【大人の美術館】 クリムト作 「接吻」 

2017/10/28


こんばんは!ビー玉です。

本日は「大人の美術館」へようこそ( *´艸`)

ブログ仲間の風のましゅー氏が先週「大人の美術シリーズだ」と言ってくれたのが嬉しかったので、本日より週1回の美術の日は「大人の美術館」とさせていただきます。

これで、もう大人っぽい内容しかできなくなったぞww

本日は第一回目(?)として、モロ【18禁】のクリムト作「ダナエ」を紹介したいと思ったんですが・・準備不足と私の力量では「下品」になってしまうと判断して今回は回避!!私の大好きな「ダナエ」を私の文章で穢すわけにはいきませんので、またいつか準備が整い次第紹介しますね♪

今回は紹介するのは同じクリムト作「接吻」

恐らくクリムト作品の中でもっとも人気があると思われる作品です。
知らない人がいないくらいの有名絵画w

素直に素敵な絵だなとw・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

崖っぷちwで抱き合う男女・・この「崖」というシチュエーションが「恋の恍惚と儚さ」を描いたものだという説がありますが、私の見解は少し違います。

よかったら最後まで私ビー玉の妄想劇場にお付き合い下さい。

 

クリムトという人

 

グスタフ・クリムトとは、19世紀末~20世紀にかけて活躍した分離派の中心にいた画家で・・・とかって書いても面白くないので省きます(;´∀`)知りたい人は調べてね。

人となりはかなり変わっていて、人間不信の上に自分不信。おまけに人とのコミュニケーションもかなり面倒だというタイプだったらしくて・・・

「開封すると返事を書かなくてはいけなくなるから」と貰った手紙を未開封のまま定期的に燃やしていたというのは有名な話・・

余談ですが、私はその気持ちがちょっと分かって・・未読メールが溜まりすぎてくると(500通を超えたあたりから)フォルダごと消そうかなって何度か削除のボタンを押しそうになったのは内緒です|д゚) 大事そうなメールは拾て読むよw

そして、クリムトは自分にも興味を持てなかったようで、自意識が高い画家にしては珍しく自画像は残していません。

ちなみに風貌はこんな感じw(画像はWikiからお借りしました)けっしてイケメンではない・・

クリムトさんの名言
「題材として自分に興味はない。他人の方が面白い・・主に女性だけどねww」

外見は熊だし、手紙を出したって返事も帰ってこないし、マメさもなさそう・・

女性にモテるタイプじゃないくせに・・って、切り捨てるなかれ!!
尋常ではないほどモテました!!

アトリエには常に何人もの女性モデルが半裸で生活していて、そのすべてのモデルと関係を持っていて、非嫡出子も十数人いると言われています。

「才能」って全てのイケメン要素を凌駕しますねっ( ̄▽ ̄;)

いつも他の女性達と比較され、文字通り身体や心情のすべてをスケッチされる・・そんな生活は官能に満ちて、刺激的だったとは思うのですが・・・その状況に女性達が長く耐えられると思います??

たぶん、モデルは短期間で次々に入れ替わっていったんだろうなって想像します。

そんなクリムトと結婚するでもなく、半裸の女たちに加わるでもなく27年も連れ添った女性がいます。

「接吻」のモデルだと言われるエミーリエ・・
 
クリムトが唯一精神的に愛したと言われている女性です。

ちなみに、クリムト最後の言葉は「エミーリエを呼んでくれ」だったそうですよ・・

 

クリムトとエミーリエの関係

エミーリエは自分のファッションブランドを立ち上げ経営するといった当時にしては珍しい自立した女性でした。

27年も連れ添っていたのに、クリムトとはプラトニックな関係だっという識者も多いです。

私、個人の印象なんですが、「接吻」を見る限り、クリムトとエミーリエの関係は・・「プラトニックなハズないでしょ?」って思うんだけどどうだろう??

だけど、それはとても限定的なものだったのではないかと!!

クリムトとエミーリエの主なコミュニケーションツールは手紙でした。ただ、毎年夏になると、避暑地で一緒に過ごしていたようなので、おそらく他の女性たちがいない夏のこの短いひと時だだけ、濃密な関係を持っていたんじゃないかなって思います・・・

 

何故、限定的である必要があったのか?

 

エミーリエはクリムトの全てを受け入れて許容していたと言われていますが・・他の女たちに嫉妬の目を向けることはなかったんだろうか?

エミーリエが嫉妬心や独占欲をクリムトに向けないために、「限定的」という距離感 イコール「よけいなものは見ない」ということがとても大切だったんじゃないかなって想像しちゃいます。クリムトもそれを望んでいた気もしますし・・・

そんな、他者から干渉を受けない場所、2人だけしか存在しない世界。それが「接吻」における崖の上(崖っぷち)だったのではないかと私なんかは想像しちゃうんですよね・・・(;´∀`)

そして、クリムトが手紙を焼いていたという行動・・・
手紙はエミーリエとの大事なコミュニケーションツール、他の不必要に思える手紙に二人の仲を邪魔されたくないという気持もあったのかもしれません・・・
  

さて、真相はどうでなんでしょうね、ドロドロ方面とロマンチック方面、どっちにウエイトを置こうかと悩みましたが、ちょうどエリック・サティの「ジムノペディ」という優しい曲が流れていたので、ロマンチックチョイスしてみました(*´▽`*)~♡

バックに流れていたのが、同じくサティの、不安感をかきたてる「グノシエンヌ」とかだったら、まったく違った内容になっただろうなと思います。

・・・そんなものです。好きに楽しみましょう♪

 
本日は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログは土日は定休日です。次の更新は月曜日の23時の予定です・・たぶんね


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