こんにちは、たけのこです。
フェルトグッズ製作シリーズの6回目です。
※前回まではこちら
今回はルームシューズとハンドバッグを制作しました。
ルームシューズとハンドバッグ。フェルトグッズ製作シリーズ⑥
ルームシューズ
今回作ったのはシンプルなルームシューズ。
外側をナチュラルカラー、内側をブルーで作成してみました。
初期に作ったものよりも、だいぶルームシューズらしくなってきました。
課題だった造形と強度を、今回は意識して製作しています。
特に注意したのはシワ。
前回までは収縮させる時間を短縮するよう作業していたためシワになりやすく、表面の強度にばらつきがありました。
今回は収縮の時間をじっくりかけ丁寧に造形するとともに、外側の強度を高めるため表面を特に収縮させています。
結果、物の品質としては、これまででもっとも良くできたかなって印象です。
ルームシューズの失敗点
今回の失敗は左右差です。
型もウールの質量も同じなのですが、収縮の具合でサイズ、口の大きさが違ってしまいました。
手作業で、木型を使っているわけではないので、多少の誤差は出るのは仕方ないんですけどね…
しかし、今回は当初片足しか作る予定ではなく、後からもう片足を作ったので誤差が大きく出てしまいました。
やはり靴を作るときは片足ずつではなく、両足一緒に作ることに限ります。
それでも、フェルトの面白さ特性をみることができたので、いい勉強になりました。
ハンドバッグ
ナチュラルカラー2色を使って、クラッチバッグにもなるハンドバッグを作ってみました。
染料を使ってないため肌にも優しいのが特徴です。
コンセプトはノートパソコンとA4サイズの書類が入るバッグ。
そのため、愛用のZENBOOK3がスッポリ収まる設計です。
ZENBOOKの薄さはMacbookAirクラスなので、そんなにマチは必要なかったのですが、書類や本、財布などを入れてもいいようにマチをしっかりとっています。
PCケースとしても、ちょっとしたお出かけでも使えるハンドバッグに仕上がりました。
ハンドバッグなので衣服と接することが多いことから、毛玉になりにくいようにしっかり収縮させているのも特徴と言えるでしょう。
また、膝の上に乗せるとちょうど良いサイズなので、これからの季節、寒いときにちょっとした暖かグッズになってくれそうです。
ハンドバッグの失敗点
ハンドバッグの失敗点は2点。
強度を出すために予定よりも収縮させすぎたことと、カラーの境目の強度が少し弱そうな点です。
ハンドバッグなので、それなりに重いものを入れたり、衣服と擦れることからしっかりした強度を出したい思いがあり、収縮をしっかりさせました。
その結果、A4サイズのクリアファイルがぎりぎり入る大きさになってしまい、余裕のない大きさになってしまいました。
コンセプトが…
また今回、マチになる部分を色を変えたとこに弱点が…
色の差をはっきり出すために、上部と下部のウールをしっかり分けて作り始めたため、フェルトの絡み合いが少なくなってしまいました。
そのため、他の部分に比べ色の境目部分が若干強度が弱いかもしれません。
別に手で思いっきり引っ張ってもちぎれないので使用に支障はないですが、もっとしっかりしたものを作りたいですね。
表面の仕上げがきれいになってきた
コツをつかんだのか、フェルトの表面がきれいに仕上がるようになってきました。
作るたびに課題は見えてきますが、一つ一つ解決して品質を高めていこうと思います。
出品を意識してオリジナルのデザインを考えてみようかなぁ。