ここ最近、週末に子供部屋を作っています。倉庫になっていた部屋の不用品を処分し、家具を揃えていっています。
先日妻と一緒にクローゼットを組み立てて設置し、今回はついにベッドを購入しました。
ベッドはIKEAで購入しましたが、家族みんなで協力して組み立てるとちょっとしたイベントです。娘は「図工してるみたい!」と言って興奮していました。子供が自分で作った料理はよく食べると言いますが家具も自分で作ったものに愛着が湧いたりするんでしょうか。
昼から作り始めて完成したのは夕方でしたが、娘は自分で作ったベッドをかなり気に入った様子で、先日まで「まだ一人で寝たくない・・・(T_T)」と不安気に言っていたのがお気に入りのぬいぐるみを並べて「これはパパとママの代わり!」と言って一人で寝てみようかなと言い出しました。
ついに娘が一人で寝る日が来ました・・・。いつか訪れると思っていました。別れはいつも急にやって来ます。
そりゃあ私は男性で娘は女性で異性ですのでいつまでも一緒に寝ることはないでしょう。
娘が生まれてからこの日がいつ来ても良いように、できるだけ娘と一緒にベッドに入って、一緒に寝るようにしてきました。
私と娘が先に寝ることで妻は夜に自分だけの時間を取ることができ、妻にも喜んで貰えるので一石二鳥でした。
今日からはもう娘の隣で寝ることはないかもしれません。いつもなら照明を消して一緒に寝ているはずなのに、今日はパソコンを開いてネットを見ながらゼルダでコログの実を集めるだけの簡単なお仕事ですをしています。
ゲームをしていても(ちゃんと眠れただろうか?)(寂しくて目が覚めてないかな?)(暑かったり寒かったりしないだろうか?)と頭の中に浮かぶのは娘のことばかりです。これが子離れするための試練なんでしょうか・・・。こんなに寂しい思いをしたのは久しぶり、いや下手すると初めてかもしれません。
なんだこれ・・・子育てってこんなに寂しいの?いや成長は嬉しいんだけど寂しさの方が遥かに大きいやん。親にとっても試練です。
妻は妻でいつも通り顔のメンテナンスをしたりコーヒーを飲んだりとやりたいことをやっていて、12時を過ぎたので私は先に寝ることにしました。
3人で寝ているとあんなに狭かったベッドが、大の字で寝ても広いんですよ。これも寂しい。あー寂しい・・・。
その夜、夢を見ました。
意識の遠くの方で目覚ましが鳴っていて、そろそろ起きて早く会社に行かないとなぁ・・・と思っている夢です。
やけに目覚ましの音が気になります。
目覚まし・・・じゃない!
夢から覚めると娘の部屋から泣いている声が聞こえました。
思わずバッと飛び起きると妻も何事かと目を覚ましたので、「〇子が泣いてる!」と言って二人で急いで娘の部屋に行くと泣いている娘がそこにいました。
思わず抱きしめて、自分たちのベッドに連れて行ってしばらく宥めて「怖い夢でも見たん?」と聞くと娘は泣きながら頷きました。(後日聞くと日本人形に追いかけられる夢を見たそうです。)
こうして娘の一人で寝るチャレンジは失敗に終わり、別れはしばらくお預けになりました。
別れはいつも急にやってきます。
これは子育てや人生の“今”を大切にしたいと気づかせてくれる出来事でした。
この記事は娘にとっては書いて欲しくない内容かもしれませんが、私にとって大きな出来事だったので許可を取らずに書き残すことにします。