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日本酒で京都一周してみよう!京都全域の日本酒30種類を飲み比べできる「京都酒蔵館」でお酒の魅力に目覚めてしまった

京都は酒どころとしても知られていますが、真っ先に思い浮かべるのは伏見など京都南部ではないでしょうか?しかし、実は京都北部~中部にかけても酒蔵はあります。そんな京都中の日本酒を網羅しているお店が四条烏丸にある「京都酒蔵館(きょうとさかぐらかん)」です。こちらには、「十五蔵の利き酒セット」があり、南部15蔵、北~中部15蔵の日本酒をそれぞれ飲み比べでき、お店にいながら、日本酒で京都一周ができてしまいます。京都観光のついでに訪れるのはもちろん、日本酒好きの仲間との忘年会にもオススメです。(四条烏丸・烏丸御池 忘年会・新年会

日本酒で京都一周してみよう!京都全域の日本酒30種類を飲み比べできる「京都酒蔵館」でお酒の魅力に目覚めてしまった

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こんにちは、 昼飲み好きのアカサカです!京都大阪の美味しいお店を食べ飲み歩いています。

突然ですが、日本酒はお好きですか?

京都といえば、いわずと知れた酒どころ。そんな京都中のお酒がいっぺんに楽しめる夢のようなお店がオープンしたのです。さっそく話題騒然。これは地元民のみならず、観光で京都へ来た方にもぜひ知ってほしい……!と思いまして、レポートさせていただきます!

 

日本酒京都一周!十五蔵の利き酒セットがツボを押さえすぎている

お店の名前は「京都酒蔵館」。四条烏丸にあります(詳しいアクセスは後ほど)。お昼から夜まで通し営業で日本酒を楽しめます。今回は、筆者と日本酒好きな友人とで行ってまいりました。

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京都府全域の銘酒が楽しめる日本酒専門店」と書いてありますが、まさにこの京都酒蔵館では、お店にいながらにして京都巡りができてしまうのです。しかも市内だけでなく「全域」ですからね!

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ずらり、樽も並んでいますね。

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縦に長~い店内。なんとカウンター席は15mもあるそうで、お一人様でもふらっと入りやすいですね。テーブル席でゆったりするのもいいです。

さて、こちらに来たらぜひ頼んでほしいのが「十五蔵の利き酒セット」(1800円)。その名のとおり、15蔵のお酒を飲み比べできちゃいます。

しかもこの利き酒セット、なんと2種類あるのです……!

伏見を中心とした京都南部バージョンと、宮津や丹後地方といった京都北中部バージョン、それぞれ15種類ずつ飲み比べできます。

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1セットで合計2合分ほどあり、2セット頼むと約4合。なかなかのボリュームですね。

店長の鎌田さんオススメは、2人くらいで来店し、利き酒セットをシェア、お互いに好みのお酒を探すというもの。こんなにたくさんの種類を楽しめる機会ってそうそうないので、たしかに自分好みを見つけるのが楽しそうです!

両方の利き酒セットを頼めば、日本酒京都一周したことに。ちなみに、これまで2セット(=京都一周分)を1人で頼んだツワモノも。しかも合計で5回来店されたとか。つまり、京都5周したことになりますね……!

 

さすがに1人で京都一周制覇は無理そうなので、今回は友人と2名で利き酒セット×2をお願いしました。

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これが京都一周分の日本酒だ!

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なかなか壮観です。メニュー表にお酒の名前が書いてあるので、これに照らし合わせながらいただきます。

 

お酒紹介

では、ここから京都一周に出発です!以下、この順番で紹介していきます。

・銘柄
・酒造会社名(所在)
・使用米
日本酒
・酸度
・お店からの一言
☆筆者アカサカの感想

ちなみに、こちらのお店は「お酒を楽しんでもらうために、これ以上の情報はあえて内緒にしたい」という考え。筆者の感想もあくまで個人的な意見にしか過ぎませんので、参考までにご覧くださいね。

 

まずは伏見のある【京都南部】からスタート!

