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オトナ高校 #3/動物園の中心で童貞を叫ぶ!?エリート童貞、18年越しの絶叫キス[字] 2017.10.28

(荒川英人)《人は秘密を抱えて生きている》
(嘉数喜一郎)あなたはオトナ高校の記念すべき第一期生に選ばれました。
《誰にも知られたくない真実をそっと胸の奥にしまい込んでいる》《しかしこの教室にプライバシーの概念はない》
(山田翔馬)オトナ高校が始まって3週目。
初体験を果たして卒業した生徒はわずか3名。
君たちはいまだに処女であり童貞です。
(権田勘助)《ストレートに言うなよ》30超したいい大人がいまだに本当の意味でのオトナになれていません。
(斑益美)《やっぱり似てる》
(翔馬)それどころか初体験をしたという嘘の報告をして卒業をもくろんだ者までいます。
起立してください。
(嘉数)今ここでキスしてみてください。
(園部真希)キスですか?
(嘉数)出来るはずですよ。
本当に卒業条件を満たしたのなら。
証明してください。
(翔馬)国家の教育機関をだまそうなど国民として最低です。
校則違反のチェリートくんとスペアさんは罰として学級委員に任命し雑務を担当する事になりました。
《あんたに意気地がなかったから》《そっちがあんな提案したからだろ》お二人ともお座りください。
性経験なくして君たちに卒業の日は訪れません。
そこで新たな体験実習を用意しました。
「恋人代行サービス」?なんだ?それ。
(川本カルロス有)まさか風俗の一種とかっすか?お金払って知らない男の人とセックスしろって話?フッ…スペアさんなんにも知らないのね。
ネットのサイトを見て写真で指名したキャストとデートを楽しむのが恋人代行サービスよ。
ただし性的行為は禁止。
注意点は写真の修整が激しくて会った時のがっかり感が半端ない事。
詳しいのねヒミコさん。
何回利用したの?恋愛漫画で得た知識です!まあ基本はそうですが君たちはサービスをされる側ではなくサービスする側になります。
サービスする側?俺たちが客から指名されるって事?それはちょっとなあ…。
《エリート銀行員の僕が何が悲しくてそんな事を…!》すでにキャスト登録のために写真をお店に送っています。
しゃ…写真って顔出し?バレたら会社に行けないよ俺!ご安心を。
写真にはぼかしと修整を入れ登録はニックネームにしました。
こちらをご覧ください。
(生徒たちのざわめき)《僕はこんな知能指数が低そうな格好はしない…》うわっ…髪の毛フサフサだ!ハハッ!私そんなに趣味悪くないわよ。
(男子生徒)おお…!
(女子生徒)かわいい…。
(川本)ちょっ…えっ?なんか俺犯罪者みたいになってんすけど!ねえ!《目隠ししても似てる》
(翔馬)そして体験実習の注意事項ですがキャストと客の親密行為は禁止です。
手を繋ぐのも禁止ですか?それは大丈夫です。
というかこのサービスの売りは手繋ぎデートなのでデート中の1時間は出来るだけ手を握ってあげてください。
もし客からキスとか求められたら?
(翔馬)それはダメです。
この実習のミソは業務中の禁止事項も業務外なら全てマルになるという事です。
業務外とは?つまり連絡先を交換して後日対等な男女として会うのは自由。
双方の合意があれば親密交際もオッケーです。
一期一会を大切にして大人の階段を上ってください。
いや〜いきなり親密交際オッケーとか言われてもさあ。
指名客を逆ナンしてセックスしろって事?僕らにも選ぶ権利はあるよね。
(翔馬)サショーさんいい加減そういうのやめにしません?えっ?いや俺何も言ってないよね?
