Kranky Geek WebRTC Show 2017

サンフランシスコでやっている WebRTC のおそらく世界で一番大きなイベントが 10 月 27 日にありました。

雑感

WebRTC を軸にしたサービスを提供していくのは OSS は使わず、自前で作るという流れな印象。Vidyo,Tokbox, Twilio, Atlassian, Facebook, Slack, Appear.in は全て自前 SFU 。

また機械学習で WebRTC に対してプラスアルファで差別化を頑張ってる印象。AR/VR だったり物体判定だったり、IoT だったり、翻訳だったり。

Facebook

Facebook Messenger は WebRTC を利用していて、シグナリングには MQTT を利用している。

P2P とSFU 両方を利用している。P2P は 1:1 のみ、それ以外のマルチパーティは SFU を利用。STUN/TURN あり。

クライアント側のコーデック対応も幅広い。AV1 も視野に入ってる。

Slack

理由としては Janus は高機能だが複雑。メンテナンスコストが高すぎる。

WebKit

とにかく WebRTC は複雑だという話をしている。

VP8 は … たぶん実装されそう。WebView での gUM はセキュリティモデルが決まらないと実装されない。

つまり iOS での Chrome や Firefox で WebRTC が使えるのは当面先になりそう。

Google

ontrack は対応する、 Unified Plan も誠意開発中。品質を維持するために改善をしている。さらに自動化をがんばっている。

WebRTC 1.0 に全てのブラウザの仕様を合わせたいという強い気持ちが伝わってきた。