次世代の燃料として、藻類から作り出すバイオ燃料が関心を集めています。
バイオ燃料は石油などの化石燃料と違って資源が枯渇する心配がありません。
飛行機の燃料であるジェット燃料には、軽油のように軽質な燃料が必要で、実際には軽油よりもっと軽質な灯油が利用されています。
化石燃料を燃料として使用すると、新たに二酸化炭素を排出しますが、バイオ燃料の場合は、原料となる植物、藻類が成長する際に固定した二酸化炭素を利用し、燃料として使用した際に排出します。
そのため、全体で見れば二酸化炭素の排出量が増えないことになり、温暖化の防止に効果があるものと考えられています。
ユーグレナは、光合成によって二酸化炭素を固定して成長するとき、油脂分を作り出します。
これがバイオ燃料として利用できるのです。
そして特にユーグレナは、微細藻類の中でも抽出・精製されるオイルが軽質であり、他の微細藻類に比べてもジェット燃料に適しているのです。
ユーグレナの培養には専用設備を利用するため、培養場所が農地である必要がありません。
サトウキビやトウモロコシといったバイオ燃料と違い、食料生産の土地と競合しないので、本来食料にすべきものを燃料にすることがなく、食料価格の乱高下を防ぎ、適正価格化に貢献します。
また、現在バイオ燃料候補として挙げられている植物よりも、敷地面積当たりの油脂生産性が高いことも特徴です。
たとえば、油ヤシの実に比べ15倍以上の生産性があります。
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