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まずは、南部から。伏見の酒蔵がずらりと並びます。聞いたことのある銘柄や酒蔵も多いですね。こちらは左上から順番に飲むのがオススメとのことです。

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それでは、1種類ずつ紹介していきましょう。ちなみに、日本酒度がプラスに大きくなるほど辛口、マイナスになるほど甘口、酸度が高いほど芳醇、低いほど淡麗な味わいになる傾向があるといわれています。

「黄桜 特撰 純米吟醸
・酒造会社名:黄桜(伏見
・使用米:山田錦・雄町
日本酒度:+1/酸度:1.4
・お店からの一言:ふくよかな吟醸香と濃厚な旨味
☆飲みやすい!なじみのある味です。 

「純米酒 花洛 生もと(きもと)」
・招徳酒造(伏見
・使用米:五百万石・日本晴
日本酒度:+3/酸度:1.8
・お店からの一言:奥深い豊かな味わいと生酛(きもと)造り特有の食欲をそそる香り
☆口に入れた途端に、酒!って感じでガッツンとくる感じ。酒飲みの友人は男酒(灘のお酒系)が好きらしく、これくらいじゃないとね!と気に入っていました。

「蒼空 純米」
・酒造会社名:藤岡酒造(伏見
・使用米:美山錦
日本酒度:-1/酸度:非公開
・お店からの一言:華やかな香りに柔らかな口あたりとしっかりした旨味
☆これは飲みやすい!香りも口に残る感じも好みでした。

「富翁 純米吟醸
・酒造会社名:北川本家(伏見
・使用米:非公開
日本酒度:+3/酸度:1.3
・お店からの一言:「はんなり」という表現がふさわしいやわらかな口あたり
☆するっと飲みやすくて、ついつい飲み過ぎそう。日本酒度が+3と辛口寄りなのに、先ほどの「花洛 生もと」とは全く異なる味わい。筆者はこっちのほうが飲みやすかったです。

「玉乃光 酒魂 純米吟醸
・酒造会社名:玉乃光酒造(伏見
・使用米:非公開
日本酒度:+3/酸度:1.8
・お店からの一言:ほのかな米の旨味と高酸度のキレ味
☆口に入れると舌にふわんと広がる感じ。飲んだ後も広がりがほんわりと残るのが良い。

「純米酒 月の桂」
・酒造会社名:増田徳兵衛商店(伏見
・使用米:旭4号(京都伏見産)
日本酒度:+3/酸度:1.6
・お店からの一言:サラサラと喉をこす軽さの中に、力強さを感じられる味わい
☆これは軽い!飲みやすい!と思ったら、後からしっかりお酒感がやってくる。満足感のあるお酒。

「金鵄正宗(きんしまさむね) 純米酒」
・酒造会社名:キンシ正宗(伏見
・使用米:非公開
日本酒度:+4/酸度:1.5
・お店からの一言:調和のとれた淡麗辛口な味わい
☆これまで飲んだものと少し違っていて、味も香りも独特な感じがしました。お酒らしいお酒って感じなのかな。

京都五山の四季 純米」
・酒造会社名:鶴正酒造(伏見
・使用米:非公開
日本酒度:+2/酸度:1.6
・お店からの一言:まろやかで軽やかさも感じる甘みと優しさ
☆これは軽い!水みたいにさらりと飲めます。危ない危ない。

「澤屋まつもと 純米酒」
・酒造会社名:松本酒造(伏見
・使用米:五百万石
日本酒度:+7/酸度:1.3
・お店からの一言:爽やかな香りに、口あたりの優しい柔らかな旨み
☆筆者がよくいただくお酒。改めて見てみると、日本酒度けっこう高いんですね。辛口寄りだけど、さらさらっと飲めて香りも柔らかです。

