こんにちわ、リョウスケです。
ネット通販最大手の「Amazon(AMZN)」が、2017年度第3四半期決算を発表しました。今回は、発表された決算を分析してみたいと思います。
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結論から申し上げますと、今回の決算はかなり良かったです。
まず、売上高は、437億4400万ドルとなり、前年度と比較すると、33.7%の増収となりました。そして、純利益は、2億5600万ドルとなり、前年度と比較すると、1.5%上昇しております。
アマゾンは、超成長企業ですので、純利益を見ることに、それほど意味はなく、どちらかというと、売上を意識した方がいいと思うのですが、今回の決算では、大きく増収するという結果になりました。
続いて、アマゾンの売上高を事業別に見てみたいと思います。
以下は、今回発表された決算データです。
決算データを見ますと、アマゾン全体の事業を「NorthAmerica」「International」「AWS」に分かれて記載されています。
「NorthAmerica」は、その名の通り、北アメリカ(カナダ、アメリカ合衆国)の「物販収益」「会員費収益」が含まれています。
まず「売上」を見ますと、「25,446」となっており、前年度と比較すると「34.8%」の増収となっています。
また、「営業利益」は、「112」となっており、前年度と比較すると「43.9%」の減益となっています。
ちなみに、営業利益率は、「.0.04%」となっています。
続いて「International」は、前述の北アメリカ以外の国での「物販収益」「会員費収益」が含まれ、私たちの住む日本の収益もこちらに含まれます。
まず「売上」を見ますと、「13,714」となっており、「41.8%」の増収となっています。
また、「営業利益」は、「-936」となっており、赤字が大幅に悪化しています。
まだまだ、北アメリカ以外は、設備投資をおこなっている最中であり、利益には結びついていない形となっています。
さらに続いて「AWS」は、クラウドサービスの「Amazon Wev Service」のことで、こちらは物販業とは異なり、地域で分けずに、独立して記載しています。
まず「売上」を見ますと、「4,584」となっており、前年度と比較すると「41.84%」の増収となっています。
また、「営業利益」は、「1,171」となっており、「36.0%」の増益となっています。
ちなみに、「営業利益率」は、「25.5%」となっております。
とはいえ、「物販事業」と比較すると、「営業利益率」が段違いで凄いので、アマゾンの事業を支えているといって良いでしょうね。
今回の決算は、超成長企業にふさわしい素晴らしい決算となりました。
物販部門の売上が、大きく増加していることも素晴らしいですが、やっぱり「AWS」の存在感が凄いですね。物販部門と比較すると、営業利益率が素晴らしいです。
今回のような素晴らしい決算を見ると、アマゾンの将来も安泰のような気がしてきますよ。
ただ、私がこの「アマゾン」に投資することはありません。
あまりにも市場の期待値が高すぎるからです。
今回は、市場の大きな期待値に対して、それすら大きく超える決算を計上しましたが、今後もその期待を超え続けるかどうかは、分かりませんし、もし、市場の期待を裏切るようなことがあれば、大きく株価が下がってしまうリスクがあるように思えます。
あと、アマゾンの快進撃を支えている「AWS」も、現在のところ、世界のシェアのトップを占めておりますが、日本で仕事をしている限りにおいては、今後も成長を続けることができるかは、少し疑問を感じます。
以前は、お客様に提案する際は、「AWS」一強でしたが、最近は、マイクロソフトの製品や、国内製品を提案することも多くなってきています。
ただ、これは、私の周りだけかもしれませんので、一概には言えないです。
いずれにせよ、アマゾンは、今後を期待できる銘柄ではあると思いますが、米国株には、他にも面白くて、もっと将来を予想しやすい銘柄がたくさんありますので、そちらに投資したいと考えています。
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