(女子生徒)はい。
(翔馬)経験もないのに余裕を見せたり遊び人を装ったりしても女は嘘を見抜きますよ。
むしろ逆に未経験が武器になる事もあるんです。
ありのままでいいんです。
いや…写真にあんな修整入れてありのままってさ…。
(翔馬)はい!今日のカリキュラム。
《無視かよ…》
(翔馬)デートに特化した授業と致します。
《なんかキッツイなあ…》
(持田守)それにしてもひどい自己紹介ですねえ。
おっ!ヤルデンテくんにもうこんなに指名が。
(翔馬)そんな彼がなぜ未経験なのか…。
彼の夢はプロ野球選手でしたが肩を壊して挫折しています。
その夢を子供で叶えようと女性に過剰な運動神経を求めているのが原因でしょうか。
(姫谷さくら)女性に求めるものがそもそもおかしいです。
家庭訪問の必要がありますね。
(さくら)家庭訪問?さくら先生お願い出来ますか?えっまた私!?大丈夫ですよ。
学級委員を同行させますから。
えっ?はーいアルデンテパスタ弁当鮭キノコ2つ!お待たせしました。
はーい!ありがとうございます。
店長やっと会えたね!イエーイ!やったー!なんで月火水は昼間いないの?店長国の食育プロジェクトに呼ばれてるらしいっすよ。
え〜!すごい!見た目も中身も素敵なのね!
(川本)でしょー!かっこいい〜!《なぜ彼はあんなにモテる?》《笑顔と運動能力を除けば人としての偏差値ランクは僕がはるかに上のはずなのに》週末カラオケ行きましょうよ!行きたい!オブリガードオブリガード!渚さんお待たせしました。
(片村渚)店長さん今日も大繁盛ね。
ええ。
おかげさまで。
日曜日の件考えておいてね。
はい。
前向きに。
あれ?あのかわいい人片村渚じゃない?えっ?ソフトボール日本代表の?うん。
《なんでヒミコが?》あなた川本店長の何?何って言われましても…。
彼のあだ名「千人斬りのヤルデンテ」よ。
近寄るとやけどするわ。
《あからさまな妨害工作》《いかにもモテない女がやりそうな事だ》気にしないでくださいね。
この人ちょっと変なんです。
初対面の人にこう言うのもなんなんですけどきっとあなたは店長の理想のタイプですよ。
頑張ってくださいね。
(渚)そんな事ないですよ。
草野球チームに何度誘っても思わせぶりに笑うだけ。
今日もそう。
(川本)みんなが彼女!とっくに振られてたんだと思う。
ヒミコさんクラスメートの卒業を邪魔するようなまねやめましょうね。
あなたこそ邪魔しないで。
これは?先週の運動能力検査の結果表よ。
私はオールAなの。
運動神経抜群の私こそがふさわしい相手なの。
でも今の美人世界レベルのアスリートよ。
へっ?本当は運動神経とか関係ないんじゃないかな?言い寄る女性を傷つけないための方便なんだと思う。
《怖い怖い。
ああいう女には近づかないに限る》そんなに好きなの…?だったら川本くんが異性に何を求めてるのかなぜまだ未経験なのか一緒に探らない?応援してくれるの?あなたの先生だもの。
学級委員も協力してくれるわ。
なんで私がヒミコの応援なんか…。
(川本)ありがとうございました!ありがとうございますまたね。

(翔馬)君たちに大変いいお知らせがあります!クラス全員に恋人代行サービスの指名が入りました!
(生徒たちのざわめき)
(川本)え〜?ハハハハ…。
《見れば見るほど似てる》《ガン見しすぎ》なお今日は君たちの力量を考慮してグループデートとします。
ヤルデンテくんもいるなら心強いよな。
ハハハハ…。
よろしくね。
《まるで女の扱いは任せろとでも言いたげな笑顔だな》《顔と運動だけが取り柄のくせに》あれ?あの3人組じゃないっすか?《どうせ恋人代行サービスを頼むような女だ》《連れ歩くのも恥ずかしいようなさえない女どもが…》《えっ…?》《えっなんで?》《3人とも爽やかでいい感じじゃないか》《いや油断するな》《しょせんは飢えたメス豚どもだ》
(静流)あっヤルデンテさんだ。
思ったとおりのイケメン。
ウイーッス。
ウフフ…。
(詠美)えっサショーさん?あっ…。
写真とイメージ違いますよね。
ああ…あの…散髪行ったら切られすぎちゃってさ。
ハハハハ…!
