また皆様にご覧いただけたらというふうに思っています。
しつこい番組でございますから続くと思います。
中村メイコさんにおいでいただきました。
ありがとうございました。
昭和20年3月10日の東京大空襲からアメリカ軍は非戦闘員さえも標的にする無差別攻撃に舵を切りました
それは4月の沖縄戦8月の原爆へとエスカレートしていく事になります
(黒柳朝)これを風呂敷にしましょう。
(黒柳徹子)お母様どうしたの?これで大きな風呂敷を作るのよ。
あなたも一番大切なもの1つと着替えをひとそろえ選んで持ってきなさい。
大切なもの1つ?そうよ1つ。
選べない。
大切なものいっぱいあって。
いっぱいは持てません!お父様が大事にしていらしたけど日が当たらないと駄目になってしまうかもしれないわね。
(小林宗作)青森ですか…。
どうぞ。
あっ失礼致します。
私の実家は北海道なのですが津軽海峡には機雷も多いと聞きましたので青森の知り合いに世話になる事に致しました。
(小林)ご無事をお祈りします。
(小林)トモエ学園にトットちゃんがいなくなると寂しくなるな。
私も寂しい。
ずっとトモエ学園にいたい。
大丈夫さトットちゃんはとても楽しい子だからきっと青森に行ってもすぐに人気者になって友達が大勢出来るよ。
それに食料も東京よりはあるだろう。
海のものと山のもの?ああ。
青森には海もあるし山もあるし平野もあるからね。
本当?うん。
小林先生のご恩この子も私も生涯忘れません。
トモエ学園に入れて頂いて徹子は生き返りました。
本当にありがとうございました。
先生私大きくなったらこの学校の先生になる。
本気か?本気。
(小林)約束するかい?約束する。
楽しみだなあ。
戦争が終わってトットちゃんが先生になってトモエ学園に戻ってくる日の事を先生とても楽しみにしているよ。
トットちゃん。
君は本当にいい子だね。
フフ…。
(伊藤華子)男たちはみんないなくなってその上朝さんまで行っちゃうんだ…。
徹子の命だけは守らなければと思って。
(上原かなえ)ここもいつまであるかわからないのよ。
えっ?空襲を受けても火事が広がらないように間引かれるかもしれないんですって。
そうなったら皆さんどこに行かれるんですか?私は映画に出続けなきゃならないから撮影所で寝起きするの。
でも華子さんとエミーさんは疎開したほうがいいって思うんだけど…。
そう思わない?あっそうですね。
海軍の園部中将がね私のごひいき筋なのよ。
私の知り合いなら広島県呉市にある海軍基地のまかないとして雇ってもいいって言ってくれてるんだけど華子さんもエミーさんも嫌だって言うの。
(華子)まかないなんて柄じゃないわ。
それは名目よ。
(かなえ)華子さんもエミーさんも郷里はないし行くところないじゃないの。
私は行かない。
もう!せっかく心配してあげてるのに。
(ため息)まかないなんてやった事ないけどエミーを連れて広島の呉に行くのも手かしら…。
園部中将に大切にしてくれってお願いしておくから。
エミーは誰かそばにいないと危ないからほっとけないしね。
呉は瀬戸内海に面したいいところみたいよ。
(華子)朝さんは青森へ私とエミーは呉へ。
北と西へ生き別れね。
お元気で。
(華子)あなたもね。
生き延びるのよ。
はい。
さあ行きましょう。
あっちょっと待ってて。
さようなら。
(鍵をかける音)ほら乗りなさい。
すいません。
ごめんなさい。
はい行って行って。
お母様…。
振り返らない。
前に行く。
はい。
ごめんなさい。
上野から青森までの24時間の旅の間朝や徹子は水も飲まず口にしたのは大豆10粒だけでした
お別れに鉛筆1本ちょうだい。
(菊池幸司)君が削って短くなったやつ。
幸ちゃんもこんな思いをして岐阜に行ったのだろうかと徹子は考えていました
(汽笛)うわっ!んん…。
徹子?ああ…。
あっ!何やってるの?すいません。
痛い!痛いイタタタ…。
ああ…。
徹子?具合が悪いの?すいません。
徹子?大丈夫?ごめんなさい。
ここよここ。
すいません。
ああよかった。
青森まであと何時間?あと…20時間。
はあ…。
はあ…。
朝と徹子は八戸でローカル線に乗り換え北戸を目指しました
勢いで青森を目指したもののリンゴのおじさんのもとにあの手紙が届いたかどうか朝は不安でなりませんでした
(佐々木伸夫)おーい!
