usomegane 「キューバでは、アジア出身の人をチーノと呼ぶんだ。日本人や中国人とは呼ばない。チーノと呼ぶんだよ」←この発言が一体なんの釈明になっているのか、何を言いたいのか全くわからない
でもさあ
なによりそこまで無警戒にマスコミを信じられねーわ。
お前等まだ学習しないのか?
だってその記述が意味不明で何か伝えるのに不十分なことぐらいは
文章のプロであるそれ書いた記者やチェックするデスクが最初に気付く筈なんだぜ?
なのにそういう風にぶっきらぼうに置いてあるわけ。
俺はピンと来るよ
「あ、これほんとはそれなりの言い分があるのかもしれない」
「これ書いた奴がわざと”意味不明なこと言ってる”みたいになるように切り取って
ほんとは付けることが出来る解説も故意にやらずになげっぱなしたのかもしれない」
「異様に中途半端なのは”嘘は書いてない”と言い逃れられる範囲で誘導してるのかも」
ってな。
仮にマジで記者にもグリエルの釈明が全く意味不明だったとして、
それをしなかったということの中には重大な無能性か悪意が潜んでるぞ。
まあ今回のケースではピンと来る以前にグリエルが何言ってるのかわかるんだけどね。
あのねえ、まず事実として、
グリエルの言ってることはほんとなの。
キューバとかもっと南下して南米のいくつかの国々ではアジア人を全部「チーノ」って呼ぶ。
これ自体に悪意や敵意は無い。
とんでもねえって?
君がキューバに長期滞在したら気のいい近所の人が「おはようチーノ!」って挨拶してくる。
友達が出来ても「おっすチーノ!元気か!」とくる。
アメリカなんかには悪意によってわざと雑で不正確な呼び方をする侮辱の仕方があるけど
そういうんじゃなくてデフォで大雑把なの。
「アメリカ人」とか「ドイツ人」とか滅茶苦茶な呼び方をされる。
要するに「悪意なく粗雑なあだ名で呼ぶ」という文化が彼等にはあるのだ。
マジだぜ。
その出身地の食いモノとか関係あるスタースポーツ選手の名前とかで呼ばれる。
日本になぞらえれば、宇都宮出身者は「餃子」だし香川出身なら「うどん」とか「シンジ」とか呼ばれる感じ。
このやりかたって大雑把に衝動的にやっていくには適してるんだよね。
ステレオタイプ処理って脳の負荷が軽減されるし。
知り合いのアジア人が目に入ったとき「おっ チーノ!」と反応するのは固有名詞を検索するよりたぶん早い。
たぶん彼等はそれが心地よいのだと思う。想像だが。
「チーノは吊り目」っていうのもセットなので、丸い目のアジア人相手にもそれをやる。
日本人だと理解したあとは「チーノ」ではなく「ジャパ!」とか呼ぶし
アメリカでは人種等+短縮は絶対許されないものとされてるけど南米ではそうじゃないってだけ。
アメリカ黒人同士がニガーと呼び合うのは禁忌をいじるジョークだけど
南米では禁忌性なんか元からなく「黒いの」って呼んじゃう感じ。
野蛮?でもそれが彼等のやり方だ。
そもそも我々日本人が「ジャップ」とか「ニガー」が許されないって感じるのは
何故属性呼びや短縮が許されないのかに理由はなくて、欧米社会の文脈ではそうだというのを飲み込んだだけ。
南米人はそんな欧米文化を知らないか、飲み込んでないというだけ。
それだけ。
それだけで、
グリエルのことを悪人とか卑劣な人格の持ち主とジャッジする資格がお前等にあるか?
なんで南米文化は尊重もされずに間違ってると一方的に断罪されてんの?
欧米白人文化を内面化して、疑問も持たずに南米文化を断罪してるの、
まあ普通の日本人がそんな南米の感覚や文化なんか知らないのはしょうがないけどさあ
自分が欧米白人文化を無意識に内面化してることのほうは常に自覚を持って欲しい。
そこの意識がないのは不覚だと思う。
あと最初に戻る(そして俺が一番いいたいこと)けど
ちょっとでも腑に落ちない中途半端さがあったら判断をストップしろ。
非難向けられてる人間の言い分が意味不明な形で紹介されてたら、
1.追い詰められて意味不明なことを言ってる
絶対まずは2を疑えということ。
俺は当該記事書いた傲慢で悪意ある記者の方こそきびしい処分下して欲しいわ。
グリエルも「アメリカの慣行を弁えなかった」という理由での処分は免れないとしてもな。
(文中の「南米」はキューバ含めたいくつかの南米国家って意味で、当てはまらない国もあるぞ。念のため。)
進歩思想って欧米盲従思想のことだよな日本では
イスラム教徒がEUで頑なに礼拝やヒジャブかぶるのはOKだけど、南米人が南米流のジェスチャーでいくのは絶許