(中山遥香)チェリートさんも随分イメージ違うなあ。
《ほらきた。
どうせワイルドさが足りないとか頭の悪いコメントで僕をイラつかせるんだろ》写真より実物のほうが真面目そうで全然いい!え…あっありがとう。
じゃあ手繋ぎましょうか。
(静流)あっ…はい。
(詠美)じゃあ私もサショーさんと繋いじゃおっと。
なんかこういうの初めてだから緊張するね。
いや…僕らも初めてですから。
3人とも素敵なのにどうして恋人代行サービスを?今年で30なのに彼氏もいないし暇だしって…ねえ?そうそう。
あっねえ聞いていい?どうしてチェリートなの?ああそれは…。
(川本)確か…そう!サクランボが好きなんだよね。
(遥香)へえ〜。
えっああ…。
そうそうサクランボのチェリー。
そ…そうかチェリート確か山形出身だよな。
そう…。
そうそうそう。
正真正銘戸籍上も山形出身。
とにかく愛郷心が強いからさ。
ねえ?《ヤルデンテくんモテるくせにいい奴じゃないか…》へえ〜私も山形だよ。
どの辺?いやかなり田舎の神山温泉村ってとこで…。
嘘!?もしかして神山温泉小学校?えっ君も?6年の担任は?バーコード鮫島。
うっそー!それひょっとして…。
遥香の同級生?えっ!遥香ってコンパスで僕の背中突いてたあの中山遥香…。
えっ!もしかしてどすこい君!?ど…どすこい君?ああいや…当時は多少のカロリー過多っていうか…。
服から肉がはみ出るぐらいデブだったの!
(一同の笑い声)《触れないで!そこは!》
(遥香)えっ!スマートになってて超びっくり!2人とも無口なんですね。
あの…それは?『さらはしラビリンス』のシャモジ下島くん。
キッチン用品がイケメンに憑依してラブバトルするスマゲーの超人気キャラ。
知らないとは言わせないわよ。
知らねえよ。
そんなシャモジーにそっくりでモテモテなのに女性経験ゼロの男性がいるんです。
なぜだと思います?まあ…内向的とか?理想が高いとか?でなきゃ肉体的欠陥かな?EDとかさ。
(携帯電話の着信音)《きた!課長〜!》《私の心を読んでたみたいなタイミング》《うわっ私が閉ざした心の扉を強引にこじ開けにきた》《やっぱり一流はスケールが違うなあ》《「課長御褒美はありますか?」》何勝手に見てんのよ。
「課長御褒美はありますか?」「課長御褒美はありますか?」…。
なんなのよ。
あの…あまり話も盛り上がらないようなので。
早いんですが帰ります俺たち。
えっ?なんであんな二流に振られたみたいになってんのよ。
スペア女がゲス上司とメールなんかしてるから。
ヤルデンテの事ばっかり考えてたのはヒミコでしょ?《理解不能の女だわ》《まずいぞ。
まるで会話が弾まない》《いや僕クラスのエリートがいちいちそんな事を気にしてどうする?》《この大量生産される飴が下層階級の庶民だとすればこの丁寧に手作りされている飴が僕だ》《何も臆する事はない》
(静流)ねえ遥香。
チェリートくんのどすこい君時代ってどんな子だったの?とにかくガリ勉で友達いなかったよね。
いやまあ…クラスメートとは一線を引いていたかな。
僕の高度な話題にはついてこれなかったっていうか…。
いじめられてよく裸にされてたし大変だったよね。
《言っちゃうの!?そこも!》《苦労したんだな英人》でも今はシュッとしてるしモテるんじゃないの?そりゃあ引く手あまただよな!そうそう。
かなりのエリートみたいだしさ。
《ヤルデンテくん…!》《また僕が言ってほしかった事を!》そっか。
ガリ勉の成果出たんだね。
あ…いやまあ…。
《ダメだ。
過去を知られている状況で僕の知的な魅力をアピールしたところでどうなる?》《早く帰りたい…》
(アラーム音)ごめんね。
