どうも、職場の後輩に軽めに作った自家製ラーメンを絶賛されてちょっと調子に乗っているやっさんです。
実は二郎大好きジロリアンだったりするんですが、田舎民にはなかなか食べにいく機会が無いラーメン二郎。
二郎が食べたくて仕方が無いけど、近くに無いから作るか!ってことで、5年位前から、年に何回か家二郎をして楽しんでいます。
家二郎っていうのは、文字通り自宅で二郎のラーメンを再現しようとすることを言います。
家二郎のレシピは検索するとたくさん出てくるんですが、どれも本格的な『ラーメン二郎完全再現!』を目指す姿勢が素晴らしすぎて私にはついていけません><
つい最近までは、私も豚骨を炊きながらスープを作っていましたが、だんだん面倒になってきました。(面倒なら作るなよって話ですが)
そんな家二郎、スーパーの食材だけで作る方法を載せてくれているサイトがあります。
これは素晴らしい。二郎を簡単に再現する方法はこれで十分だと思います。これ以上を望むなら直接食べに行ったほうがいいです。
しかし!このレシピ最大の欠点は、材料費が高い!ちょっと家で自炊するレベルとしてはお値段以上になってしまう感じがします。
そこで、スーパーで買える範囲で、さらに予算を2000円に設定、3時間程度で作れる格安時短系家二郎を作ってみることにしました!
時短を実現するための秘密兵器も用意していますので、ぜひ皆さんにも試してもらいたいと思います。
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格安時短系家二郎レシピ
材料ははっきり言って適当です。これと言ってグラム単位で考える必要は無いように、手間も頭も使わないような作り方を目指しています。
材料(スープ)
・スペアリブ 1パック
・豚バラブロック 1パック
・豚肩ロース 1パック
・タマネギ 1個
・ニンニク 1個
・ショウガ 1欠
・ネギの青いところ 2本
・キャベツの芯 適量
豚バラブロックは、背脂が手に入らないので背脂の代わりです。脂の部分を取り除いて、肉の部分と分けます。
豚肩ロースはタコ紐で縛ります。豚バラの肉の部分もタコ紐で縛ります。こいつらはチャーシュー、いわゆる『豚』に変身します。
あとは鍋に材料を突っ込んで、全体に水が浸るくらいからちょっと多いくらいの水を入れて中火で煮込みます。
沸騰する前に灰汁を取り除いて、沸騰してから30分中火のまま煮込みます。30分経ったら1時間ほど火を止めて休めます。経済的。
1時間程度休めたら、また中火で1時間ほど煮込みます。(このとき、水が少ないなと感じたら足してもOK)
家二郎最大の難関、スープの乳化問題の秘密兵器
さて、ここで最大の難関、スープの乳化問題が出てきます。長時間煮込むことで奇跡的な調和を生み出している二郎のスープは、乳化の生み出すハーモニーなのです。
二郎のスープがなぜあんなに美味しいのかを詳しく解説してくれていたサイトがあるので紹介しておきたいと思います。
【二郎はなぜうまいのか?】第二部 ~スープ~ : Cooking Maniac
家二郎であそこまでの乳化を生み出すのはなかなか難しい。そこをどうクリアするか、時短系家二郎の課題なのですが、乳化問題を解決する秘密兵器があります!
乳化している状態(白っぽく濁っているスープ)は、油分が水分と融和した状態なんですが、これを二郎のスープが実現しているのは、ゼラチン質が多量に含まれたスープを長時間煮込むことによって脂分が水と混ざりやすくなっているからなんですね。
ゼラチンは乳化を促します。
しかし今回の材料では、それほどのゼラチン質を含んだものがありません。そこで出てくる秘密兵器なのです。
その秘密兵器は・・・ブレンダー!(ミキサーでもOK)
煮込んであった豚バラの脂部分を、ブレンダーで混ぜて強制的に乳化させてしまおうというわけです。乳化にはゼラチンが必要なので、ゼライスを使います。
ギュイーーン
めっちゃ乳化します。白いトロトロになります。これをスープにドーーン。
一気にそれっぽいスープに変身しました。これを後1時間ほど煮込みます。 これでスープは完成!うひょーー!旨そう!