「伝匠 月桂冠 純米吟醸
・酒造会社名:月桂冠(伏見
・使用米:山田
日本酒度/酸度:非公開
・お店からの一言:すっきりとした後味とフルーティな香り
☆香りが素敵!口に含んだときにきつい感じもしなくて飲みやすいです。

「豊祝(ほうしゅく)特別純米酒」
・酒造会社名:豊澤本店(伏見
・使用米:五百万石
日本酒度:+4/酸度:1.2
・お店からの一言:さわやかな香りとさらりとした飲み口
☆喉越しはしっかりしているけど、スッキリな感じ。口に入れたときは甘さも感じられる。

「神聖 純米酒」
・酒造会社名:山本本家(伏見
・使用米:ビワミノリ
日本酒度:+3/酸度:非公開
・お店からの一言:爽やかなのど越しとコクある味わい
☆香りがすんなりと入ってくる感じ。まったりと口に風味が残ります。

「英勲 純米酒」
・酒造会社名:齊藤酒造(伏見
・使用米:非公開
日本酒度:+3/酸度:1.2
・お店からの一言:透明感のあるスッキリとした軽快な味わい
☆香りが好みでした。するっと喉を通っていく感じがします。

「坤滴(こんてき)純米酒」
・酒造会社名:東山酒造(伏見
・使用米:山田
日本酒度:±0/酸度:1.4
・お店からの一言:余韻が長く、芳醇な旨みの深い味わい
☆口に含んだ瞬間に比べて、喉越しはキツくない。するっとしつこくない味わいです。

「城陽 特別純米酒60」 
・城陽酒造(城陽)
・使用米:祝
日本酒度:+5/酸度:1.8
・お店からの一言:祝特有の米の旨みと、シャープな酸が特徴の上品な味わい
日本酒度+7の「澤屋まつもと」より日本酒度が低いのに、こちらのほうがお酒感が強いと感じました。口の中にもしっかり残って力強い味わい。

うーん、同じ日本酒なのに味がぜんっぜん違う!こんなにたくさんの種類を一気に試せるって、自分の好みもわかって良いですね。

 

個性的なお酒が目白押し!【京都北中部】巡りへGo

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続いて、北中部にまいりましょう!こんなところでもお酒を作っているのか~と改めて知ることができるラインナップ。洛中の酒蔵には、あの俳優・佐々木蔵之介さんのご実家としても知られる佐々木酒造さんの名前もあります。

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南部は順番関係なしでしたが、こちらのセットは端っこからジグザグに飲み進めると、お酒の違いがわかりやすいとのことでしたので、順番通りにいただいてみます。

 

「伊根満開(いねまんかい)古代赤米酒長寿百年酵母」
・酒造会社名:向井酒造(伊根町)
・使用米:五百万石・古代米
日本酒度:−18/酸度:6
・お店からの一言:果実のような酸味とフルーティーな味わい
☆もはやお酒じゃなくジュースのよう!ロゼワインみたいに甘い!色もピンクでかわいらしいし、女子受けしそうなお酒です。日本酒苦手……という人にも受け入れられそう。

「酒呑童子 京女(しゅてんどうじ きょうおんな)特別純米」
・酒造会社名:ハクレイ酒造(宮津)
・使用米:五百万石ほか
日本酒度:−5〜−7/酸度:1.5~1.7
・お店からの一言:旨味、苦味のバランスが良い淡麗甘口
☆「酒呑童子」という名前なので、ガッツリくるイメージだったけど、全然そんなことないです。でも甘口過ぎるわけでもなく……ギャップがおもしろいお酒でした。

「初日の出 純米 北山の郷」
・酒造会社名:羽田酒造(洛中)
・使用米:京の輝き
日本酒度:−1/酸度:1.8
・お店からの一言:ふくよかな米の香りと芳醇かつまろやかな味わい
☆水みたいにサラッとした味わいで、よーく冷やしたら美味しそうだと思いました。同行した友人は「かき氷にかけて食べたい!」と。なるほどねー。