(アラーム音)お別れの時間がきちゃったよ。
もうそんな時間経っちゃったの?私チェリートくんともっと話したかったな。
えっ…?だって中学からは進学校に行っちゃったから。
考えたらこれ18年ぶりの再会だよ?じゃあさ連絡先交換してまた会おうよ。
賛成!そうしよう。
(英人・川本・権田)お疲れー!あ〜っ!いやあなんとか終わったね。
チェリートくんのおかげっすよ。
あそこで幼なじみに会うなんて持ってるよね。
《むしろ最悪だよ》《あんな黒歴史を掘り返されて…》いやあヤルデンテくんが女性の扱いうまいから。
まあ姉が5人もいて女だらけの家で育ったし昔からよく言い寄られてましたから。
(2人の笑い声)なのになぜ未経験?なんでかな?男同士のほうが気楽で楽しいじゃないですか。
小中高とずっと野球部で男とつるんでたしさっきのデートより今のほうがめっちゃ楽しいもん!あっそれよりチェリートくんさっきの同級生どうなの?いや遥香ちゃんはないって。
僕の暗黒時代を知ってるし。
いやあの目は絶対脈ありだって。
彼氏いないって言ってたしこれ運命の出会いじゃない?いっちゃえよ英人。
俺もアシストするからさ。
いいねそういうの!男の友情ってグーッとくるんだよね俺!けど恋人代行サービスって後々お互い引きずりそうな気もするしなんか出会いが不純と言いますか…。
そういう時はさこうすればいいんだよ。
えっ…?そして目を閉じて。
目閉じて。
お互いの年の数を数えて…。
改めて目を開けた時からが本当の出会いなんだ。
ハハハハッ…って囁くの!《そんな事出来るわけないだろ》《かなり恥ずかしいよな》いやでも遥香ちゃんモテてたしそれに比べて僕は…。
いっそ正直に話しちゃえばいいんじゃない?えっ?ありのままに作戦だよ。
俺の一番上の姉貴も「相手が未経験者だと逆に燃える」って言ってたし。
さすがにそれは…。
出来る男ぶってるチェリートくんよりもさっきみたいにあたふたしてるほうが断然かわいいし魅力的だよ。
確かにちょっと母性本能くすぐってたかも。
弱みなんて全部さらしちゃえばいいんだって!《そうなのか?》《ホントにそんな事でうまくいく?》《というかそれを僕に言う勇気ある?》
(二階堂健吉)急に呼び出してすまなかったね。
丸藤重工とグリッドエナジー日米トップ企業がニューヨークプロジェクト参加に意欲を示してくれた。
二階堂専務勝ちが見えてきましたね。
国家極秘プロジェクトのほうにはうまく根回ししたんだろうね?あ…いやそれは…。
もちろんです。
国の都合でこのプロジェクトを潰すわけにはいきません。
それを聞いて私もひと安心だ。
(ノック)失礼します。
(西野小春)グリッドエナジーに関する調査資料をお持ちしました。
ああご苦労。
(小春の声)ホントに素敵な部屋ですね。
覚えててくれたんですか?私がここに泊まってみたいって言った事。
ああ…ハハハ…。
ゆっくりくつろいでいってくれたまえ。
(小春)えっ?部長?いやあの…ちょっと急用でね。
あっそうだ…。
ルームサービスとか…遠慮しないでじゃんじゃん頼んでくれて構わないから。
ねっ。
じゃあまた…。
(ドアの開閉音)失礼します。
失礼します。
えーっ!?一緒にホテルまで行ったのに帰って来ちゃったんですか?そりゃ小春さんが怒るのも当然ですよ。
いやあの…飲み過ぎたのかな?急に吐き気と腹痛とめまいと頭痛が一気に襲ってきたっていうか…。
今度の日曜空いてるみたいだから誘ったら?いやだって怒ってたし…。
まだ好きだからああいう態度取るんじゃない。
私はありのままに作戦で落とせると思う。
えっ?いや…。
オーバーフィフティの俺が…。
さすがにそれは…。