(佐々木)よぐ来たじゃあ!ハハハハッ…!よぐ来た。
ああ…。
お母様!お母様!
(佐々木)さあさあどうぞどうぞどうぞ。
さあ。
(佐々木)さあさあどうぞ。
(佐々木八重)遠いどごまんずよぐ来たね。
待ってらったんだよ。
(佐々木)湯っこ沸いでらんだが?
(八重)いぐ沸いでらよ。
(佐々木)へばだばめんずへってこい。
ああ重がったでしょ。
奥様黒柳でございます。
いつもリンゴをお送り頂いてありがとうございます。
この度は厚かましいお願いを聞き届けてくださいまして…。
まんず話こ長げもんだのぉ。
ほれぇさっさと湯っこさ入ってこながして。
(佐々木トメ)ほれほれ早う風呂さへえれって…。
(佐々木)ばさまだ。
お世話になります!
(トメ)ヘヘ…湯っこさへったらめんこくなったな。
んだっきゃな〜。
あの…おじさん食べてもいいですか?わい。
んだな。
余計な事くっちゃべって悪かったの。
さあけ。
かかさ。
けけ。
かながかなが。
さあけけ。
(佐々木)けけけ。
(トメ)けけけ。
いただきます。
いただきます!おめえたちもけ。
(3人)いただきます。
(八重・佐々木)いただぎます。
(トメ)いただぎます。
白いお米おいしいです。
(トメ)まあうちは配給というのはないけどな田んぼがあるから。
さあ遠慮しないでいっぺけ。
八重今日のきゃんべっこすっぺえ。
わい。
んだがして。
ぬかがへだれたんだねえの?
(八重)旦那さんは出征してらんだべ?は…?旦那さんは何やっとる人?夫の事ですか?
(トメ)うん。
あの…夫は帝都交響楽団でコンサートマスターをしておりました。
コン…えっ!?旦那さん異人さんか?いえ日本人です。
日本人だから出征してらんだべさ。
そいだばそんだ。
なんだ人を馬鹿にして。
あの…主人はバイオリン弾きでした。
お〜。
バ…バイオリン?ああ〜。
そんなもんで食べていけね…。
ばっちゃや2017/10/27(金) 12:30〜12:50
ABCテレビ1
トットちゃん! #20[解][字]
辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く!「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化!
詳細情報
◇番組内容
昭和19年4月。戦況は悪化の一途をたどり、そんな中、黒柳家にも次々と苦難が押し寄せる。徹子(豊嶋花)の弟・明児と犬のロッキーを、相次いで失ってしまったのだ。悲しみも癒えぬ中、ついに父・守綱(山本耕史)に召集令状が届く。別れの日、夜行汽車で外地へ出発すると知った母・朝(松下奈緒)と徹子は、守綱を見送ろうと真っ暗な品川駅へ向かうが…?そして、東京への空襲が激しさを増し危険を察した朝は、ある決心をする!
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
高岡早紀、中村メイコ、豊嶋花(子役)、いしのようこ、宮川一朗太、凰稀かなめ、黒坂真美、竹中直人
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
星田良子
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』(アミューズ/ユニバーサルJ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)、角田正子(クリエーターズマネジメント)、菊地裕幸(クリエーターズマネジメント)
【協力プロデューサー】田原敦子(テレビ朝日)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/totto/
☆Twitter
https://twitter.com/totto_tvasahi
☆Instagram
https://www.instagram.com/totto_tvasahi/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
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日本語
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日本語(解説)
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