「翁鶴 丹波純米酒 やまはい」
・酒造会社名:大石酒造(亀岡)
・使用米:非公開
日本酒度:±0/酸度:1.8
・お店からの一言:まろやかさとコクを両立させたバランスの良い味わい
☆香りがしっかりしたお酒という印象。後味がほんわりとしていて、個人的には好みのタイプでした。

「与謝娘(よさむすめ)特別純米酒」
・酒造会社名:与謝娘酒造(与謝野町)
・使用米:五百万石
日本酒度:+3/酸度:非公開
・お店からの一言:キレの酸味と丸味のある芳醇な味わい
☆めちゃくちゃ飲みやすい。さらりとした口当たりで、後味もしつこくないです。

「弥栄鶴(やさかつる)山廃純米70」
・酒造会社名:竹野酒造(京丹後)
・使用米:京の輝き
日本酒度:+2/酸度:1.7
・お店からの一言:豊かな旨みが特徴的な味わい
☆香りがだいぶ強い!とはいってもキツさはなく飲みやすいです。スッキリ感のある味わい。

「玉川 純米吟醸 祝」
・酒造会社名:木下酒造(京丹後)
・使用米:祝
日本酒度:−5/酸度:1.5
・お店からの一言:甘味のある力強い味わい
☆ほんわりと甘い感じがした後にひょこっと酸味が出てくる感じ。柔らかい雰囲気のするお酒です。

「綾部の四季 純米酒」
・酒造会社名:若宮酒造(綾部)
・使用米:五百万石
日本酒度:+3.5/酸度:1.6
・お店からの一言:旨味のとろけたまろやかな口あたり
☆口に入れた時はまろやかでそれほどでもないのに、喉を通るとがっしりお酒感がしました。

「純米 ささ匠 丹山」
・酒造会社名:丹山(たんざん)酒造(亀岡)
・使用米:亀岡の自社栽培米
日本酒度:+3~4/酸度:1.6~1.8
・お店からの一言:飲み飽きしないやわらかな味わい
☆筆者は酒粕を買わせてもらっているのでなじみのある酒蔵さんでした。いつもは酒粕から作る甘酒をいただいていますが、お酒をいただいたのはこれが初めて。お酒らしい味わいだけど、ずっしりこなくて飲みやすい。たしかに飲み飽きないなぁというお酒でした。

「神蔵(かぐら)七曜 無濾過純米生原酒」
・酒造会社名:松井酒造(洛中)
・使用米:五百万石
日本酒度/酸度:非公開
・お店からの一言:淡麗辛口ながらも深みのある味わい
☆甘さ控えめ、少し酸味の感じられる味わい。あれ?飲んだことあるなと思っていたら、以前に同行の友人と行ったイベントでこのお酒を2人して飲んでいたそう(筆者は覚えてませんでした…)。

丹波一滴(純米酒)」
・酒造会社名:長老酒造(京丹波町)
・使用米:五百万石
日本酒度:+2/酸度:非公開
・お店からの一言:まろやかな旨みの中にもキリッとした飲み口
☆たしかに口当たりはまろやかな感じ。口に含んでいると甘みを感じます。初心者にも飲みやすそうなお酒。

「久美の浦(くみのうら) 純米吟醸

・酒造会社名:熊野酒造(京丹後)
・使用米:五百万石、京の輝き
日本酒度:+3/酸度:1.7
・お店からの一言:しっかりとした酸味、コク、重厚な味わい
☆しっかりした香りがあって、どっしりした感じ。後味もしっかり残って余韻が長い感じがしました。 