小春さんは部長の事がかわいいのよ。
えっ?かわいい?完璧に振る舞う男なんてつまらないだけ。
女はいつも男の中にダメな隙間を見つけようとしてるの。
《えっ?そうなの?》出来る男はわざと隙を作って女を飛び込ませるの。
《そういうもんなのか…》
(携帯電話の振動音)
(遥香の声)「遥香で〜す」「運命の再会マジ興奮しました!」「昔の話でオタオタしてる英人君ちょっとカワイくてウケた」「今度は二人きりで会いたいなぁ」
(さくら)なんか嬉しそうだね。
いや…さくらちゃんの言うとおりかも。
でも大丈夫?恋人代行サービス呼んじゃうようなチャラい子だよ。
なんだよそれ…。
生徒の卒業を応援するのが教師だろう?でも…英人さんが卒業しちゃったら私何を楽しみに学校に行けばいいのかな…。
《えっ何?その隙だらけな表情》《僕に飛び込んでこいって言ってる?》《いや落ち着け》《さくらちゃんは百戦錬磨の危険な女だ》じゃあ部長小春さんに伝えておきますね。
えっ何を?ありのままですよ。
冗談だよな…?彼女ならやりかねません。
(翔馬)皆さんに内閣府より贈り物があります。
動物園のチケットが1人2枚ずつ。
はい拍手!
(拍手)
(川本)1人2枚って誰かとデートしろって事っすか?もちろん。
上野のパンダも子供を産んだのに君たちは何をしているのか。
国家側も深く嘆いてるとの事です。
《うるさいよ国家》そのチケットを使って必ず異性をデートに誘ってください。
来週月曜までにそのレポートを提出する事を宿題とします。
実習経験を生かして卒業に繋げてください。
(川本)ねえねえねえねえねえねえねえねえねえ…!今からバッティングセンターでも行かない?それから銭湯でも行ってさあ…。
フフフ…。
今日は無理だよ。
プロジェクト案の修正を急がないと。
ああ。
ごめんまた今度!
(益美)ヤルデンテくん。
ヒミコさん…どうしたの?バッティングセンター私に付き合わせてください。
いい振りしてるね!久々に燃えたよ。
ありがとう。
(川本)礼を言うのはこっちだよ。
嫌でなければ宿題も付き合いますよ。
えっ?えっとあの…誘う人がいなければの話ですが。
助かるよそれ。
君が相手なら気兼ねしないで済むし。
あれ?どうかした?何も言わずに受け取って。
これは…?えっちょ…ちょっと…。
ちょっと…そう言われても…!
(小春)「動物園?行きたいです私!」でも小春くん怒ってたんじゃないのか?さくらちゃんから色々聞いて吹っ切れましたから。
えっ…聞いたって何を?部長のありのままですよ。
まさか…本当に?私の事が本当に好きだから大事にしたかったなんて嬉しかったな…。
焦らずゆっくりっていいですよね。
ああ…。
いや…ありがとう。
じゃあ待ってるよ。
仲直り出来たみたいですね部長。
よーし僕も。

(子供の笑い声)《遅い》《約束の時間を6分も過ぎてるじゃないか》《彼女にとっては所詮僕なんか待たせて当然の男っていう事なのか?》
(遥香)チェリートくん!あっ遥香ちゃん。
ごめんね。
洋服迷っちゃって…。
待った?《ナメられたもんだ》《そんな言い訳が通用するかよ》手繋ごっか。
え…あ…うん。
そうじゃなくて…こう!《これって…噂の恋人繋ぎ?》
(遥香)行こっか。
うん。
家族より私を優先してくれたのって初めてですよね。
(白鳥光一)家族は取り替えられても君の代わりはいないから。
ひょっとして離婚の話とかって進んでます?子供がいなきゃとっくに終わってる関係だしそこを清算しなきゃ君との関係も進められない約束だろ?フフッ…嬉しい。
じゃあ…離婚届はいつ出します?それからこれからの新居も探さなきゃいけないしあと…。
課長!
