台風22号は、28日15時現在では北に30km/hの速度で進んでいます。現在奄美大島の南西約160kmにあり、中心気圧は975hPa・中心付近の最大風速は30m/sとなっています。今後は北東に進路を変え、日本列島の南の海上を通過する見込みです。
首都圏への最接近は日曜日の21時~24時頃で、月曜日の朝には日本の東海上へ抜けている予想なので、通勤・通学には影響は残らない模様です。
昨日のブログで書きました本日行われる予定だった映画のまち調布“秋”花火2017は、残念ながら中止が決まりました。大会事務局の発表によりますと、『今後の降雨予想・並びに先日の台風21号の影響による多摩川の増水で、花火打上会場である中洲での設営作業が行えない状況であることから、中止とすることを決定しました。』との事です。風雨はまだ大丈夫そうでしたが、肝心の中洲での設営が出来ないなら仕方ないですよね。順延はしないみたいので、また来年に期待したいところです。
さて、本日の天気のあれこれは、26日に気象研究所から発表された報道資料によると、日本近海で猛烈な台風が今後増えるかもしれないといった発表が出ていたので、取り上げたいと思います~
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目次
- 1.温暖化になると全体の台風の数はどうなる?
- 2.気温が上がったら台風が増えそうな気がするけど?
- 3.地球全体では勢力の強い台風(ハリケーン・サイクロン)は減る。
- 4.海域別では、猛烈な台風の数の増減は?
- 5.何で日本の近海だけ猛烈な台風が増える予想なの?
- 6.増えるっていうけど、どのくらいの増加なの?
- 7.まとめ
1.温暖化になると全体の台風の数はどうなる?
このまま有効な対策を採らず今世紀末に世界の平均気温が現在より3℃程度上昇した場合は、世界の熱帯低気圧の年間発生数は現在より33%減少すると言われています。
図にしたものがこちらです☟
引用:地球温暖化で猛烈な熱帯低気圧(台風)の頻度が日本の南海上で高まる ~多数の高解像度温暖化シミュレーションによる予測~
一部増える予想になっている海域もありますが、日本の南も含めて全体的には台風の数は減少する予想となっています、
2.気温が上がったら台風が増えそうな気がするけど?
台風は、大気中の水蒸気が不安定な状態であればあるほど発達して行く傾向があります。地球温暖化が進むと、水蒸気増えて大気中の温度差が小さくなります。すると安定度が大幅に増加し、上昇流が弱くなった結果、台風の数が減少するといった理屈です。
3.地球全体では勢力の強い台風(ハリケーン・サイクロン)は減る。
気象研究所による研究チームのシュミレーションによれば、地球全体では最大風速が59m/s以上の猛烈な台風の数は、13%減少するとの結果が出ています。
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4.海域別では、猛烈な台風の数の増減は?
猛烈な台風の数の増減を海域別で示した図を見てもらいましょう。
引用:地球温暖化で猛烈な熱帯低気圧(台風)の頻度が日本の南海上で高まる ~多数の高解像度温暖化シミュレーションによる予測~
東南アジア近海→減る。
オーストラリア東方海域→減る。
アフリカ南部のインド洋沖→減る。
日本の南からメキシコ沖→増える。
5.何で日本の近海だけ猛烈な台風が増える予想なの?
海水温の上昇はどの海域でも共通なのですが、他の海域に比べて日本の南からメキシコ沖では大気循環が台風を発生させやすい状態にあるようです。
6.増えるっていうけど、どのくらいの増加なの?
現在日本の南海上に到達する猛烈な台風は10年に3回ほどですが、このまま温暖化が進むと将来は10年に5回程度まで増える可能性があります。
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7.まとめ
このまま地球温暖化が進んでいくと、地球全体では台風&猛烈な台風の数は減っていくものの、日本近海では猛烈な台風の数が増加する可能性が高いことが分かりました。
いつこのクラスの台風が来ても大丈夫なように、日頃から台風対策を取っておく必要がありそうですね。
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