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まずはじめに、ご報告させていただきたいことが。
このたび、2018年から4年間某国立大学大学院博士課程に挑戦することを決めました。
本日は、そんな一大決心をした30代半ばを迎えたサラリーマンの人生観・仕事観を存分に語ってみたいと思います。
30代でやった3つのことで人生が動き出す
ぼくは25歳で社会人になったのですが、20代後半で転職したこともあり、あっという間に社会人としての20代は過ぎ去っていきました。
ついこの間30代を迎えたばかりだと思っていましたが、30代になってからは、仕事・仕事・仕事の日々で気が付いてみれば30代も折り返しを迎える年齢になっていました。
そんな慌ただしい日々にあって、なかなか仕事についてはもちろん、人生についてもじっくり振り返る機会もないまま、将来への漠然とした不安感だけが膨れ上がってしまっているので、ここいらで一度自分自身の30代を振り返ってみることにしました。
そんな振り返りをしてみると、20代ではできていなかったけど、30代になってできるようになったことが、3つあることに気付くことができました。
収入源の多角化した
まず30代になって、特に力と時間を費やしたことが「収入源の多角化」でした。
30代になってから、収入源を増やすために挑戦したことを挙げてみます。
- 太陽光発電
- 不動産投資
- 個人事業
とはいえ、本業収入に加え、3つの収入源が得られたことで生活や考え方に大きな変化がもたらされました。
3つの中でも特に大きな影響を受けたのが「個人事業」の展開です。
個人事業届を出したのは昨年の2016年で、まだまだ事業と呼べるレベルに到達はしていませんが、それでも大学院進学の学費を捻出するだけの収益を生み出すことができました。
個人事業では、本業をやっているだけでは絶対に知り合うことができない方々と話をする機会が持てたことも、大きな財産となっています。
このように30代で収入源を多角化したことで、仕事感が大きく変わり、40歳に向けて、やりたいことがぼんらりと見えてくるようになりました。
興味があることを勉強し始めた
30代になってから、「興味を持つ」ことが増えたように思います。
10代も大学入試を目指し、それなりに勉強はしてきたし、大学や大学院でも研究には積極的な方だったと思います。
しかし、30代も半ばを迎え、ふと立ち止まった時、自分のやってきた勉強は本当の勉強だったのだろうかと思うようになりました。
うまく言葉にできなんですけど、これまでやってきた勉強は
- テストで点数を取るため
- 大学に合格するため
- 論文を書くため
なんていう自分自身の興味以外が大きく関わっていたように思います。まさに受験勉強の弊害ですね。
勉強を頑張って「すごいね」なんて褒められることが、すっごく嬉しい単純人間なんですが、それと興味が必ずしも一致するとは限らないことを肌で感じるようになりました。
30代になって興味が沸いてきたことは
- 統計学
- プログラミング
- Webデザイン
- ライティング
などなどです。
ここで挙げたことは学生時代に学んだ専門分野とは全くの異業種です。
30代になってから、自然と沸いてくる興味に対して追求していくことができるようになったように感じています。
統計学については、こんな決意をもとに書籍を読み漁ってみましたし、動画配信サービスを使って実用性を追い求めてみることもしてみました。
とはいえ、まだまだ学び始めて間もなく、ようやく相関係数が何たるかが分かったくらいですが、純粋な興味を追及していく楽しさをこの年になって実感するようになりました。
そして、統計学と同じくらいに興味を持つようになったことがプログラミングです。
ぼくが利用してるはてなブログ界隈では、プログラミング技術に明るい方々が多いことも背景にはありますが、彼・彼女たちの技術を目の当たりにすると、「自分もプログラミング」に挑戦してみたいと思うようになったのです。
プログラミングについては、世界最大級のオンライン学習サイトUdemyを利用し、Python&データサイエンスの人気オンライン講座の受講から始めてみました。正直、まだ何が何だかさっぱりですが、ワクワクが止まりません。
そしてそして、今回進学を予定している大学院では、まさにこのプログラミング技術を中心としたWebデザインについて研究することを考えています。
本業に全力で向き合った
今の本業は、大学時代に研究してきた内容が大きく関わっている仕事をしています。つまり、高校時代になりたかった仕事ができているということになります。
ですが、この本業が年々キツくなってきてしまっているんです。
何がキツイのかというと、とにかく拘束時間が長いんです。
月の休みは平均2~3日程度。土日も含め、朝6時に家を出て、夜20時~21時に帰宅という日々が延々と続いています。
残業代は管理職手当に含まれているため、どれだけ残業しても給料は増えません。
さらに、課長職になってからは、やりたい現場の開発業務からは遠ざかっていき、マネージメント関連の仕事が増え続け、慣れない仕事に心労も溜まるようになってしまいました。
こうした中でも、いや、こうした中だからこそ「高校生時代から目指してきた仕事に就けたことは幸せなんだ」と自分自身に言い聞かせ、仕事を楽しもう楽しもうと考えてきました。「自分の実力を考えると、今の会社で一生働き続けていくことが賢明なはず」と思い込みながら突き進んできました。
そんな中、仕事で知り合った大学教授から、「大学院でもう一度やりたいことを研究してみたらどうだ」と言われたとき、年甲斐にもなく涙を流しそうになってしまいました。
それからというもの、今まで嫌々行ってきた仕事にも全力で向い合うようになりました。
社会人として働きながら大学院で学ぶということは、生半可な気持ちではできません。
そう考えると、まずは生半可な気持ちで仕事に取り組むことを変えなければいけないのではと思うようになったのです。
そんな仕事ぶりもあってか、先日、社長から大学院進学の許可をもらうことができました。
40歳で成功するって何だ?
人生において「成功」って、一体何なんだろう。
- お金を沢山稼ぐこと?
- 楽しく仕事ができること?
- 家族と楽しい時間を過ごすこと?
そりゃ、全部手に入れたいですよ。
沢山のお金も。
自由な時間も。
永久に続く愛情も。
でも、こうしたものはそうそう簡単には手に入らないってことが、30代で感じているリアルな現状でした。
10代では行きたかった大学に進学でき、20代では夢見ていた仕事に就くことができました。でも、それが「成功」だったのかと問われたとき、自信を持って「うん」と頷くことがぼくにはできません。
40歳、50歳、60歳、死ぬ間際になって「人生なかなか楽しかったなぁ」と思えるように、残り少ない30代で今後の生き方をもう一度考え直してみたい今日この頃です。
今後も当ブログでは大学院入試の結果やその後の学生生活(受かればだけど)、生き方・働き方を発信していきますので、読者登録・Twitterフォローよろしくお願いします。