(遥香)田舎の友達に英人くんの事話したらビックリしてたよ。
《どうせ馬鹿にしてるんだろう》はっきり言って今や神山温泉村のヒーローです。
フフ…。
あ…ありがとう。
え…。
あ…。
また会ったねチェリーくん。
どうしたの?今日は。
真希さんちょっと話があるんだけどいい?何?なんであのゲス上司とまた…。
別にいいでしょ。
あなたになんか迷惑かけた?この間忠告してやったよね。
都合のいい女はやめろって。
せっかくあの男から君を救ってやったのに…。
そういう話?もう勘弁してよ!
(白鳥)おいおい。
話はいつまで続くの?彼女が寂しそうだぞ。
気にしないで。
課長にやいてるみたい。
いやそういう話じゃないだろう。
二流男のやっかみよ。
行きましょ。
ああ…例の仕事の催促だ。
車に戻って資料確認するからちょっと時間潰しててくれないか。
いよいよ動き出したって感じですね。
(遥香)どういうお知り合い?いや…同級生なんだけど相手の男が妻子持ちでさ…。
そういうのちゃんと心配してあげるんだ…。
優しいとこは変わってないね。
えっ?優しかった?僕。
テストの答え見せてくれたじゃない。
だって背中にコンパス刺されたら見せるしかないだろ。
私すっごい感謝してるんだよ。
覚えてたんだそんな事。
うん。
フフフ…。
(川本)あれ?チェリートくん!遥香ちゃん!
(遥香)あっ!アハハハハ…!イエーイ!イエーイ!うわあなんか嬉しいなあ!ねえちょっとビールでもどう?いいですね。
おおっ行こう行こう!よっしゃあ!あっちあっちあっち…。
随分待たされてるみたいね。
はあ…何?宿題の監視?いつまで不倫上司に振り回されるつもりですか?不倫って言うけどね私に言わせてみりゃ好きになった人が妻子持ちだったってだけの話。
白鳥課長にしたって運命の女の人に出会う前に間違った結婚をしちゃっただけ。
でも彼あなたの期待には応えてくれないと思いますよ。
はあ?ああ〜そうそうそうそう。
もうちょっとこっち…。
フフフ…。
(さくら)デートと家族サービスをダブルブッキングする男ってのはさすがにアウトでしょう。
私に見られる事ぐらい計算済みよ。
(さくら)え…?あれは離婚を円滑に進めるための儀式なの。
だから見られても平気なの。
むしろ課長は私にアピールしてるのね。
その意見に賛成する人世の中にいますかね?二流にはわからないだろうね。
課長は世界を動かす一流の野心家なの。
しかも天下の東大出身よ。
でもあなたが小馬鹿にしてる英人さんも東大出よ。
…え!?
(川本)案外頼りにされてたんだチェリートくん。
宿題を忘れた時とかもやってもらったりしてたし。
遥香ちゃんはマドンナ的な存在だったし…。
(携帯電話の着信音)あっ部長だ。
(権田の声)「動物園を出て小春ちゃんとウチで飲むことになった」「英人も頑張れ」《いい感じだぞ部長。
僕も続かなきゃ》大丈夫?仕事とかなら遠慮しないでね。
ああありがとう。
でも平気だから。
2人いい感じだね。
すっかり恋人同士みたいでさ。
(遥香)フフ…やだ〜。
やっぱり運命の再会だよこれ。
(益美)それちょっと違うと思う。
(遥香)えっ?《なんだよまた突然…》だって2人はこの18年会いたいとか思ってたわけでもないし思い出しすらしなかったのよね?
