デビッド・フィンチャー監督、現代のハリウッド映画の問題点を指摘
2017年10月23日 10:00
デビッド・フィンチャー監督
写真:INSTARimages/アフロ
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[映画.com ニュース] Netflixの新ドラマ「マインドハンター」の制作総指揮を手がけたデビッド・フィンチャー監督が、現代のハリウッド映画の問題をフィナンシャル・タイムズ紙のインタビューで指摘した。
ミュージックビデオから映画業界に入ったフィンチャー監督は、「セブン」「ファイト・クラブ」「ソーシャル・ネットワーク」「ドラゴン・タトゥーの女」などの話題作を手がけてきた。しかし、制作総指揮を手がけたテレビドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」をきっかけにテレビドラマに魅了され、「マインドハンター」ではシーズン1の全10話のうち4話で演出を手がけている。
映画よりもテレビドラマを好む理由について「映画ではキャラクターを描く時間がない」とフィンチャー監督は説明。「『大統領の陰謀』を見てくれ。すべてがキャラクターについてだ。だが、いまでは世界を滅亡から守ることだけになってしまっている。自分が作ることを許された映画ですら、登場人物が熟考するようなシーンはほぼない。ほとんどがカウントダウンのシーンだ」「いまでもスタジオのなかでより良い映画を作ろうと葛藤している人がいるし、仲の良い重役もいる。でも、スタジオ映画として作るときは、彼らも決められた枠に収めなくてはいけない。ロマンティックコメディか、不幸を描くアカデミー賞狙いか、スパンデックスを着た連中が登場する夏のスーパーヒーローの大作か、ほどほどの予算で作られる続編のいずれかだ」
映画界がこうした状況にあるなか、フィンチャー監督はテレビドラマに活路を見いだした。「マインドハンター」は1970年代を舞台に、2人のFBI捜査官が殺人事件を追うストーリーだが、派手なアクションやショッキングな展開に頼らず、キャラクター描写重視のスタイルで描かれている。「2人の登場人物が車内でコーヒーを啜りながら会話を交わすというシーンが5ページあっても構わない。人間関係が魅力的で、なにかを学ぶことができるならね」と明かしている。
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