国連 日本の核廃絶決議案に不満相次ぐ
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ニューヨークの国連本部で開かれた委員会で、日本が提出した核兵器の廃絶を呼びかける決議案について、ことし初めて採択された核兵器禁止条約への言及がないなどと不満を表明する発言が相次ぎ、27日の採決でどれだけの支持を得られるか注目されます。
国連本部で開かれている軍縮問題を扱う第1委員会では、26日、各国が提出した核軍縮に関する決議案について意見が交わされました。
日本はこれまで24年連続で核兵器の廃絶を呼びかける決議案を提出し、採択されてきました。
今回、日本が提出した決議案は、北朝鮮の脅威を踏まえ、安全保障の重要性を強調する一方、アメリカや日本などが反対し、核兵器の非保有国などの賛成で、ことし7月、初めて採択された核兵器禁止条約には言及していません。
委員会では、南アフリカやブラジルなど条約の推進国から支持できないという声が相次ぎ、このうち、去年日本の決議案の共同提案国だったオーストリアのハイノツィ軍縮大使は「核軍縮より各国の信頼醸成が先だとしており、核兵器を禁止する歴史的な合意を反映していない」と述べて、棄権する考えを示しました。
これに対して、日本の高見澤軍縮大使は「決議案は実践的で確かな方法で核軍縮を前進させることを目指している」と述べて、理解を求めました。
日本の決議案の共同提案国は、現時点で70か国余りと去年の108か国を大きく下回っていて、27日に予定されている採決でどれだけの支持を得られるか注目されます。
日本はこれまで24年連続で核兵器の廃絶を呼びかける決議案を提出し、採択されてきました。
今回、日本が提出した決議案は、北朝鮮の脅威を踏まえ、安全保障の重要性を強調する一方、アメリカや日本などが反対し、核兵器の非保有国などの賛成で、ことし7月、初めて採択された核兵器禁止条約には言及していません。
委員会では、南アフリカやブラジルなど条約の推進国から支持できないという声が相次ぎ、このうち、去年日本の決議案の共同提案国だったオーストリアのハイノツィ軍縮大使は「核軍縮より各国の信頼醸成が先だとしており、核兵器を禁止する歴史的な合意を反映していない」と述べて、棄権する考えを示しました。
これに対して、日本の高見澤軍縮大使は「決議案は実践的で確かな方法で核軍縮を前進させることを目指している」と述べて、理解を求めました。
日本の決議案の共同提案国は、現時点で70か国余りと去年の108か国を大きく下回っていて、27日に予定されている採決でどれだけの支持を得られるか注目されます。
河野外相「採択されることに期待」
河野外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、「決議案の最大の目的は、核兵器禁止条約によって、核兵器国と非核兵器国の間や、非核兵器国の間の分断も深まったことから、核廃絶に向けた共通の基盤を作ることと、核兵器国をもう一度、核軍縮にしっかりとコミット・関与させることだ。核兵器禁止条約に入らなかった国や、条約に賛成した国、それに核兵器国から、決議案に賛成する国が出て、採択されることを期待している」と述べました。
国連 日本の核廃絶決議案に不満相次ぐ
ニューヨークの国連本部で開かれた委員会で、日本が提出した核兵器の廃絶を呼びかける決議案について、ことし初めて採択された核兵器禁止条約への言及がないなどと不満を表明する発言が相次ぎ、27日の採決でどれだけの支持を得られるか注目されます。
国連本部で開かれている軍縮問題を扱う第1委員会では、26日、各国が提出した核軍縮に関する決議案について意見が交わされました。
日本はこれまで24年連続で核兵器の廃絶を呼びかける決議案を提出し、採択されてきました。
今回、日本が提出した決議案は、北朝鮮の脅威を踏まえ、安全保障の重要性を強調する一方、アメリカや日本などが反対し、核兵器の非保有国などの賛成で、ことし7月、初めて採択された核兵器禁止条約には言及していません。
委員会では、南アフリカやブラジルなど条約の推進国から支持できないという声が相次ぎ、このうち、去年日本の決議案の共同提案国だったオーストリアのハイノツィ軍縮大使は「核軍縮より各国の信頼醸成が先だとしており、核兵器を禁止する歴史的な合意を反映していない」と述べて、棄権する考えを示しました。
これに対して、日本の高見澤軍縮大使は「決議案は実践的で確かな方法で核軍縮を前進させることを目指している」と述べて、理解を求めました。
日本の決議案の共同提案国は、現時点で70か国余りと去年の108か国を大きく下回っていて、27日に予定されている採決でどれだけの支持を得られるか注目されます。
河野外相「採択されることに期待」
河野外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、「決議案の最大の目的は、核兵器禁止条約によって、核兵器国と非核兵器国の間や、非核兵器国の間の分断も深まったことから、核廃絶に向けた共通の基盤を作ることと、核兵器国をもう一度、核軍縮にしっかりとコミット・関与させることだ。核兵器禁止条約に入らなかった国や、条約に賛成した国、それに核兵器国から、決議案に賛成する国が出て、採択されることを期待している」と述べました。