(川本)いやいや…ここで水差さなくても…。
私に言わせりゃその女調子に乗ってる。
結婚を焦る三十路女が手近なエリートに食いついてるだけ。
いい加減にしろよ。
遥香ちゃんはそんな女じゃない。
じゃああなたチェリートくんがもし大変な病気だったとしても結婚出来る?いや…まだ結婚とかそういうのは…。
ほーら偽物だ。
愛があればなんでも受け止めるはずだもの。
今はヒミコさんの恋愛哲学とかいらないから。
ねっ。
(さくら)私はヒミコさんに1票かなあ。
やめてくれよ。
君まで邪魔する気か?またお知り合い?気にしなくていいよこの人の言う事なんか。
(さくら)うわっ…随分だなあ。
一度は求愛した相手にさあ。
(遥香)求愛?誤解を招くような言い方よしてくれよ。
誤解かなあ?なんなんだよ!君はこの宿題を応援する立場だろう?だって英人さんが卒業しちゃったら寂しいじゃない。
《この女は悪魔だ…》行こう遥香ちゃん。
えっ?いいから行こう。
あっうん。
(携帯電話の振動音)はい課長。
終わりました?え?急な出張…?はいわかりました…。
(さくら)ねえスペアさん。
あれ…。
(さくら)この状況はどう説明するのかなあ?さすが。
一流は大胆ね。
…えっ?まあ女としてはちょっとした浮気ぐらい許せる器量がないと。
いや浮気って向こうが本妻ですよね?
(益美)こういう状況になりすぎて神経が麻痺してるのかと。
じゃあヤルデンテくんの謎でも解明してみる?俺の謎?
(益美)なぜ未経験なんですか?いや…なぜって言われてもさ…。
(ジョッキを置く音)ビールじゃ酔えない。
ワインのあるお店で飲み直そう。
(遥香)あの人の言うとおりかもしれない。
私調子に乗ってたのかもな…。
え?英人くんが素敵になってておまけにエリートだって知ってずうずうしくすり寄って…。
恥ずかしいね私。
そんな事言うなよ。
嬉しかったんだから僕は。
忘れていいよもう子供の頃の話なんて。
ハハ…。
あの日初めて出会った2人って事にすれば…。
でも恋人代行サービスだよ?お互い引きずるよね。
出会い方が不純だもの。
《まさに危惧したとおりの展開だ…》《どうすればいい?どうすれば…》《またしても僕はここでつまずくのか?》《ああっ!》
(川本)そういう時はさこうすればいいんだよ。
《ここはあの技の出番なのか?出番なのか!?》ほら英人くんだって何も言えなくなった。
じゃあこうしよう。
僕らは今ここで出会った。
目をつぶって心の中で年の分だけ数を数えよう。
それから目を開けて僕らの出会いはそこから始まる。
英人くんなんか今男前だね。
《決まったー!》すいませーん。
もう1本ください。
だからピンと来なかったとしか言えないんだよ!嘘よ。
えっ?隠さなくていいの。
病気は私が治すから。
あっ…。
(川本)だからあのED治療薬を?ヤルデンテくん私そういうの平気だから。
人に言えない秘密とか欠点とか全部ありのまま受け止めるから。
どこでそんな話になったか知らないけどさそれ誤解だから。
入学の前に健康チェックとかも受けてるし。
へっ?ねえ私の何がいけないのかなあ…?
(益美)今はそんな話じゃないでしょう!そんな話?そんな話って何よ!まあまあまあまあ…!てかさくら先生は?あ…でも待って。
えっ…。
聞いておきたい事があるの。
何?どうしてあんなに英人くんの知り合いに会うの?なんかおかしいよね。
あの女の人たちは英人くんの何?いや…なんでもないって…。
英人くんなんか隠し事してる。
宿題とか卒業って何?私なんかのゲームに巻き込まれてる?みんなで私をからかって遊んでるんでしょ!いや違うよ!違うんだ…。
僕はそんな男じゃない。
だったらちゃんと説明してよ。
言わなくちゃ駄目かな…?言いたくないなら別にいいけど。
《まずいまずいまずい…》《このままじゃ駄目だ!》伝えたい事があるんだ!僕は…僕は…。
(翔馬)ありのままに。
(川本)ありのままに。
ありのままに。
《ありのままに…ありのままに…!》…です。
ぼ…です…。
ぼ…僕は童貞です!童貞です!童貞なんです!
