ちまたで、「iOS 11から写真と動画の形式が変わった!」と話題になったけれど、いきなりそんな事を言われても良く分からないよね。
今回は、その辺の話をしてみようと思う。
iOS 11から、一部機種のカメラアプリの設定に「フォーマット」という項目が加わった。
このOSにバージョンアップした「iPhone 7 Plus」のカメラの設定画面には「フォーマット」がある。一方、同様にバージョンアップした「iPhone 6s」には、その項目がない。
つまり、「フォーマット」が加わったのはiPhone 7/7 Plus以降のモデルのみということになる。
その「フォーマット」の中を見ると、「高効率」と「互換性優先」の2つが選べるようになっている。
互換性優先を選ぶと、静止画はJPEG形式、動画はH.264形式で保存される。つまり従来通りである。
それに対し、高効率を選ぶと静止画は「HEIF形式」、動画は「HEVC形式」で保存されるのである。
そもそも、「HEIF」と「HEVC」はどう読むのか。まずはそこから確認する。
「HEIF」はそのままアルファベットを「エイチイーアイエフ」と読ものも良いけれど、ちょっと面倒なので普通は「ヒーフ」と読むことが多い。「ヒーフ」です。Appleのプレゼンテーションでも「ヒーフ」と言ってるから間違いない。
HEIFは「High Efficiency Image File Format」の略。日本語にすれば「高効率画像フォーマット」という感じだ。
「HEVC」は……どうもうまく読めないようで、Appleのプレゼンテーションでは「エイチイーブイシー」と普通にアルファベットを並べて読んでいた。それだとスマートじゃないから、いっそ「ヘブシっ」と読むのは……「お前はもう死んでいる」って言われそうでダメですね、はい。
HEVCは「High Efficiency Video Codec」の略。日本語にすれば「高効率ビデオコーデック」という意味になる。
Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.