記者会見で謝罪する福井県池田町教育委員会の内藤徳博教育長(右)ら=15日、同町

 福井県池田町池田中の男子生徒の転落死が自殺と公表された翌日の16日から19日にかけて、同町教委に批判などの電話が約370件寄せられていることが分かった。報告書(要約)が19日アップされた町ホームページへのアクセスも集中し、一時つながりにくくなった。

 町教委によると、電話の内容は学校側の責任を追及する批判や苦情などがほとんどで、県外からが多い。町役場にも電話は掛かり、18日が多かったという。

 町は19日午前9時半に報告書をアップした。通信社が報道したこともありアクセスが集中。町職員もアクセスできなくなり、午前11時ごろ管理会社に連絡した。

 町総務政策課によると、この日のアクセス数は1万件を超えた。平時のアクセス数は1日平均100~200件ほどで、過去の不祥事の際に約6千件まで増えたことがあったが、アクセスできなくなることはなかったとしている。

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