(フラミンゴの鳴き声)えーっ!?チェリートっていうニックネームもサクランボじゃなくてチェリーボーイのチェリーだし…。
中学高校と男子校で女子に縁がなくて東大に入ってから東京になじめなくて勉強ばかりで…。
恋人代行の連中もそういう仲間で…。
《あれ?引いてる?》《ありのままをさらけ出せば受け入れてもらえるんじゃなかったの…?》あ…ごめん。
正直引いた…。
《間違えたの?間違えたのか?僕は》《いい年して恥ずかしい…》でも恥ずかしいのに言ってくれたんだよね?ありがとう。
え…。
平気だよ。
私が教えてあげるから。
そういう出会いもありでしょ?一緒に頑張ろう。
うん…頑張るよ…。
頑張ろう…一緒に頑張ろう!
(携帯電話の着信音)あっ田舎の友達かも。
今日の報告せがまれてたから。
どうしたの?遥香ちゃん。
えっなんだよこれ…。
本当なの?いや違うよ。
なんかの嫌がらせだよ。
誰が?なんのために?いやわかんないよ僕だって。
やっぱり私調子に乗ってたみたい。
英人くんを甘く見てた。
東京は人を変えちゃうんだね!えっはる…。
なんで…?どうしたの?ひょっとして振られちゃったとか?君がやったのか?なんの話?とぼけるなよ。
彼女におかしなメール送ったろ。
なんで私がそんな事しなきゃいけないの?陰湿だよこんな!僕が欲しいなら真っ正面から来いよ!何様?言っとくけど私あの子のメルアドなんか知らないよ。
じゃあ誰が…?スペアさん飲みすぎですよ。
はい乾杯。
はい乾杯。
ちょ…ちょっとヒミコさん入れすぎ…。
あーっ!ちょっと…!あ〜あちょっと待って待って…。
《一体誰が?》《誰が邪魔してんだよ…?》合宿…?包容力とかないわけ!?
(持田守)これらの体位を実演して頂きます。
(川本)ラブホっすよね?
(持田)なんの学校だと思ってんだ。
(翔馬)セックスを日陰に追いやらないでください。
(さくら)へっ?いや最後まで聞いてくれ!だって俺は…。
えっ!?2017/10/28(土) 23:05〜23:59
ABCテレビ1
オトナ高校 #3/動物園の中心で童貞を叫ぶ!?エリート童貞、18年越しの絶叫キス[字]

スペア(黒木メイサ)との卒業に失敗したチェリート(三浦春馬)に課せられた次なる課題は、恋人代行サービス!幼馴染(松井玲奈)と再会するが、次々と黒歴史を暴露され…

詳細情報
◇番組内容
政府が少子化問題に歯止めをかけるべく「30歳以上で性経験のない男女は、公的機関“オトナ高校”で第2の義務教育として性を学び、童貞・処女を卒業すべし!」との法案を成立させた。東大卒のエリートでありながら実は童貞の荒川英人(三浦春馬)は突如、“オトナ高校”へ入学する羽目に…。拒否すれば逮捕・服役だと告げられ、強制入学させられた英人に、どんな試練が待ち受けるのか!?恋に不器用なオトナの学園コメディー!
◇出演者
三浦春馬、高橋克実、竜星涼、松井愛莉、山田真歩、夕輝壽太・正名僕蔵、黒木メイサ
◇脚本
橋本裕志
◇演出
山本大輔
◇主題歌
高橋優『ルポルタージュ』(ワーナーミュージック・ジャパン/unBORDE)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)
【プロデューサー】貴島彩理(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/otonakoukou/
☆Twitter
 https://twitter.com/otona_koukou/
☆Instagram
 https://www.instagram.com/otona_koukou/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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