど乾燥機にかけてもいいです。
どうしても乾燥機が使えない場合は、干す前にタオルの長辺の真ん中ぐらいをつまんで、力いっぱい降りさばきます。
タオルを振りさばくとこでパイルが起き上がるのでフワっと仕上がります。
かなり効果的です。お試しを!!
タオルの収納
当たり前ですが、詰め込みすぎると繊維が倒れてしまってフワッと感が失われます。詰め込みすぎないようにしましょう。
余談ですが、タオルも畳み方を変えるだけで随分スッキリしますよ!
タオルの端が見えるように収納するとスッキリ見えませんし、取り出す時にバラバラになりやすいです。
タオルの輪になった方を外側に揃えるだけで同じ畳み方でもスッキリします。
我が家では手を拭くタオルはタオルハンガーにかけてますが、濡れた状態で放置されいるタオルハンガーのタオルで顔を拭くことに少々抵抗があるため、顔を拭くときは「使い捨て」ならぬ「使い洗い」です。
毎回タオルを替えます。
なのでフェイスタオルサイズを使うと洗濯物が大量になってしまうので、ハンドタオルを使っています。
タオルのサイズを小さくするだけで洗濯量も収納場所も半分で済みます。
毎回タオルを替える人はタオルのサイズを見直してみてはいかがでしょう?
本日は以上です。どなたかの楽しい洗濯ライフのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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