「白木久 KUMASAN(903)純米酒」
・酒造会社名:白杉酒造(京丹後)
・使用米:森のくまさん
日本酒度:+4/酸度:2.0
・お店からの一言:優しく穏やかな味わい
☆しっかりした味わいなのに、THE お酒!というキツさが全くなくて飲みやすいです。「森のくまさん」は熊本の有名なブランド米。酒米ではなく食用米でも美味しい日本酒は作れるのですね~。友人もこのお酒を大変気に入っていました。

「福知三萬二千石(ふくちさんまんにせんごく) 純米酒」
・酒造会社名:東和酒造(福知山)
・使用米:非公開
日本酒度:+8/酸度:1.5~1.8
・お店からの一言:辛口できりっとしたのど越し 旨みが強くしっかりとした味わい
日本酒度が+8ということで「どんだけ辛いんだ……」と思ったのですが、スッと入ってくる感じ。旨みがあって、でもキレも良くて、という味わいでした。

「美しい鴨川 純米酒」
・酒造会社名:佐々木酒造(洛中)
・使用米:京都産酒造米
日本酒度:+3/酸度:1.6
・お店からの一言:純米酒特有の幅のある味わい
☆良い意味でしつこくなくて飲みやすい!なじみやすい味だと感じました。毎日飲んでも飽きがこなさそう。

 

日本酒、奥が深すぎる

ここまで、京都一周分の日本酒をかけ足で紹介しました。

もちろん、人によって味覚はさまざまなので、筆者が「甘い」と感じたものも人によっては違った味わいに感じられると思います。

好みも人それぞれ。同行の友人は「灘の男酒」(ミネラル分を多く含む水で作ったお酒でキリッとした辛口が多い)、筆者は伏見の女酒」(ミネラル分をほどよく含む水で作ったお酒で、柔らかい口あたりのものが多い)が好きな傾向にあるようです。

 

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日本酒の味の表現として「甘口」「辛口」はよく聞きますよね。今回の飲み比べを経て、甘口・辛口にもそれぞれいろんな味わいがあるんだなぁ~ってことを体験したわけですが、甘口/辛口を決めるのは杜氏の腕なのだそう。てっきりお米、水、麹といった材料で決まってしまうものなのかと思っていました。

こうやってお話を聞きながら飲んでみると、日本酒への興味がどんどん増していきますね。すっかりハマってしまいそう……。

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今回紹介した15蔵の利き酒セットだと多すぎる、あるいは好きなものだけ飲み比べたい、という方にはこちら。「3種の利き酒セット」(1200円)もあります。お得さでは15蔵のほうが勝ちますが、こちらもこちらでじっくり飲み比べできて良いですね。好みが定まってきたらこっちを頼んでみようかな。

とにかく楽しみながらいろいろと飲んでみるのがオススメだそう。お店の方も、親切に相談にのってくれますよ。

 

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相談したら「こんなお酒あるんですけど」と店長さんが裏酒を出してくださることも!?ぜひぜひ気軽にお話してみてください。

 

料理もおいしい

美味しいお酒には美味しいつまみもほしいですよね。こちらの京都酒蔵館、もちろん料理にもこだわっています。

 

まずは、「お造り 3種盛り合わせ」(1人前 780円)。

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※上の写真が1人前です。

この日の盛り合わせはマグロ、タコ、さばでした。

 

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お造りに合わせる日本酒は、「澤屋まつもと」あたりでどうでしょう?

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サバは脂がのっていて美味!しっかりした味のお酒といただくのが良さそうだなーと思いました。

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焼き鳥三種盛り(480円この時はモモ・皮・砂肝の三種)

お肉料理には、山廃仕込みの「弥栄鶴」なんかも良いですね。揚げ物だったら生酛造りの「花洛」なんかが油に負けなくて相性良いかも。

 

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こちらは本日のメニューから選んだ「カンパチのもろみ味噌和え」(700円)。

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新鮮なカンパチはシャクシャクした食感、そこにもろみ味噌の甘みが合わさってもう!お酒が進まないわけがない。薬味のネギ、生姜と一緒にいただくと、また風味が変わって◎。すっきりめのお酒と合わせたいなと思いました。