スープを乳化させるには油分をスープに馴染ませるために長時間ゆっくり煮込む必要があるのですが、強制的に乳化を発生させることによって、時短に成功しています。
背脂は臭みが結構出るので、それを見越して少量のショウガと、ニンニクを多めに入れているわけです。
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豚とかえしを作る
二郎の豚シンプルなのにめちゃくちゃ美味しい。それが二郎の良さでもあります。
まずはタレを作ります。かえしってやつです。
かえしを作るのはとっても簡単。
しょうゆ4:みりん風調味料1+日本酒ちょっと
みりん風調味料がいいのだそうです。みりんだと上品になりすぎるらしい。
あわせた物を鍋で沸騰させてアルコールを飛ばします。沸騰させすぎるとなんか焦げっぽい味になっちゃうので注意。
あとはタレにスープから取り出した肩ロースと豚バラを入れて漬け込みます。1時間くらい。私はしょっぱい豚が苦手なので、長く漬けない派です。しょっぱいのが好きな人は2時間くらいつけるといいでしょう。
スペアリブは漬け過ぎるとしょっぱくなるので10分くらいで取ったほうがいいです。ちょっとつまみ食い。これだけでも美味い!
これで豚とかえしは完成です。かえしはこの豚を漬け込むのが重要です!
麺はごめんなさい、こだわれませんでした。
すみませんすみません。近くのスーパーに普通の中太麺しか無かったんです。スーパーで一番太いの選んだらこれでした。残念すぎる!
全マシさんの家二郎によると、生パスタのリングイネが二郎の麺っぽくなっていいそうなので、近くで買えそうな人は試してみるといいと思います!自分の近くには売ってねぇ!同じ秋田なのにこの格差社会とは・・・。
せめてもの償いとして硬めに茹でておきます。
野菜はもやし多めキャベツ入り
キャベツ少な目が好きなので、もやし多めでゆでています。
若干硬め、しゃきしゃき感があるほうが好きなので、ゆですぎに注意しています。ここは好みですね。余熱で結構柔らかくなるので、茹で過ぎやすい感じがします。
ニンニクは入れたほうが絶対に美味しいと思っているので、たくさん入れましょう。次の日の腹の調子なんて考えている場合じゃありません。
背脂、豚を切ってスープを入れてまもなく完成!
背脂をスープから取り出して刻んでおきます。
器を暖めてかえしを入れます。そして魔法の粉。今回はフレーブを使っています。化学調味料なので、味のもとでOKです。量は15gにしました。
豚を切って、盛り付ければいよいよ実食です!
完成!時短系家二郎!
いよいよ完成です!
私のは小豚ヤサイマシニンニクカラメ
嫁さんのは小ヤサイニンニク少なめ麺少なめ
うん。美味そう。めっちゃ美味そう。
いただきます!
美味い!うまいぞ!
豚もまたこれがちょうどよい味わい。上手にできました。
スープは本家二郎ほどは無いですが、十分乳化していていい感じです。肉々しさが少し足りない気がしますが、これは大量に煮込んだからこそ出せる味だと思うので妥協するしかないですね。これで十分美味しいです。
嫁さんも大満足の時短家二郎でした!
会計
材料2人前(スープは5人前)
豚肩ロースブロック |
331 | |
豚バラブロック | 435 | |
豚スペアリブ | 461 | |
野菜 | 200 | |
調味料 | 300 | |
麺 | 198 | |
合計 | 1925円 |
1杯1000円!
うん、リーズナブル!自己満足!
肉は全然いい肉じゃなくて大丈夫です。安肉で十分。
スープは5人前できるので、麺を足して食べれば数人で食べることができます。
フィードバック
・強制乳化はかなり効果がある。
・麺は可能な限り太いのを選んだほうがいい。生パスタ試してみたい。
・食べ過ぎ注意。
かなり満足のいく仕上がりでした!
残ったスープとかえしは冷凍しておきます。いつでも家二郎。
おわりに
時短系家二郎ここに誕生!強制乳化はかなり効果的なので家二郎を手軽にやりたい人はお試しあれ!
家の中がラーメンのにおいで満たされたやっさん宅でした。これがなかなか匂いが消えないんですよね~。
またやるぞ!
以上、手軽に作る家二郎チャレンジでした!
ではでは。