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岡山で謎のカマキリ発見、県内初 倉敷の自然史博物館で展示

岡山市内で採集されたムネアカハラビロカマキリの腹面=倉敷市立自然史博物館提供

 外来種か在来種かなどの正体が不明ながら近年、国内各地で発見例が相次いでいる謎のカマキリ「ムネアカハラビロカマキリ」が、岡山県内で初めて岡山市内で見つかり、倉敷市立自然史博物館(同市中央)で27日、標本の展示が始まった。

 発見したのは矢掛高の高橋元教諭(32)。9月18日、岡山市北区の林道を散策中、体長約7センチの見慣れないカマキリを見つけた。腹がオレンジ色の特徴からムネアカハラビロカマキリと判断。採集して標本にし、同博物館に寄贈した。

 同博物館によると、在来のハラビロカマキリの近縁種で一回り大きい。2010年に福井県で初めて確認された後、北陸、関東から九州まで発見例が急拡大。中国から渡ってきた可能性を指摘する報告もあるが、まだ種の同定ができず、学名もないという。

 学界や昆虫ファンの話題になっているカマキリが「岡山にもいるとは驚いた。今回の発見が研究の手助けになれば」と高橋教諭。同博物館の奥島雄一学芸員は「定着しているのかどうか。見つけたらぜひ知らせてほしい」と呼び掛けている。

 展示は11月30日まで(月曜休館)。
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