- 北京・釣魚台国賓館で会談
創価学会の訪中団一行は、2012年1月11日、中日友好協会の唐家セン名誉顧問と北京市内の釣魚台国賓館で会談した。
唐名誉顧問は、駐日中国大使館の公使、外交部長(外相)、国務委員等を歴任。池田大作名誉会長とは10度を超える友誼の語らいを重ねてきた。
会談の冒頭、唐名誉顧問は「池田先生のことを語ると、先生が開かれてきた数十年に及ぶ中日友好の歴史が、まるで映画の場面のように鮮やかに脳裏に浮かびます」と述べ、両国交流の歩みを述懐。1968年の池田名誉会長の日中国交正常化提言について、「敵対勢力がいる中で、一日も早い中日友好を強調され、具体的な道筋をつけられた偉大な提言です。まさに、自身の命をかえりみず、歴史的な見地から先見の明をもって語られた内容で、池田先生の胆力と勇気を感じました」と高く評価した。
また、1974年、初訪中の池田名誉会長と李先念副総理の会見で通訳を務めた思い出を「今でも鮮明に覚えています」と回想。さらに、日中国交正常化後、中国から初の正式な留学生を創価大学が受け入れた事実に言及しつつ、今後の友好で大事なのは両国のつながりを一層強め、国民間の友好感情を発展させることであると強調した。
池田博正副理事長は、国交正常化40周年の本年、学会からの青年訪中団の派遣をはじめ、さらなる交流を促進していきたいと念願。唐名誉顧問は深い賛意を述べ、両国の永遠の友好のために、今後も共に力を尽くしていきたいと語った。
会談には、中国人民対外友好協会の李小林会長、中日友好協会の井頓泉副会長が同席した。