時代はすでに、ハイテク農業。
NTTがICTに力を入れていたり、パナソニックが作物の味までコントロールできる野菜工場を手がけていたりと、農業を取り巻く世界はどんどん変わってきています。農業ってワールドワイドな市場ですものね。ヤンマーの自律走行ロボットトラクターも含めてこの分野、熱い!
大規模農場用のシステムやプロダクトだけではありませんよ。家族でカバーする農場用にも、これは便利という品が登場してきています。百姓の来年を考えるNKCイノベーションプロジェクトの「agbee(アグビー)」もその1つです。
作物を収穫してコンテナに入れ、台車に載せて押していく。この労働をカバーしてくれるのがアグビーです。自動的に人のあとをついてきますし、荷台を高くあげることもできるので積み下ろしもラク。
腰がキツくないってだけでも農業にチャレンジしてみたい!という僕みたいな人は、ほかにもいるはずきっと。
走行時、土壌に埋め込んだセンサーと通信をおこない、気温・温度・日射量・水分量・湿度・pHなどを計測。収穫量や収穫位置のデータも記録してクラウドサーバーに投げ込むことで、畑の状態を視覚的に確認できるようになります。
自律移動&農薬散布なども可能で、クラウドサーバー側では計測したデータから将来の収穫量や市場取引価格を予測することもできます。アタマはいいし、小規模な農場でもスピードスプレイヤー(背の低い農薬散布車)の効能を持ち込むことができるとは!
小規模農家の高付加価値型農業は、農林水産省や国土交通省もマークしている重要な分野。ちょっとちょっと、ハイテク農業やっといたほうがいいんじゃない?というココロの声が聴こえてきましたよ、どうしよう。
Photo: 武者良太 via NKCイノベーションプロジェクト
Source: NKCイノベーションプロジェクト, NTT, パナソニック
(武者良太)