 

ちなみに、京都酒蔵館には名物料理が3つあります。
1つめ:ごぼうの天ぷらをなぎなたに見立てた「弁慶」(700円)
2つめ:黒毛和牛の極上ホソを使った白味噌酒粕鍋「牛若丸」(1,200円)
3つめ:弁慶と牛若丸が出会った「五条大橋(2,800円)

どれも美味しそうなのですが、五条大橋の正体って何なのだろう……と気になったので注文してみました。

やってきたのは……

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\これが五条大橋だ!/

 

ずいぶんふっとい橋でご立派です。

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正体はうなぎでした。一本!

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うなぎの蒲焼の下にはタレがからまったご飯。シメに頼むとテンション上がります!といいつつ、お酒にも合うんだなー。

 

なぜ京都酒蔵館を出したのか

さて、日本酒とお料理を紹介しましたが、もう少しお付き合いください。なぜ京都酒蔵館のようなお店を出そうと思ったのか、店長の鎌田さんに聞いてみました。

鎌田さん、昔は「京都の酒=伏見」と思われていたとか。伏見京都南部)は酒どころとして有名なので、鎌田さんに限らず、そういうイメージを抱いている人は少なくないと思います。

しかし、ある日、鎌田さんが京都北部を訪れた際、ふと酒蔵を発見。「こんなところにも酒蔵がある!」という驚きから、京都中の酒蔵を調べてみると、実は中部にも北部にも酒蔵があることを知り、どんどん京都のお酒にのめり込んでいったそうです。

京都にいろいろな酒蔵があることを知ってもらいたい!伏見だけじゃもったいない!ということで、「お酒で京都巡りできるお店」を出したのだとか。 

 

実は京都には44もの酒蔵があるそう。たまに車で買い付けに行くことも……この時点で儲け度外視!熱いですね。メニューに載せられるほどの量を仕入れられないこともしばしば。だからこそ「裏酒」のお誘いにはのっかるのが吉ですよ。

 

お店の保存スペースの関係もあって、現在は1つの蔵につき1種類のお酒しか取り扱いができていないそう。鎌田さんとしては少し残念とのことですが、それでもスゴいよなぁと思います!なお、15蔵の利き酒セット含め、あえて純米酒を中心に揃えているそうですが、今後は利き酒セットの銘柄を変えることも検討しているそう。こ、これは、今後もこまめに通わないといけないやつ……!

 

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筆者がお邪魔したときは全て冷やでの提供でしたが、寒くなってきたら燗ものも出す予定とのこと(利き酒セットは除く)。温度によって風味がガラッと変わるので、燗も楽しんでほしい!とおっしゃっていました(特に「全く味が変わる!」と教えてもらった向井酒造の「伊根満開」が個人的には楽しみです)。 

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こういったイベントもよく開催されているようです。お店のFacebookページなどをチェックしてみてくださいね。

 

京都酒蔵館へのアクセス

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京都酒蔵館の場所は、京都烏丸エリア。JR京都駅からなら、市営地下鉄で四条駅下車、6番出口を出たら、仏光寺通へ。ファミリーマートのところを曲がった先にあります。

京都に来たらぜひ立ち寄ってほしい素敵なお店です。日本酒京都一周、楽しんでみてくださいね!

 

紹介したお店

店名:京都酒蔵館(きょうとさかぐらかん)
住所:京都京都市下京区仏光寺通室町東入釘隠町236 寅ビル1F
TEL:075-354-5353
お店のFacebookページ:https://ja-jp.facebook.com/kyotosakagurakan/

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。 

 

京都忘年会おすすめ店

r.gnavi.co.jp

 

プロフィール

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アカサカナツコ

食べて飲んでうろうろして、がまぐちも作ってます。

ブログ:http://assak-karakara.hatenablog.com/
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